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若狭三方縄文博物館は「DOKIDOKI館」の愛称を持つ縄文文化を楽しむ為の施設です。太古の昔、私達のご先祖様が味わったドキドキをこの施設は伝えてくれるでしょう。古きに学ぶ姿勢を持って、私達が積み重ねて来た歴史を学びたいものです。
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1.若狭三方縄文博物館とは?
若狭三方縄文博物館は平成12年の4月に若狭町が作った縄文文化を学ぶ博物館です。特に低湿地遺跡として知られている鳥浜貝塚を中心に学び、その文化を継承して行く事を掲げています。展示も単なる展示物を並べる物ではなく、環境を取り入れた展示となっていて、より縄文時代の暮らしにシンクロしやすく作られています。
2.若狭三方縄文博物館の魅力は?
若狭三方縄文博物館の魅力は、縄文時代の文化を深く考察して、それを分かりやすく展示して解説している所と、縄文時代の文化の継承として、多くの体験講座を行っている事が挙げられるでしょう。土器作りや火起こし体験は他でも行っている所はあるかもしれませんが、丸木舟の体験など、非常にアクティブな体験学習を行っています。
3.若狭三方縄文博物館のみどころは?
土笛作り
粘土で土笛作り体験が出来ます。餃子型の縄文風土笛に当時あったであろう道具を使って模様をつけるという当時の人々の気持ちになって行う体験が出来ます。
料金も150円と格安で、本格的に当時のやり方で野焼きで焼いてくれます。時間がかかるので待てない人は持って帰って天日干しで乾燥させて使う事もで来ます。
勾玉作り
滑石という石を削って勾玉を作る体験学習です。これは立体的な感覚がないと結構難しいような気がします。石の表面にデザインを描いてそれをひたすら削って磨くという作業を行います。
勾玉は古い時代のアクセサリーであると共にお守りでもあったので、自分だけのお守りが作れる楽しい経験が出来ます。料金は250円で穴に通すひもも付けてくれるようです。
土器作り
粘土と砂を混ぜて、縄文時代の人々の気持ちになって土器をデザインして作る体験学習です。ひもや貝殻、棒などを使って当時の人々が目指した美しい土器を作りましょう。仕上げは当時と同じように野焼きで焼きあげる為、長く掛かる時は半年ぐらい掛かるようです。
気の長い人向きですね。料金は400円、3月から11月の季節限定です。
丸木舟乗船
鳥浜貝塚から発見されたという最古の船、丸木舟を模したFRP製の舟で三方湖に漕ぎ出します。本物の丸木舟でないのは残念ですが、十分に当時の縄文人の見た風景、漕いだ感覚を味わう事が出来るでしょう。ライフジャケットを着て、危険の無いように楽しみましょう。
7月下旬から9月初旬の季節限定の体験学習で費用は200円です。
4.若狭三方縄文博物館を訪問した人の声
福井県若狭町の「若狭三方縄文博物館」。縄文前期、鳥浜の人達は木の特性を熟知し、伐採用の石斧柄にはユズリハ、丸木舟にはスギ、櫂にはヤマグワ、弓にはニシキギ、櫛にはヤブツバキ、器にはケヤキやトチノキなど、用材を使い分けていた。さらに木取りから漆塗装まで分業システムができていたという。
— 風見鶏 (@nkn100) 2014, 8月 29
身近な物を知り尽くして上手に利用する当時の人々の優秀さが分かりますね。5.若狭三方縄文博物館の詳細 ・基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 若狭三方縄文博物館「DOKIDOKI館」
- ・住所: 〒919-1331 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1
- ・アクセス: JR小浜線三方駅から車で約5分 /自転車で約10分(駅にレンタサイクル有)/徒歩で約25分/車で舞鶴若狭自動車道若狭三方ICから約5分
- ・営業時間: 9時から17時(入館は18時半まで)
- ・定休日: 毎週火曜日(国民の祝日等の場合はその翌日) /年末年始※その他、館内燻蒸作業等により臨時休館になる場合があります
- ・電話番号: 0770-45-2270
- ・料金: 大学生以上500円、小中高200円、団体割引(20名以上の団体は2割引)、害者手帳をお持ちの方・幼児(小学生未満)無料
- ・オススメの時期: 夏
- ・公式サイトURL: https://www.town.fukui-wakasa.lg.jp/jomon/
古代ロマンを愛する人の為の博物館と言って過言ではない充実した縄文博物館です。体験学習の豊富さも魅力的ですが、なにより展示方法に工夫があり、楽しんで見る事が出来ます。
自分達のルーツを知りたい人にとっても、刺激的な体験や学習になるでしょう。