Takeshi Fujisawa
1泊2日の旅行は金沢。文学少女に戻って、金沢が生んだ三文豪「室生犀星」「泉鏡花」「徳田秋聲」を辿る旅です。彼らの記念館はもちろん謂れのある場所等、そして宿泊先には、小説にも登場する老舗旅館を選びました。若き日の自分に思いを馳せ、ちょっとロマンティックな気分の旅行ですが、金沢の観光スポットもついでに巡ってしまおうという欲張りプランです。これが女子会!ぜひ旅の参考にしてみて下さい!
この旅行プランでまわるスポット
◇ 1日目 午前中に金沢着
- 駅ナカの金沢まいもん寿司で昼食
- 室生犀星記念館と犀川散策
- 鏡花ゆかりの辰口温泉「まつさき」で宿泊
◇ 2日目
- 近江町で金沢の味をお土産に
- 兼六園傍 三文豪の銅像がある「白鳥路」を散策
- 泉鏡花記念館
- 「暗がり坂」から主計町茶屋街へ
- 浅野川沿いに「鏡花の道」を散策
- 金沢ひがし茶屋街散策
- 徳田秋聲記念館
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1日目
新幹線で金沢駅に到着 (am10:30)
by雪国sakura
金沢駅に到着です。駅構内の観光案内所の壁も、金沢風情満載でとても綺麗です!旅のワクワク感、期待感が溢れてきます。気になる観光情報などは、ここで手に入れましょう。
by雪国sakura
金沢駅の構内の柱に埋め込まれた石川県の伝統的美術工芸品の数々に見とれてしまいます。金沢駅そのものが観光スポットです!
金沢駅構内の「金沢まいもん寿司」で昼食 (11:30)
by雪国sakura
ちょっと早めの昼食ですが、金沢に来たらぜひお寿司は食べたいですよね。金沢駅の「あんと」にある「金沢まいもん寿司」でお昼のランチ寿司をいただきました。美味しい海の幸に大満足です♬お腹も大満足で、さあ、金沢駅の金沢港口(西口)から、予約してあるレンタカーを借りて出発です!
室生犀星記念館へ(14:00)
記念館周辺は狭い道路です。記念館にも数台の駐車スペースがありますが、片町や犀川周辺のコインパーキングを利用するのがオススメです。トリップアドバイザー
「ふるさとは遠きにありておもふもの…」犀川近くのお寺で育った室生犀星の、金沢、家族への愛情の深さを感じることができます。室生犀星が学校の「校歌」を書いていたのをはじめて知りました。それも石川県だけでなく、全国のいろいろな場所の学校の校歌です。驚き!■ 基本情報
- ・名称:室生犀星記念館
- ・住所: 石川県金沢市千日町3-22
- ・アクセス: JR金沢駅より 北鉄バス:バス停「片町」下車徒歩約7分
- ふらっとバス長町ルート 白菊町下車 徒歩1分
- ・営業時間: 9:30〜17:00
- ・定休日: 無休※
- ・電話番号: 076-245-1108
- ・料金: 300円
- ・公式サイトURL: http://www.kanazawa-museum.jp/saisei/index.html
犀川べりを散策 (16:00頃)
室生犀星の名前の由来である「犀川」沿いを散策しました。春はお花見、夏は花火大会の会場にもなるという河川敷には大きな芝生が広がっていました。宿泊先の「辰口温泉・まつさき」へ移動(17:00)
金沢から車で約40〜50分で、金沢市郊外の辰口温泉に着きます。辰口温泉「まつさき」とは
by雪国sakura
辰口温泉「まつさき」は江戸時代の創業です。泉鏡花は。叔母の住む辰口温泉によく来ていて、旅館「まつさき」は鏡花が書いた小説の舞台にもなっています。館内には鏡花が逗留したという建物や愛用の硯箱、短冊があります。by雪国sakura
温泉といえば気になるのはお風呂と食事ですよね。食事は季節の加賀会席料理。また、「まつさき」のお風呂の源泉は、館内の庭園内から地下から湧き出ています。源泉かけ流し100%です!今回はちょっと奮発して新館鳳凰に宿泊です。新館はお部屋にも露天風呂がついています。もちろん館内には他に、大露天風呂、大浴場もあり、いろいろなお風呂が楽しめます!貸切露天風呂もありますよ。
■ 基本情報
- ・名称:辰口温泉まつさき
- ・住所: 石川県能美市辰口町3-1
- ・電話番号:0761-51-3111
- ・公式サイトURL:http://www.matsusaki.jp/
2日目
宿泊先の辰口温泉を出発(8:45)
城下町金沢の観光スポットは、徒歩圏内にいろいろありそうなので、歩いて散策することにしました。そのため、ちょっと早めに出発です。金沢近江町市場(10:00)
トリップアドバイザー
まず、金沢の台所「近江町市場」でお土産の海産物を物色です。市場内から直接宅急便で配送依頼ができるので安心!
