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京都府長岡京市の住宅街の一角にある、人知るぞ知るココロの癒しスポットです。美しい緑が映える芝生の上では、普段の忙しさを忘れてしまいます。地元では古くから「王塚」と呼ばれる神秘的な場所で、ちょっとコワイ!?伝説も残されていたりもしますが、心穏やかな、そして少しゆっくりとした時間を費やしてみてはいかがでしょうか。
1.「今里大塚古墳公園」とは?
「古墳公園」の名前の通り、直径45mの墳丘が目印です。前方後円墳もしくは円墳と諸説あるこの古墳は地元では「王塚」と呼ばれ崇められてきました。奈良県の明日香村の石舞台古墳とも関連があるとも言われている、古のスポットです。古墳の周辺は美しい芝生が目を引く広場があります。芝生の上で寝転んだり、自由に過ごすことができます。残念ながら、墳丘へは古墳保護のため立ち入りはできませんのでご注意を!
2. 今里大塚古墳公園の魅力
何といっても、乙訓地方最大級の墳丘であることです。長さが45mもあります。まん丸な緑のドームのように見えて、ココロが洗われるようです。周囲は遊歩道になっており、公園の裏側から緑地帯へと道が続いていますので、ファミリー、カップルで散歩をしながら自然を満喫するのもオススメですし木陰や東屋もありますので、お一人で物思いに耽るも良いでしょう。
3.見どころ・お勧めポイント
「たたり」の伝説!?
実は「古墳を開墾すると【たたり】がある」との昔話があります。この地で繁栄を誇った豪族の墓とも言われており、ここを耕したりする怪我をしたり、時には生命に関わる事態になってしまった人もいたそうで、 怖れて立ち入る事のない土地だったそうです。古墳から大蛇が天に昇るところを村人達が見たという伝説も残されています。なんとも神秘的な話ですね。
しかし、地元の方がおっしゃるには「幼き頃は古墳は遊び場だった。たたりの伝説は、あくまで古墳に対する誇りから来ていると思う。」との事ですのでご安心を。
都市公園として整備【お子様と一緒に探検!】
古き時代には「たたりがある」と言われた古墳も今では都市公園として整備されています。特筆すべきは、周辺住民のために屋外避難場所に指定されていることです。ベンチは災害時には仮設トイレになるそうです。また舗装されていますので、車いすの方でもお楽しみいただけるスポットです。自然と古の時代に癒されながら、お子様と周囲を探検されてはいかがでしょうか。季節が良ければ沈丁花の花を愛でることもできますし、遊歩道から裏手の緑地帯へ足をのばしてみると、日常では気づかない自然の息遣いに子どもたちも大興奮することでしょう。
周辺の見どころと合わせてハイキングを楽しんだり、お弁当を持参してのピクニックもオススメです。
今里大塚古墳公園と合わせて訪れたい【長岡天満宮】
道を挟んですぐ近くには菅原道真公を祀る長岡天満宮があります。道真公が九州・福岡の太宰府に左遷されるとき名残を惜しんだ地としての伝説が残されています。市民からは「天神さん」と親しみを込めて呼ばれているほどです。春は市指定の天然記念物の推定樹齢150年の「きりしまつつじ」が満開になる様は必見です。また秋は「隠れた紅葉のスポット」として多くの方が参拝されます。
4.口コミ
この乙訓地方の首長は、当時乙訓郡だけでなく、葛野郡等京都盆地北部一帯を支配下に置いていたのではないかとする説もある。地元では古くから「王塚」と呼ばれて来たと云う。
http://blog.goo.ne.jp/tommz_1938/e/e4300f8e7bec8c95d5ea698f74b693b9
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称:今里大塚古墳公園
- ・住所:〒617-0824 京都府長岡京市天神五丁目地内
- ・アクセス:長岡天神駅から徒歩で15分
- ・電話番号:075-951-2121(長岡京市)
- ・料金: 無料
- ・所要時間:30分
- ・オススメの時期:春から秋にかけて
- ・公式サイトURL:http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000000946.html
気が付かないと通り過ぎてしまいそうな穴場のスポットですが、由緒ある昔話にあふれています。お子様と一緒に歴史を回顧しながら、自然を満喫する「小さな探検」に出かけてみてはいかがでしょうか。