tsuda
「温泉のランキング」って、江戸時代からあったことご存知ですか。寛政期に流行した「温泉番付」というもので、相撲のように温泉を効能の高さによってランク付けしたものです。ちなみに当時の相撲には横綱がなく大関が最高位。西日本の大関は有馬温泉で、東は草津温泉でした。人間が考えることって、いつの時代も大差ないですね。6.伊東温泉/静岡県
開湯は平安時代と古く、江戸時代には徳川家光に湯を献上したと伝えられています。明治以降は、幸田露伴や川端康成など多くの文豪から愛されてきました。戦後はとくに歓楽街温泉として発展。社員旅行の定番の地となり、大型バスが何台も連なって伊東を訪れました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~akiesumi/itou.htm
現在も市内には大型ホテル・旅館に加え、昔ながらの共同浴場、足湯や手湯もあります。街歩きの途中で気軽に温泉を楽しめるのが特徴です。
ハトヤホテル
CMで有名なハトヤホテルは、昭和の良さを残したシックさが特徴です。大型ホテルですが、大浴場は混み合うことなくゆったりと入浴でき、海も一望できて最高です。
http://hatoyagroup.jp/group/bus/index.html
料理は海鮮物を中心にした和洋中が楽しめます。その場で揚げる天ぷらやお寿司、自分で作れるタコヤキや綿菓子は子供にも人気があります。朝食バイキングも、品数が豊富で大満足です。
■ 基本情報
- ・名称: ハトヤホテル
- ・住所: 静岡県伊東市岡1391
- ・アクセス:東駅より送迎バス有12:30-17:30(定時運行30分毎)
石橋ICから90分(東京方面から)、沼津ICから80分(大阪方面から) - ・料金: 一人1万1000円前後~
7.白浜温泉/和歌山県
『日本書紀』に当時の天皇が訪れたことが記載されているほど歴史が非常に古い温泉で、日本三古湯のひとつに数えられています。近年も開発が続けられ、海岸沿いには温泉施設、宿泊施設が立ち並び、西日本有数のマリンリゾートとして発展しています。
http://www.twojlaptop.net/
浜千鳥の湯 海舟
白浜温泉の高級ホテルとして有名な海舟。宿めぐり、湯めぐりといった趣向が随所に凝らされています。宿めぐりでは、海が間近で見えるラウンジなどでくつろぐことができます。湯めぐりでは、海と空の青に挟まれたような「浜千鳥の湯」、貸切露天風呂の「梅香の湯」などを堪能。
http://allabout.co.jp/gm/gc/391113/
料理には、豊かな自然と風土に育まれた熊野地域の素材が生かされています。なかでも、トップレベルの肉質と風味を備えた黒毛和牛は絶品です。
■ 基本情報
- ・名称: 浜千鳥の湯 海舟
- ・住所: 和歌山県西牟婁郡白浜町1698-1
- ・アクセス:JR紀勢本線 白浜駅より車で約15分
南紀白浜空港より車で約10分 - ・料金: 一人2万円前後~
8.草津温泉/群馬県
江戸時代には温泉番付で当時の最高位である東大関に格付けされていました。もくもくと煙に包まれた町並みは、まさに日本を代表する温泉街です。
http://www2a.biglobe.ne.jp/marusan/phkusatsuonsen1.html
泉質は酸性泉で、皮膚病・神経痛・糖尿病などに効能があります。自噴する温泉の湯量は極めて豊富で、温度も50-90度前後と高いのが特徴です。そのため、草津節などを唄いながら木の板で温泉をかき回し、湯温を下げる「湯もみ」を行ってきました。今も観光客向けに実演しています。ホテルヴィレッジ
「森林の自然環境」「温泉資源」を最大限に活かしたホテル。アットホームで安全な施設を多数完備しており、とくにファミリーやシニア、学生の合宿などに適しています。フォレストステージやパターゴルフ、釣堀、森林浴施設など、アウトドア・アミューズメントの充実ぶりは関東随一。
http://www.sumayado.jp/hotel/detail/00544-001/
料理は和洋中とそろっており、群馬の素材を生かしたフレンチ、品数豊富なバイキングなど、目移りしてしまうことウケアイです。
■ 基本情報
- ・名称: ホテルヴィレッジ
- ・住所: 群馬県吾妻郡草津町618
- ・アクセス: 「関越自動車道」渋川伊香保ICより約90分
「上信越自動車道」碓氷軽井沢ICより約60分 - ・料金: 一人1万2000円前後~
9.道後温泉/愛媛県
3000年の歴史を誇る日本最古級の温泉。万葉集にも記述があり、日本三古湯のひとつに数えられています。
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/16128/16128.html
シンボルは「本館」と呼ばれる歴史ある建物で、夏目漱石が松山中学の英語教師として赴任した頃に完成しました。漱石は豪華な作りに感動し、何度も道後温泉に通っています。そして、小説『坊つちやん』にも道後温泉は登場しています。
茶玻瑠
露天風呂に入って眼下に見えるは松山城。さらに遠くには石鎚連峰が望めます。伝統の湯にゆっくりとつかっていると、時間が過ぎるのを忘れてしまうでしょう。
http://hotel.homemate-navi.com/dtl/00000000000000474428/
料理のスケールもド派手で、270坪の広々としたオープンキッチン・ダイニングで作られます。カウンターでは料理人によるお料理パフォーマンスもあり、夢を見ているような感覚になります。
■ 基本情報
- ・名称: 茶玻瑠
- ・住所: 愛媛県松山市道後湯月町4-4
- ・アクセス: 私鉄伊予鉄道線道後温泉下車徒歩5分
JR予讃線松山駅下車タクシー15分 - 松山空港から車で30分
- ・料金: 一人1万4000円前後~
10.伊香保温泉/群馬県
「365段の石段」がシンボルの伊香保温泉。両側には温泉旅館や土産屋が連なり、風情ある温泉街になっています。温泉の歴史は古く、万葉集にもその名が登場しています。現在の温泉街が形成されたのは戦国時代。長篠の戦いで負傷した武田兵の療養場所として武田勝頼が当時上州を支配していた真田昌幸(真田幸村の父)に命じ、整備されたのです。石段もこのときにできました。
明治時代以降は竹久夢二、徳富蘆花、夏目漱石、萩原朔太郎、野口雨情など文人が多く訪れた他、御用邸やハワイ王国大使別邸なども作られました。
群馬の食材を生かした料理も自慢のひとつ。上州牛は脂身が甘く、しゃぶしゃぶやステーキは想い出の逸品になること間違いなし。
ホテル松本楼
特徴異なる二つの湯が自慢のホテル。「こがねの湯」は万葉の時代から湧き続けている茶褐色の温泉で、切り傷、火傷などへの効能があります。「しろがねの湯」は平成から湧出した無色透明の湯で、湯あたりが良く体が温まります。
http://blogs.yahoo.co.jp/star0044720/38341359.html
群馬の食材を生かした料理も自慢のひとつ。上州牛は脂身が甘く、しゃぶしゃぶやステーキは想い出の逸品になること間違いなし。
■ 基本情報
- ・名称: ホテル松本楼
- ・住所: 群馬県渋川市伊香保町伊香保164
- ・アクセス: JR上越線渋川駅よりバスで見晴下下車
関越自動車道渋川・伊香保ICより約10km - ・料金: 一人1万1000円前後~