吉祥寺はカレー店までオシャレ！心も満たす７選！

吉祥寺のカレー店は、もはやカルチャーといっても過言ではありません。古くから愛される老舗、スパイスにこだわっているところ、また本屋さんや雑貨屋さんと併設されているなど、この街らしい個性の豊かさで、どこに入ろうかと迷ってしまうほど。「激戦区」と呼ばれるこのエリアで美味しいお店をお探しなら、ぜひ食べて見てほしい、立ち寄ってみてほしいおすすめ７店をご紹介します。ぜひ、今日の一皿を決める参考にしてみてくださいね。

1.まめ蔵

吉祥寺のカレー界でまず外すことができないのが「まめ蔵」です。1978年オープンの老舗で、今なお吉祥寺屈指の人気を誇るお店です。可愛らしい雑貨やオーナーが描く絵画が飾られたカフェ風の空間で、吉祥寺カレーの原点とも言える奥深い味わいが楽しめます。

自慢のカレーは、数種類の野菜がのった野菜カレーや豆好きにたまらない豆カレーなど種類も様々。5時間かけて玉ねぎを炒め、10種類以上のスパイスと赤ワインで3日間煮込んだカレーの味わいは、創業当時のまま。香り高いスパイスを感じながらも、野菜の旨味と甘みが溶け出た優しい味が魅力です。

また、テーブル上には「香味七味」と「辛口七味」が置いてあります。スパイシーさを足したい方は「香味七味」、辛さをプラスしたい方は「辛口七味」と、風味や辛さを自分好みに調整できるのも楽しいです。

2.茶房　武蔵野文庫

吉祥寺を代表する喫茶店として古くから愛されている「武蔵野文庫」。創業は1985年。著名な作家も通っていた「早稲田文庫」で働いてたマスターが独立しオープンさせたお店です。昭和レトロなノスタルジックな空間で、歴史を感じる正しい純喫茶のカレーを楽しめます。

カレーのメニューは、チキンカレーのみ。デミソースを思わせるビターな色合いながら、サラっとしているルーに、大ぶりな鶏肉やじゃが芋がゴロゴロと入っています。スパイスとコクのバランスも絶妙で、丁寧な仕事ぶりがひしひしと伝わってくる一皿です。

また、カレーと一緒に楽しんでもらいたいのが、コーヒーです。ふくよかな香りと上品な苦味が、カレーの余韻をさらに充実したものにしてくれます。トレンドのカフェもいいけれど、たまには昔ながらの喫茶店で懐かしさに浸れるひとときはいかがでしょうか？

3.横丁の小店　ピワン

今、イチオシのお店がこちら「ピワン」です。個性的な小さなお店が所狭しに軒を連ねている「ハモニカ横丁」にあるお店です。驚きはその狭さ。カウンター5席だけの激狭店です。それだけでも行く価値ありですが、主役のカレーは本格派。激狭という話題性はもちろん、実力あるカレー店として注目です！

カレーの種類は、「チキンカレー」と「今日のカレー」の2種類。おすすめはその2種類を一度に楽しめる「2色盛りカレー」。インパクトあるその姿は写真に撮りたくなること間違いなしです。チキンカレーはスパイシー、今日のカレーは使用している素材の個性が生きた楽しい味わいが楽しめます。

ちなみに、今日のカレーは「秋なすと秋刀魚」や「シラス大根」など、旬の素材を使用した創作カレーが日替わりで登場します。また、テーブル上においてある自家製の「生姜の佃煮」はファン続出の逸品です！ぜひカレーと一緒にお試しあれ！

4.Cafe Montana（モンタナ）

カレー店選びに迷ったら「モンタナ」がおすすめです。通常のカレーの他、スープカレーやカレーつけ麺などバラエティーに飛んだカレーが食べられます。ビビッとな配色と民族調がミックスされた異国情緒漂う店内も可愛らしく、カウンター席もあるので1人でも気兼ねなく入れます。

