朝鮮時代の鮮やかな建築に一目惚れ！？「済州牧官衛址」に行こう！

済州牧官衛址は、朝鮮時代の済州の政治、行政の中心であった、いわば「官庁」の跡です。済州の歴史に触れられる史跡の見どころをご紹介します。

１．済州牧官衛址とは？

14世紀末から20世紀初頭の朝鮮時代、済州道の政治・行政の中心地であった場が、済州牧官衛です。韓国の史跡指定をされています。一旦観徳亭以外は焼失、破壊などでなくなりましたが、1991～1998年に発掘調査を行い、遺跡、出土品と文献をもとに2002年に復元したものが現在の姿です。

２．済州牧官衛址の見どころ

観徳亭は、済州で一番古い木造建築物で、朝鮮時代初期に兵士の訓練と武芸修練場として建てられたものです。韓国の文化財指定にあたる宝物指定を受けています。 友蓮堂は宴の場の場として作られた建物です。その手前の蓮池は、火災発生や敵が侵入するなどの事態に備えるためのものです。 勤めていた牧使たちが休息する場として使用していたのが「橘林堂」です。周囲にはみかんが植えられており、ここで牧使は詩や囲碁を嗜んでいました。 延曦閣は、牧使の執務していました。また軍務を行う軍官が執務を行う建物の瀛州協堂や軍務と牧使を兼ねた節制使が執務をする弘化閣などの建物もあります。 済州牧官衛址の片隅には、トルハンバンもあります。優美な建物の中にちょっと癒されるかわいいらしいトルハンバンにも要チェックです。

３．実際に行った人の口コミ