今年こそ行きたい！「弘前ねぷた祭」の見どころを一挙ご紹介

弘前の夏を彩るねぷた祭。「眠り流し」が訛って→ねむた→ねぷたい→「ねぷた」と転訛したといわれています。農作業の妨げになる睡魔を追い払い、怪我や病気をしないよう厄災を水に流すという意味合いがあります。今回は、弘前ねぷた祭の見どころをたっぷりご紹介します！

１．弘前ねぷた祭とは

弘前ねぷた祭は青森県弘前市で開催される夏祭りです。大勢の市民が「ヤーヤドー」の掛け声を上げなら扇ねぷたや組ねぷたを引いて市内を練り歩きます。
弘前市内のねぷたが勢揃いする合同運行では約80台のねぷたが運行されます。

２．祭りはこんな風景です

ねぷたに乗って、会場へ向かいます。スケールと浮かび上がる模様の美しさはまさに迫力満点です！

龍の形をした「組みねぷた（人形ねぷた）」です。とても雄々しい表情をしています。

「津軽情っ張り大太鼓」です。その大きさに圧倒されます！

一列にならんで出発。各町内で趣向を凝らしたねぷたです。

３．鏡絵と見送り絵

ねぷたの正面と背面は絵が違います。正面の絵は「鏡絵」といい、水滸伝や三国志、地獄の閻魔大王などをモチーフに描かれた勇猛果敢な武者絵で、背面に描かれるのは「見送り絵」という美人画です。

たとえば、こちらが鏡絵です。

そして、こちらが見送り絵です。

裏表で全く雰囲気が違うのが特徴で、ねぷたが通りすぎてからも楽しむことができます。

優しげな美人画もあれば、槍で突いたり生首を持っていたりと怖～いものもあり、ねぷた絵師のセンスが伺えます。

４．ジョッパリ太鼓

祭はジョッパリ太鼓の演奏で始まります。一際目を引く大太鼓は直径3.3mの「津軽情っ張り大太鼓（つがるじょっぱりおおだいこ）」と直径４ｍの「津軽剛情張大太鼓（つがるごうじょっぱりおおだいこ）」です。
お腹に響く深い音が広がります。見ているだけで勇ましいですね。思いっきり力強く叩かないと、いい音が出ないんです。

５．自衛隊剣舞

毎年人気の演目、弘前陸上自衛隊の「剣舞」です。これが男らしくてとっても凛々しい！と評判で祭にアクセントを添えています。
昭和50年から続く剣舞は、ねぷた祭に欠かせない存在です。

６．笛や太鼓の囃子方

ねぷたの掛け声は「ヤーヤドー」で、戻りが「ねーぷたーのもんどりこ、ヤーレヤレヤーレヤー」と言うように、行きと帰りで違います。曳き手や笛などの囃子方は各町内の大人と子ども会が中心です。小さな子どもたちが掛け声を上げている様子はかわいいですね。
手持ちねぷたを振り回しています。

７．金魚ねぷた

扇ねぷたの他に、市民に親しまれているのがこの金魚ねぷたです。藩政期の津軽で飼われていた金魚「津軽錦」がモデルです。
大きなものから手に持てるサイズの小さな物まであり、とてもかわいらしく、趣があります。

８．出店も一杯

開催期間中は出店もにぎわいます。冷たいビールいかがですか？
通りは屋台でにぎわっています♪

９．行ってみたみんなの声

弘前ねぷた祭に行った方の声を集めてみました。