シアトルの街を走るレトロ電車エメラルドトロリーに乗ってみよう

シアトル市内観光の新しい足として便利なのが、エメラルド・トロリー。
2015年の夏から日本語によるナレーションが始まったので、英語が苦手でも、ひとりでも安心してシアトル市内の観光スポットへ行けちゃいますよ！

1.　エメラルドトローリーとは？

シアトル市内をループ状にかけて走るトローリーのことです。
１枚のチケットで乗り放題、グリーン、レッド、ブルーの３路線があり、何度でも乗り降りが出来ます。
メインの観光スポットを回ります。
1日券と3日券から好きな方が選べるので、くまなくシアトル旅行を満喫することができます。

2.ルート紹介

グリーン・ダウンタウン路線

観光スポットで人気のパイク･プレイス･マーケット、シアトル水族館、タワースペースニードル、パイオニアスクエアなど、ダウンタウンの観光名所を回るルートです。
1周1時間程度で、EMP（シアトル音楽博物館）から30分おきに発車しています。
より詳しいルートマップはこちらから→Scenic Downtown Trolley ルートマップ
時刻表はこちらから→Scenic Downtown Trolleyルート 時刻表

レッド・ダウンタウン⇔航空博物館路線

ダウンタウン・シアトルの南約7マイル（約11キロ）にある航空博物館へ行くルートです。
EMPから1日に5便発車しています。

ブルー・バラード、動物園、フリーモント路線

100年以上前の古い建物を改築したブティックやカフェなどが集まるバラード、芸術家の街としてあちこちにアートがあふれるフリモント、米国西海岸では最も古い動物園の1つ、ウッドランドパーク動物園などをめぐるコースです。
EMPから一日5便発着しています。

3.エメラルドトロリーの乗り方

乗車券の購入

乗車券はインターネット、電話、またはチケットブースで購入します。
チケットブースはスペース・ニードル横のシアトルセンター にあります。
インターネットで購入（英語）：チケット購入
電話で問合せ：855-313-3456

乗車の仕方

乗車時にトローリー運転手、もしくはガイドにチケットを渡します。どこからでも乗車・降車が可能です。道の黄色いサインが乗り降りできる場所の目印です。

4.主なランドマーク

スペースニードル【Seattle Center駅】（グリーン路線）

シアトルのシンボル、スペースニードルの展望台からシアトル市内、マウントレーニエ、オリンピック半島などの絶景を見ることができます。展望デッキの階下には360度回転のレストラン（要予約）があり、ノースウェスト料理がいただけます。

パイク・プレイス・マーケット【Pike Place駅】

スターバックス発祥のお店で有名なパイクプレイス。近くのパイクプレイスマーケットはシアトルで一番賑やかと言われており、ブロンズのブタのオブジェ横の魚屋さんでは、ショーのような販売スタイルをとっており訪れる人々を楽しませています。
マーケット内では食品から食器類、服なども売っており、お土産購入に最適。ディスプレイの仕方やアメリカらしいネオンサインを見るだけでも楽しい場所です。

航空博物館【MOF（Museum of Flight)駅】（レッド路線）

ボーイング誕生の地に大規模な博物館として整備され、米国西海岸では最大かつ最も完成度の高い航空機が見られることでも有名です。航空機ファンでなくとも、コクピット内の見学ではパイロット気分になれたり、また、大統領専用機にも実際に乗ることもでき、家族で楽しめる施設となっています。

チッテンデン水門とフィッシュ・ラダー【Ballard Locks駅】（ブルー路線）

産卵時に川に戻ってくる鮭のために、「フィッシュ・ラダー」と呼ばれる21段の階段が設けられています。毎年6月中旬～9月の産卵期にはガラス越しに戻ってきた鮭を眺めることができ、3～11月は無料ガイド・ツアーがあります。チッテンデン水門の周囲には美しい庭園が広がります。
水門が開閉され、ボートが浮かんだまま水位が増減する様は必見です！

パイオニア・スクエア【Pioneer Square駅】（グリーン路線）

19世紀中ごろ開拓者達が入植したシアトル発祥の地で、歴史的保存地域に指定されています。地下に潜り、シアトルの歴史についてガイドしてくれるアンダーグラウンド・ツアーが人気です。
アンティーク・ショップやおしゃれなカフェ巡りも楽しい場所です。

ガスワークス・パーク【Fremont駅】（レッド路線）

ユニオン湾の北側にあるガス工場をそのまま残した公園です。広大な芝生の中に佇む廃墟のようなガス製造塔が佇み、映画ロケ地としてもよく使われています。
また、ユニオン湖越しにダウンタウンが一望できるスポットです。

シアトル水族館【Seattle Aquarium駅】（グリーン路線）

実際に生物に触れられるタッチ・タンクや、水面下から魚が泳ぐ姿を見られるドーム型水槽などが人気を博しています。40フィート・厚さ12インチの巨大な1枚ガラスの水槽には、ニア・ベイの岩場を再現。
エリオット湾を見下ろすカフェと、おみやげショップも見逃せません！

５．トロリーで日本語の観光案内を聞く方法

日本語で観光案内用のヘッドホンが必要な場合は、スタッフに伝えます。
ナレーションを聞くには、座席近くのオーディオボックスにヘッドホン端末を差込み、チャンネルを2番（日本語）にします。観光案内は自動的に始まりますので、音量を調節したい時は矢印を上もしくは下にして調整してください。

トロリーのスタッフから渡されたヘッドホンは、持ち帰り自由です。

6.場所

エメラルドシティトローリーのチケットセールスエージェント (Ticket Sales Agent)は、ペースニードルの1階にあります。

7.基本情報

素材提供：トリップアドバイザー