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「140円大回り」という言葉を聞いたことがありますか?JRが決める大都市近郊区間内では、乗ってから降りるまでの最短ルートの運賃が適応されるというルールがあります。例えば、山手線で池袋から新宿に行く場合、外回りでも内回りでも、料金は変わらないというわけです。この仕組を利用して、最小限の金額でより遠くへ行こう!というのがこのタイトルの趣旨です。東京の鉄道路線図とにらめっこしつつ、果てしない旅に出かけましょう!
1.140円大回りとは?
増税前は130円大回りとも呼ばれていましたが、現在は、初乗り運賃の値段が140円になっているので「140円大回り」と呼ばれています。まず、簡単に説明すると①駅で初乗り運賃の切符「140円」を買う②電車に乗って③一筆書きで大回りして④隣の駅などに帰ってきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/y1_0079/20944446.html
乗れる電車は「普通電車」の他、「快速列車・急行列車・特急列車・寝台列車」に乗ることもできますが、『特急券・グリーン券・寝台券・指定券』が別途必要になります。車内検札があれば説明をしないといけませんのでご注意を。 2.乗車可能な範囲
今回は「東京近郊区間」で見ていきます。駅や電車内などで見ることがある東京近郊路線図よりも広い範囲が、現在では東京近郊区間となっています。東京を中心に、栃木・茨城・千葉・神奈川・群馬・山梨・長野をカバーしています。(一般的に言われる一都六県+長野ですね)
3.ルール
この「140円大回り」には3つの約束事があります。①ルートは”一筆書き”
降りる駅も通過する駅も「一期一会」。山手線を何周も乗ったり、行き過ぎたから戻ってきたりはルール違反です!なので、行き止まりの路線(例えば、小山から宇都宮方面、茅ヶ崎から小田原方面)に行くことは出来ません。なお。乗車駅・降車駅・ルート全て「東京近郊区間」内が原則です。一部”特別に重複しても良い区間”があります。②途中下車はできません
”乗る駅から降りる駅間の最短ルートの運賃が適応される”のが140円大回りの仕組みでした。当然ですが、途中下車した場合「乗った駅から途中下車した駅の最短ルートの運賃が適応」されます。
③切符は”当日限り”有効です
券売機で購入した切符の印刷面をよく見ると、「日付」「発券当日限り有効」が印字されていますよね?切符の有効期間は「発券当日限り有効」です。 当日限り有効というのは、初電から終電までを言いますので、終電時刻までは当日の扱いとなります。+1切符を購入する
IC乗車券(Suicaなど)を使って改札を通ってから長時間経過すると、自動改札が通れなくなる場合があるので、切符購入をした方が無難ではあります。もちろん、有人の改札で、ルートを説明できるマップと「大回り乗車してきました」と言えれば大丈夫です。 http://blog.goo.ne.jp/gravel-master-a96/m/201108