ギリシア最大の謝肉祭！ パトラのカーニバルは巨大でユニークな山車も登場する賑やかなお祭り

ギリシアで「カーニバルの代名詞」とも言われるパトラのカーニバルをご存知ですか？日本ではギリシャのカーニバルといってもピンと来ないかもしれません。･･･が、パトラのカーニバルのの盛り上がり様はすごかった！

パトラのカーニバルについて 

例年、カーニバルの約1ヶ月前に開会式が行われ、カーニバル当日まで週末毎に、子どもたちのパレードや夜のパレードなどが行われます。そしてカーニバル当日の日曜日、昼間の大パレードが本番！参加グループは100を超え、パレードは延々続きます。

老若男女問わず多くの人々が参加し、毎年パトラのカーニバル最終日前後は街は大変な盛り上がり。パトラのカーニバルは戦争などが原因で何度か中断したことはあるものの、そのメインとも言える山車は1800年代後半から作られていたそう。歴史あるギリシャの祭り、気になる！

ここが見どころ☆

1. 迫力満点の「山車」

パトラ市が製作する山車は、なんとデザイン選びからスタートし、翌年のカーニバルでお披露目されるまでなんと1年！！カーニバル終了後すぐに次のカーニバルの計画に取り掛かり、ハリボテの巨大な人形たちの山車を製作するという点も、パトラのカーニバルを有名にしている理由。

山車のデザインは、その年の政治や社会問題などがテーマとなっており、どんな人形が出てくるかというのも毎年のお楽しみ♪

2. 飛ぶチョコレート！

昔はパレードが行われる通り沿いの家々のバルコニーから、砂糖菓子を投げる習慣があったそうです。その名残から、現在ではトラックからチョコレートを投げるんだとか。パレードを見ていたら、上からチョコレートが降って来るかも？！

3. 「チクノ・ペブティ」

カーニバルというのは、日本語に約すと「謝肉祭」。カーニバル後は復活祭までの40日間ほどの断食(肉など血の通ったものを食べない)期間に入ります。そのため、しばらく食べられなくなるお肉を精一杯食べるんだそう。

ギリシャでは、カーニバル当日より10日前の木曜日が「チクノ・ペブティ」と呼ばれる炭焼きのお肉を食べる伝統の日で、街中の路上でそこかしこから炭火焼の煙が。ギリシャ名物のスヴラキ(串刺しの豚肉など)は絶品！パトラ旧市街の音楽や踊りのイベントでも、スヴラキを食べながら見物するのがオススメ♪

4. 終わりなき大パレード

パトラ・カーニバルの一大イベントは、なんと言っても大パレード！大パレードの魅力は、毎年1年もの時間をかけて計画・作製される、大きな張りぼての山車の数々。この人形がカーニバルの主役となり、パレードもこの人形を乗せた山車の行進でスタートします。

山車だけでなく、その後には、凝った衣装を着たパレード参加者たちが熱気いっぱいで踊りながら続く続く！延々と続く各グループのパレード参加者たちの熱気は終わることを知らず、14時にスタートしたパレードは、最後のグループが通過するまでなんと5時間以上かかることも･･･！！

山車と人々の大行列が音楽に乗って練り歩く大迫力のパレード、必見です☆

5. 山車を燃やす儀式・花火

大パレードが行われる最終日の夜、港の海上でカーニバル・キングの山車は燃やされます。1年かけて作った山車を燃やしてしまうのは勿体ない気もしますが、これをもってその年のカーニバルは終了。ただ、儀式後もステージでのショーや、盛大な花火が上がり、最後まで盛り上がるのがこの祭り♪

訪れた人の声

パトラのカーニバルだ！山車が豪勢で有名です。どこかで動画ニュースを配信してくれないかな。

— パラ野(parano) (@paranoJP) 2014, 3月 2

ココも行きたい！

アギオスアンドレアス教会

パトラ市内のイーストサイドにある、ギリシャ正教復活大聖堂。その豪華な装飾が美しいインテリアも見どころです！

アクセス情報・地図はこちら

まとめ

歴史あるギリシャの祭り、パトラのカーニバル。期間が長いので、カーニバル当日じゃなくても各週末でも楽しめちゃうのが魅力的☆チャンスがあれば、ぜひとも迫力満点・大盛況の大パレードへ！