Christoph Rupprecht
佐賀では春の風物詩として知られる佐賀城下ひなまつり。毎年、3月3日ひなまつりの前後2~3週間にわたって開催され、佐賀の伝統的なひな人形を間近に鑑賞することができます。今回は、そんな佐賀城下ひなまつりについてご紹介いたしましょう。
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1.佐賀城下ひなまつりとは?
佐賀に古くから伝わる手織りの佐賀錦や鍋島小紋など、佐賀伝統のひな人形が各会場で展示される佐賀城下ひなまつり。地元の小中学生、高校生による飾り付けも毎年話題を呼んでいます。観光客が参加できる体験イベントも随時開催されており、ひと足早い春の訪れを感じることのできるイベントです。2.佐賀城下ひなまつりの見どころ
1.旧古賀銀行のおひなさま展示
旧古賀銀行の2階に展示されるのは、十四代今泉今右衛門氏の作品の数々。十四代今泉今右衛門氏は人間国宝にも認定され、色鍋島と呼ばれる伝統技法にはますます注目が集まっています。気品あふれる「殿皿」「姫皿」を鑑賞することができるのは、ここ旧古賀銀行だけです。2.鍋島小紋のひなまつり
鍋島小紋は、かつて佐賀藩の男性が正装として身にまとった裃(かみしも)の文様でした。時代の流れと共に忘れ去られつつあったこの鍋島小紋に、ひな人形の衣装として新たな命を吹き込んだのが、人形作家である福岡伊佐美さん。福岡さんの愛らしいひな人形は、毎年趣向をこらしたテーマで展示されます。3.佐賀錦のひなまつり
佐賀錦は、佐賀が誇る伝統工芸。経糸に細かく切った和紙を使い、金銀漆に加工されています。その豪華絢爛な佐賀錦に包まれたひな人形は、大正時代に建てられた近代的な和風建築の旧福田家で鑑賞可能です。4.くつろぎのひなまつり
旧牛島家で開催されているくつろぎのひなまつりでは、佐賀の特産品の販売が行われています。町屋の面影が残るたたずまいは、ぶらりと散策するだけでも心躍る空間です。3.期間中のイベントにも注目!
1.佐賀錦手織り体験と色紙びなづくり
旧福田家では、展示されている佐賀錦の手織りを実際に体験してみることができます。織り地でつくる色紙びなも、旅の記念品にぴったりな愛らしい一品。2.着物姿でひなまつり散策
佐賀の城下町は、今でも当時の面影があちらこちらに残る風情あふれる雰囲気。着物姿での散策は、若い女性を中心に特に人気を博しています。3.佐賀城下春の骨董市
ひなまつりと同時に開催されているのが、春の骨董市。焼き物でも有名な佐賀ならではの掘り出し物が見つかるかも?4.佐賀城下ひなまつりについての詳細
基本情報
- ・名称:佐賀城下ひなまつり
- ・会場:徴古館・佐賀市歴史民俗館ほか
- ・営業時間:10:00~17:00
- ・定休日:なし
- ・電話番号:0952-20-2200
- ・料金:徴古館券300円、佐賀市歴史民俗館券400円、共通券600円
- ・オススメの時期:3月
- ・公式サイトURL:http://www.sagabai.com/main/844.html