イチオシは野菜カレー。かぼちゃやトマト、キャベツ、レンコンといった季節野菜が10種類以上入っていてとてもヘルシーです。カレー自体は、辛さ控えめのマイルドタイプ。また、メニュー全品にサラダがついているのも嬉しい魅力。さっぱりとしたオレンジドレッシングが口の中を爽快にしてくれます。

その他、スプーンでも切れるほど柔らかく煮こまれた豚の角煮が入った「レッドポークカレー」や、生姜が効いた「タイ田舎カレー」もおすすめです。色々なカレーが楽しめるので、何度行っても飽きないのが最大の魅力ですね。

5.くぐつ草

1979年創業、先にご紹介した「まめ蔵」や「武蔵野文庫」と並ぶ吉祥寺の老舗喫茶店「くぐつ草」。洞窟を思わせる薄暗い店内は、誰もの記憶に焼き付く異空間です。創業当時から変わらないレシピで作られるカレーとネルドリップで淹れた正統派コーヒーが楽しめます。

自慢のカレーは、ポークカレー。じっくりと炒めて甘みを引き出した玉葱と、先に炒ってから香りを立たせた約10種類のスパイスが調和した絶品カレーです。1日かけて煮込んでいるため、奥深いコクも感じられます。通常のくぐつ草カレーの他、オムカレーもあり、そちらもおすすめです。

また、カレーと一緒に忘れてならないのは、一杯一杯丁寧にネルドリップしたコーヒーです。まさに正統派喫茶店の真骨頂。2年以上自然乾燥させフレンチローストした豆を使用しており、お店のこだわりを感じられる一杯です。カレーとの相性も抜群です。

6.カレー食堂　リトルスパイス

カレー激戦区の吉祥寺で、安定した人気を誇るのが「リトルスパイス」。カレーのお店ではベースとなる共通のカレーを使用し、具材を変えることでメニューを増やしているケースがよくありますが、こちらはすべて別々のルーを使用しています。辛さやスパイシーさが異なるので、その違いが毎回楽しいお店です。

数あるメニューの中で一番人気は、「ブラックカレー」です。スリランカのレシピをヒントして生まれたこのカレーは、コリアンダーの香りが効いた独特なスパイシーさが魅力のカレーです。骨付きの鶏肉が豪快に入りボリュームもたっぷりで、気づいたらヤミツキになっているカレーです。

その他、洋食屋風ポークカレーやトライカレー風のキーマカレー、ベジタブルカレー、マトンとほうれん草のカレーなど、個性豊かなオリジナルカレーがずらり。どれもスパイスを感じながらも、日本人の口に馴染みやすいまろやかな味わいとなっています。

7.モモカレー&カフェバー

カレー好きが集まる吉祥寺で、人気店の仲間入りを果たした「モモカレー」。カレー好きのオーナーが満を持してオープンしたお店です。定番の欧風カレーを始め、グリーンカレーやスープカレーなど一手間もふた手間も掛けたカレーを、女性好みの可愛らしい雰囲気の中楽しめます。

イチオシは欧風カレー。飴色玉葱と30種以上のスパイス、リンゴやバナナといった果物、野菜をブイヨンで数日間煮込んでおり、スパイスがいきながらも、まろやかさが際立った誰からも愛される味わいです。素揚げした季節野菜をたっぷりトッピングするのがおすすめです。

ちなみに、こちらのお店には、ピアノやPA設備、プロジェクターといった機材・設備を完備しており、様々なイベントにも利用可能です。音楽やアートの発信基地としての役割も担っていて、まさに吉祥寺らしいお店です。

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吉祥寺のおすすめカレー屋さん７つをご紹介しましたが、いかがでしたか？見ているだけでおなかがすいてきます。さすが文化の発信地と呼ばれるだけあって、どこも、味、スパイスはもちろん、店内の雰囲気など、個性的。一つに選ぶのは難しいくらいです。全部制覇を目指して巡ってみるのもいいかもしれません。住みたい、遊びたい街として若者に人気のエリアですから、まだまだ美味しいお店が育っていくことでしょう。今後の展開に目が離せません。