港町として古くから栄える、宮城県石巻市。いま、地元の人や街に移住してきた若い人など、石巻を愛する人たちによる新しいお店がオープンし、魅力的なスポットが増えています。今回は石巻駅から徒歩10分ほど、市内中心部にある商店街「アイトピア通り」周辺のお店を3店ご紹介します。
街歩きのスタートに訪れたのは、旧北上川ほとりにある「橋通りCOMMON」。2015年4月にオープンした、コンテナやトレーラーハウスを利用した小さなお店が7つ集まるスポットです。
「CAFE NATURAL INFINITY (カフェナチュラルインフィニティ)カナイ」。長野県出身の女性が切り盛りする、石巻の食材や自然食品を使ったお店
お店は、震災のボランティアとして石巻へ来たあと、そのまま住むようになった人が開いた飲食店が中心。イタリアン、焼き鳥、それぞれの出身地と石巻の食材をコラボレーションした料理も豊富。好みの料理をテイクアウトしたら、共有スペースのテーブルで自由に食べることができますよ。
この日選んだのは、「CAFE NATURAL INFINITY カナイ」の「スタンダードタコライススペシャル」(小・750円)。ひき肉とアボカドペーストがたっぷりで、レタスも多めなのが女性にうれしいポイント。ちりばめられたタコスチップスが、味と食感のアクセントになっています。
「スタンダードタコライススペシャル」(小・750円)
「COMMON」とは「共有」の意味。地元の人も観光客もみんな集まって、街ににぎわいを生む、交流の場になってほしいという願いが込められています。食事はもちろん、お店の人との会話も楽しんでみてくださいね。
ギャラリーでの展示や、ステージでライブが行なわれていることも
現在本棚に並ぶのは2000冊ほどだが、米倉さんの雑誌コレクションは全部で4000冊以上!
「コミュニティカフェ・かめ七」(通称「コミかめ」)は、創業150年以上の「かめ七呉服店」の奥にあるオープンスペース。背の高さ以上もある大きな本棚2つと、木のテーブル、ベンチが置かれたこぢんまりとした空間です。本棚には、店主の米倉さんが学生だった1970~80年代、写真好きが高じて購入していた雑誌の中から約2000冊がずらり。オリジナルデザインの「かめタオル」(250円)を購入すれば、いつでも自由に来て本を読むことができます。
創刊当時のan・anやnon-noをはじめ、ポパイ、オリーブ、ぴあ、幻のまんが雑誌COMなど、誰もが知る雑誌からマニアックなものまで圧巻のラインナップ。レトロな表紙に惹かれて手に取りページをめくると、当時のファッションやカルチャーが垣間見え、思わず時間を忘れて読みふけってしまいそう。もともとは震災後に、ボランティアの人たちが集う交流の場として誕生した「コミかめ」。セルフサービスのコーヒー(1杯100円)もあり、iPadやインターネット回線も利用できるので、旅の休憩スポットにもおすすめです。
無垢材のぬくもりに包まれ、壁には大きな木のイラスト。店内にはキッズスペースも
2015年7月にオープンした「Tree 小さな森のカフェ」。食事やスイーツメニューの多くに、美容と健康にいいココナッツオイルが使われているほか、身体や肌の悩みに合わせたブレンドハーブティーも味わえる、女性にうれしいカフェです。
「ワッフル」(700円)、ハーブティー「ハッピーブレンド」(500円)
パンケーキやチョコレートケーキ、季節のタルトなどがそろうスイーツメニューから「ワッフル」(700円)をオーダー。ソースはメープル、はちみつ、チョコ、キャラメルから2種類まで選ぶことができます。店員さんのおすすめで、はちみつとキャラメルをいただきました。ほおばると、外はカリッ、中はふんわり。生地にはココナッツオイルのほか甘酒も使用されており、ほんのりやさしい甘さです。 ドリンクはハーブティー「ハッピーブレンド」(500円)を。女性特有の症状や冷えを和らげてくれる効果があり、フルーティーで酸味が強めですが、別添えのはちみつを加えるとマイルドに。歩き疲れた体にじんわりしみわたります。
訪れる人を笑顔で迎え、別れ際には「またゆっくり来てね」と笑顔で声をかけてくれる町、石巻。あたたかな出会いがいっぱいの町を訪ね歩いてみませんか?