近江町市場には食事処もいろいろあります。宿の朝ごはんをしっかり食べたので、昼食は軽く早めに済ませて、次は、金沢町屋の風情ある尾張町の街並みを眺めながら、泉鏡花記念館に移動します。金沢の観光名所でもある活気あふれた市場。 海鮮から野菜まで様々なお店が建ち並び、地元の方からお土産を求める観光客の方まで賑わいをみせています。美味しいお寿司や海鮮丼を頂けるお店も多く、お昼時にはさらにたくさんの人が集まってきます。
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298115-d1371699-r280615486-Omicho_Mar…
三文豪の銅像を見て、白鳥路を散策(12:00)
by雪国sakura
金沢が生んだ三文豪像です。誰が誰だかわかりますか?正解は、向かって左から、室生犀星、泉鏡花、徳田秋聲です。わかった方は、きっと文学青年&少女だったのですね。
by雪国sakura
白鳥路は緑あふれる散策路で、金沢城と大手堀の間に繋がっています。by雪国sakura
白鳥路は何か所か美術彫刻が展示され、ホタルの小川も流れる自然豊かな散策路です。観光客もまばらで、車の喧騒もなく自分が旅の人であることを忘れてしまいそうなほどでした。泉鏡花記念館を観光 (13:00)
トリップアドバイザー
泉鏡花記念館は鏡花の生家跡地に建っています。しっとりとした和風の記念館です。泉鏡花の感性溢れる世界観にますます興味が湧いてきて、もう少し、いろいろ読んでみたいと思いました。■ 基本情報
- ・名称:泉鏡花記念館
- ・住所:石川県金沢市下新町2番3号
- ・アクセス: JR金沢駅兼六園口(東口)ふらっとバス(此花ルート)彦三緑地下車徒歩5分
- ・営業時間:9:30〜17:00
- ・定休日:無休※
- ・電話番号:0767-222-1025
- ・料金:300円
- ・公式サイトURL:
暗がり坂から「主計町茶屋街」へ(14:30)
by雪国sakura
鏡花が少年時代に境内で遊び、石碑もある「久保市乙剣宮」から、主計町茶屋街方面へ、観光スポットの「暗がり坂」を降りていきます。by雪国sakura
降りてきた「暗がり坂(写真の奥方向)」を振り返ってみました。「暗がり坂」は夜は真っ暗なので別名「暗闇坂」ともいうそうです。茶屋街は昼間でも、独特の雰囲気がありますね…。ひがし茶屋街みたいに入れるところはなく、ほんとに茶屋街なだけなのですが、京都の鴨川沿いを思わせる風景はそれだけで一見の価値ありです。
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298115-d1424247-r279458507-Kazuemachi…
浅野川沿いに鏡花の道を散策
by雪国sakura
主計町茶屋街は浅野川沿いです。浅野川の両岸には老舗や住宅街があり、犀川沿いとはちょっと違う雰囲気です。トリップアドバイザー
犀川は「男川」、浅野川は「女川」だとか。4月の春の桜の頃に、ぜひ訪れて眺めてみたいと思うような風景でした。by雪国sakura
泉鏡花の出世作「義血侠血」の滝の白糸像です。後ろに見えるのが金沢ひがし茶屋街へ辿る「梅ノ橋」。橋を渡って、次は「金沢ひがし茶屋街」を散策です♬金沢ひがし茶屋街(15:30)
トリップアドバイザー
金沢観光の代表的スポット「金沢ひがし茶屋街」はやはり素敵!でも人ごみも凄いわぁ…。主計町茶屋街と趣が違うので、両方に行ってみることをオススメします。by雪国sakura
金沢ひがし茶屋街の小路を浅野川沿いに出て、徳田秋聲記念館に向かいます。観光スポットの通りを外れただけで観光客も少なくなって、川沿いにぶらぶら歩きが楽しめます♪徳田秋聲記念館へ(16:30)
by雪国sakura
ぎりぎり入館時間に間に合いました。浅野川沿いにひっそりと建っている記念館です。静かな雰囲気を楽しむことができます。金沢の三文豪のひとりで、「女性を描かせたら神様」と言われる徳田秋聲の記念館です。 再現した書斎とか、代表作を和紙人形で紹介するシアターがありますよ。 そしてサロンから眺める浅野川はとても美しいです。
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298115-d4326525-r279661660-Tokuda_Shu…
■ 基本情報
- ・名称:徳田秋聲記念館
- ・住所:石川県金沢市東山1丁目19番1号
- ・アクセス:JR金沢駅より
- 北鉄バス:バス停「橋場町」下車 / JRバス「橋場町下車」 どちらも下車後徒歩約5分
- ・営業時間:9:30〜17:00
- ・定休日: 無休※
- ・電話番号:076-251-4300
- ・料金:300円
- ・公式サイトURL: http://www.kanazawa-museum.jp/shusei/
金沢駅から帰宅(20:00)
金沢駅へ移動しレンタカーを返却して新幹線で帰宅です。女子会ということもあり、文豪のゆかりある温泉にも宿泊しましたが、こだわらずに金沢市内で宿泊してバスと徒歩で観光したほうが、もう少し時間もゆったりとれるかもしれません。三人三様の「金沢の文豪たち」の世界にどっぷりと浸り、しっかりスポット観光もできて、大満足の2日間でした。