お出かけ先でエコな人力タクシーこと「ベロタクシー」に乗ってみませんか？

タクシーなのにエネルギーは人力という「ベロタクシー」。1997年にドイツで開発された高性能な自転車タクシーで、「Velo」とは、自転車の意味です。現在世界中の観光地でエコな乗り物として活躍していますが、日本全国にもベロタクシーを利用できる観光地があります！7箇所ご紹介します！

1. ベロタクシー石見銀山　【島根県大田市】

日本最大の銀山であった石見銀山は、世界遺産にも登録されていて、日本全国のみならず、世界各地からの観光客が集まる観光地です。その石見銀山で活躍しているのがベロタクシー。ユニークな車体とカラフルな外見は広告媒体としても注目が集まっています。排ガスが出ないエコなベロタクシーは世界遺産の地にぴったりです。

おすすめコース

大田市観光協会～龍源寺間歩～大森代官所跡というのが運行ルートです。通常は徒歩のコースですが、小雨なら雨にも濡れずに快適に移動が可能です。また、ドライバーがガイドをしてくれるので観光も楽しめます。WAONカードも使えるほか、車椅子にも対応。

2.  ベロタクシー札幌　【北海道札幌市】

夏は爽やかな気候である北海道。一方冬は雪に閉ざされてしまいます。札幌のベロタクシーは11月中旬から雪が解ける4月下旬までの冬期間は運行していませんが、春から夏、秋にかけては観光客の移動手段としてベロタクシーが大変人気となっています。

おすすめコース

大通公園を中心として北は18条あたりまで（北海道大学のエリア）、南は中島公園、東はサッポロビール園付近、西は円山公園付近で囲まれたエリアが運行エリアです。
ベロタクシーで行くのにおすすめは中心部からサッポロファクトリーやサッポロビール園へのアクセス。距離は遠くないのだけれど、札幌中心部からは少し離れていて、さらに駅からも歩くので地下鉄やJRも不便。ベロタクシーにもってこいのロケーションです。

3. ベロタクシー東京　【東京都中央区・千代田区エリア】

東京駅の丸の内口を基点として、丸の内、銀座界隈を土日祝日に運行しているベロタクシーは海外からの観光客にも人気です。電車や地下鉄で移動するには乗換えが多く、そして歩くにはちょっと遠い。タクシーを使うほどでも・・・そんな場所って東京都内には意外と多いのですが、ベロタクシーならすいすいと行けてしまいます。

おすすめコース

東京駅から銀座に行くアクセスとして使用するのがおすすめ。東京駅から銀座って、近いようで歩くと結構時間がかかってしまいますよね？でもベロタクシーなら電車に乗るよりも早く到着してしまいます！また、エリア外にもドライバーとの交渉次第で行くことができるようです。

4. ベロタクシー会津きたかた　【福島県喜多方市】

喜多方市のベロタクシーは喜多方の町を隅々まで知り尽くしたドライバーが街中をガイドしてくれます。素通りしてしまいそうな路地にも立ち寄り、蔵住まいの座敷や喜多方ラーメンのスポットなどにも立ち寄ってくれます。狭い昔ながらの路地にはベロタクシーがぴったりです。

5. ベロタクシー沖縄　【沖縄県那覇市】

車社会と言われる沖縄では、人口に対してCO2の増加率が高く、運輸関係や自家用車の排ガスによる大気汚染が問題となっています。一方で美しい貴重な南国の自然が残る沖縄。「美しい海や貴重な緑を守るために何かできることはないか？」と思っている方にはぴったりのベロタクシー。バスやタクシーを使わずに観光することがエコ活動につながります。

おすすめコース

ベロタクシー沖縄では、観光地や遺産をめぐるツアーが催行されています。なかでもお勧めが首里城下町へ行くツアー「ベロタクシーで行く！「世界遺産&首里城下町のり歩きの旅」」
首里城下町ツアーは、地元ガイドが案内する3つのツアーがあり 、中でも人気は「首里史跡巡り 綾門大道コース（玉陵入場料３00円込み）」。 守礼門→園比屋武御嶽石門→弁財天堂→円覚寺跡→玉陵→首里琉染・中山門跡→喜友名琉球紅型工房→金城町石畳道→（都ホテル） をめぐります。首里城内には入りません。

6. 株式会社Desafioベロタクシー　【岡山県岡山市】

2014年3月から運行が始まった比較的新しいベロタクシー。観光の話題にもなり、環境にもやさしいということで、岡山に多くの観光客を呼び込むことができるのではないかと、現在期待が高まっています。

7. ベロタクシー京都　【京都府京都市】

日本の観光地No.1と言えば、京都。この京都の町にもベロタクシーが走っています。観光地をめぐる交通手段として使えば今まで気がつかなかった新たな発見があるかも。運行エリアは京都市役所を中心に半径約2km以内が基本となっています。