東京の下町・谷中銀座にある「らんぷ家」は、トルコの伝統工芸・モザイクランプの専門店です。販売だけではなく、実際にオリジナルのランプを作ることができるということで、体験してきました。
店内には無数のトルコランプが飾られています
東京メトロ千駄木駅1番出口、もしくはJR日暮里駅西口から歩いて5分ほど。近年多くの若い人や外国人旅行客がやってくる谷中銀座商店街のなかに、モザイクランプの販売とランプづくりの体験ができる「らんぷ家」はあります。
店内にはトルコから輸入したモザイクランプが天井を埋め尽くすほど吊り下げられ、その美しさに思わず見とれてしまいます。
店主は、同じく谷中銀座にあるトルコ料理店「ZAKURO(ザクロ)」から独立した鵜木聡乃(うのきとしの)さん。「ザクロ」で働いているときに、トルコの工場から完成品前のガラスを仕入れられることを知り、モザイクランプを自分で作るお店を作ったらおもしろいのではと思い、お店を開きました。
まずはモザイクランプのデザインと色を決めます
モザイクランプの体験コースは大きくわけて、吊るしタイプのトルコランプ(講習費1500円+材料費4000円)と、スタンドタイプのトルコランプ(講習費1500円+材料費2000円~)があります。
今回は王道の吊るすタイプで、トルコ料理店などでよく見かける13cmのものをチョイス。ランプシェードの大きさはその前後が多いですが、トルコからの輸入状況によって変わるそうなので、気になる方は事前に問い合わせを。
それではいよいよ体験スタート。最初に店内のランプを見ながら、花柄、星柄、帯、ひし形、そして幾何学的なモザイク柄など基本的なトルコランプの柄の説明をしてもらい、イメージをふくらませます。
イメージが決まったら色合いも決めてスタッフに伝えます。いざガラスを前にすると迷ってしまってなかなか決まらないので、お気に入りのモザイクランプのイメージ画像を持って行くのがおすすめです。
飾ってあったビーズ作品が気に入ったので、今回は赤いビーズと黄色いガラスをメインにしたモザイク柄のランプを作ることにしました。
下絵を描くわけではなく、いきなり形を作り始めます。ビーズを使う場合はまず糸にビーズを通す必要があり、根気のいる作業が2時間近く続きました。
色鮮やかな小さなガラスを貼っていきます
ビーズ通しが終わった後は楽しい作業の始まりです。ランプとなるベースにシリコン防水のりをつけたら、ビーズは丸めながら貼り付け、そのまわりに鵜木さんが四角やひし方、三角などに切った小さなガラスを貼りつけていきます。
色のバランスを見ながらひとつずつ貼っていくのですが、上手に仕上げるコツはモザイク柄をキレイに調えすぎないことだそうです。
想像していた以上に、かわいらしく完成しました♪
もくもくと作業を続けて、合計3時間ほどで完成。思っていた以上に完成度の高い作品ができて感激。もう1個作りたくなってしまうほど満足度の高い経験になりました。
こちらのお店では時間制限を設けていないので、時間に追われることなく楽しく作ることができました。予約をした方が確実ですが、毎日開催しているので当日空いていれば飛びこみでも体験できます。個人差が大きく出ますが、早い人は小さなもので1時間ほどでつくれるので、ぜひ気軽に訪れてみてくださいね。
※吊るすタイプのモザイクランプの場合、店内での作業後に石膏を流し込むため、受け取りまでには1週間ほどかかります。
■ らんぷ家(らんぷや)
MAP
- ・住所: 東京都 荒川区西日暮里3-15-5
- ・営業時間: 10:00~20:00(受付は~18:00)、土曜は~18:00(受付は~16:00)
- ※基本的に予約制ですが、空きがある場合は当日でも体験可
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 03-5842-1459
- ・公式サイトURL:http://lampya2015.wix.com/lampya01
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