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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街ににぎわいを生む場所「橋通りCOMMON」
街歩きのスタートに訪れたのは、旧北上川ほとりにある「橋通りCOMMON」。2015年4月にオープンした、コンテナやトレーラーハウスを利用した小さなお店が7つ集まるスポットです。
お店は、震災のボランティアとして石巻へ来たあと、そのまま住むようになった人が開いた飲食店が中心。イタリアン、焼き鳥、それぞれの出身地と石巻の食材をコラボレーションした料理も豊富。好みの料理をテイクアウトしたら、共有スペースのテーブルで自由に食べることができますよ。
この日選んだのは、「CAFE NATURAL INFINITY カナイ」の「スタンダードタコライススペシャル」(小・750円)。ひき肉とアボカドペーストがたっぷりで、レタスも多めなのが女性にうれしいポイント。ちりばめられたタコスチップスが、味と食感のアクセントになっています。
「COMMON」とは「共有」の意味。地元の人も観光客もみんな集まって、街ににぎわいを生む、交流の場になってほしいという願いが込められています。食事はもちろん、お店の人との会話も楽しんでみてくださいね。
橋通りCOMMON(はしどおりコモン)
- [住所] 石巻市中央2-8-9
[TEL] 080-5741-8856
[時間] 10:00~22:00(L.O.)
[休] 火曜
雑誌好きにはたまらない!「コミュニティカフェ・かめ七」
「コミュニティカフェ・かめ七」(通称「コミかめ」)は、創業150年以上の「かめ七呉服店」の奥にあるオープンスペース。背の高さ以上もある大きな本棚2つと、木のテーブル、ベンチが置かれたこぢんまりとした空間です。本棚には、店主の米倉さんが学生だった1970~80年代、写真好きが高じて購入していた雑誌の中から約2000冊がずらり。オリジナルデザインの「かめタオル」(250円)を購入すれば、いつでも自由に来て本を読むことができます。
創刊当時のan・anやnon-noをはじめ、ポパイ、オリーブ、ぴあ、幻のまんが雑誌COMなど、誰もが知る雑誌からマニアックなものまで圧巻のラインナップ。レトロな表紙に惹かれて手に取りページをめくると、当時のファッションやカルチャーが垣間見え、思わず時間を忘れて読みふけってしまいそう。もともとは震災後に、ボランティアの人たちが集う交流の場として誕生した「コミかめ」。セルフサービスのコーヒー(1杯100円)もあり、iPadやインターネット回線も利用できるので、旅の休憩スポットにもおすすめです。
コミュニティカフェ・かめ七
- [住所] 石巻市中央2-4-18 かめ七呉服店内
- [TEL] 0225-22-0506[時間] 10:00~18:00
- [休] 火曜、第1水曜
緑に囲まれ心なごむ「Tree 小さな森のカフェ」
2015年7月にオープンした「Tree 小さな森のカフェ」。食事やスイーツメニューの多くに、美容と健康にいいココナッツオイルが使われているほか、身体や肌の悩みに合わせたブレンドハーブティーも味わえる、女性にうれしいカフェです。
パンケーキやチョコレートケーキ、季節のタルトなどがそろうスイーツメニューから「ワッフル」(700円)をオーダー。ソースはメープル、はちみつ、チョコ、キャラメルから2種類まで選ぶことができます。店員さんのおすすめで、はちみつとキャラメルをいただきました。ほおばると、外はカリッ、中はふんわり。生地にはココナッツオイルのほか甘酒も使用されており、ほんのりやさしい甘さです。 ドリンクはハーブティー「ハッピーブレンド」(500円)を。女性特有の症状や冷えを和らげてくれる効果があり、フルーティーで酸味が強めですが、別添えのはちみつを加えるとマイルドに。歩き疲れた体にじんわりしみわたります。
Tree 小さな森のカフェ
- [住所] 石巻市中央2-1-16 中央ビル1F
[TEL] 050-5787-9594
[時間] 11:30~15:00(閉店は16:00)、ランチは~14:00、木・金・土曜は18:00~22:00も営業
[休] 月曜
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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