知っているようで戸惑うことも多い、フランス料理のテーブルマナー。いざという時にスマートに振舞えるよう、ここでもう一度おさらいしてみましょう。
ワインを1本オーダーすると、テイスティングを促される。これは、開けたワインが「自分の好みか」を確かめるのではなく、カビの臭いなどコルク臭がしないかどうかを確かめる作業だ。ソムリエがいる店の場合は大抵大丈夫なので、「テイスティングは結構です」と省略してもよい。
次回からのテイスティングの参考にしてくださいね。
フランス料理のテーブルマナーでは、フォークの背中に料理を乗せる事はしません。またイギリスのテーブルマナーと違い、食事中にフォークを持ち替えてもテーブルマナー上問題はありません。
食べ終えたらナイフとフォークを揃え、終了のサインを出すことをお忘れなく。
フランス式は2説あり、その内の1つは、お皿の奥からスプーンを入れて手前に向かってスープをすくう方法、もう1つは、お皿の横から中央に向かってスプーンを入れてスープをすくう方法です。そして飲む時は、スプーンの先を自分に対して直角にします。つまり、手首を45度回転させてスプーンの先からスープを飲む形になります。
殻付きの海老や蟹などの場合、フィンガーボウルが運ばれることがあります。フィンガーボウルが出たら、「手を使って頂いて良い」というサインです。汚れた指先は、フィンガーボウルで軽くゆすぎ、ナプキンで水分を拭いましょう。骨付きの肉がフィンガーボウルと共に出てきた場合も、どうぞ直接手でお料理をお持ち下さい。
魚料理や肉料理を食べる際に大事なテーブルマナーは、ナイフとフォークで1度に全てカットしてしまわない事です。料理の左側から順番に、1口ほどの大きさに切って食べましょう。
逆にフィンガーボールが出てこなかったら、ナイフとフォークを使いましょうということなのでしょうね。
パン皿があるのに、ふとメインのお皿においてしまった経験はありませんか?実は、これはマナー違反。パンは、パン皿にきちんと置きましょう。パン皿が無い場合は、テーブルクロスの上に直に置きます。パン皿の位置はメインのお皿の
左斜め上か左横が基本なので、テーブルの大きさに応じて、基本の位置の邪魔にならない所に置きましょう。
ワインが注がれたら「乾杯! 」といきたい気持ちは良く分かるが、ワイングラスで音を立てての乾杯はNG。ワイングラスはとても繊細なので、少しの衝撃でも割れてしまうことがある。グラスの脚を持って少し持ち上げるくらいがちょうどよい。
高級店ではワインは給仕人に注いでもらい、手酌はしません。注いでもらうときにグラスに触れたり、持ち上げたり、斜めにしたりしてはいけません。
髪を触ったり、かきあげたりするクセがある方は、要注意!食事中に髪を触る行為を良いと感じる人が少ない事を認識しましょう。また、肘をついたり、足を組んだりするのもマナー違反。『マナーとは相手を不快にさせないルールです。』
どれも知っていて損はないですね。
デザートには必ずデザートスプーンとフォークが出て来ます。内容によっては、デザートナイフも登場しますが、なるべくフォークのみで頂くのが良いとされています。もちろん、アイスクリームやフルーツソースなどの液体状のものは、スプーンで召し上がってください。
メインの料理やサラダ・デザートを食べ終わると、コーヒーなどの飲み物が出てきますが、「食事は飲み物を飲み終えるまで続いている」ということを忘れないで下さい。デザートを食べ終わってすぐに帰ろうとするのは、テーブルマナーに反しています。
また、わからないことをお店の方に質問するのは、全く恥ずかしいことではありません。お店の方も、きっと喜んでアドバイスしてくださると思いますよ!
1. ワイン選び
http://www.institutfrancais.jp/kansai/fr/events-manager/seminaire-sur-le-vin-gw-…
フレンチレストランにはソムリエがいることが多く、ワイン選びは好みや予算を伝えてお任せすれば安心です。続くテイスティングでは、どこに注意すればいいのでしょうか。 http://news.mynavi.jp/articles/2010/12/13/manner/
2. カトラリーの使い方
http://www.pratique.fr/actu/table-choisissez-couverts-succes-diner-depend-92510….
コース料理は料理に合わせてテーブルセッティングがされているので、そのまま外側からナイフとフォークを使っていけば何の問題もありません。注文した料理によってカトラリーをセットし直してくれる場合もあるので、そのまま身を任せておけば大丈夫です。また、日本はイギリス式のテーブルマナーが浸透していますが、フランス式はイギリス式とちょっと違う点もあります。 http://www.table-manners.org/french/order_out/
3. 食べる時の注意
http://www.luxurytraveladvisor.com/france/the-art-table-paris-tableware-match-ga…
フレンチで一番やっかいに感じるのは、食べ方かもしれません。あらかじめ食べやすくカットされて盛り付けられていることも多いですが、ここでは「スープの飲み方」「殻付きの海老や蟹の食べ方」「肉や魚料理のカットの仕方」を取り上げています。 http://www.felicimme.net/lesson/manner/manner_step10.html
http://allabout.co.jp/gm/gc/3676/
http://www.table-manners.org/french/order_out/
4. 食事中にこれをするのはマナー違反!
http://www.manhattan-table.com/menu/
ここではつい知らずにやってしまいがちなNG行動について。その理由についても触れています。 http://www.felicimme.net/lesson/manner/manner_step31.html
http://news.mynavi.jp/articles/2010/12/13/manner/
http://www.geocities.jp/bistrotchezlecopain/resto2.html
http://www.felicimme.net/lesson/manner/manner_step32.html
5. 最後のデザートまで心配りを
http://louisegoingout.fr/une-journee-hyper-parisienne/
フレンチを堅苦しく考える必要はなくても、私達日本人にとって最後まで気を抜けないのが、フランス料理のテーブルマナーです。でも抑えるところさえ抑えておけば、難しく考える必要はありません。気分よくお店を後にするためにも、デザート後の余韻も楽しみましょう。 http://www.felicimme.net/lesson/manner/manner_step20.html
http://www.table-manners.org/french/order_out/
また、わからないことをお店の方に質問するのは、全く恥ずかしいことではありません。お店の方も、きっと喜んでアドバイスしてくださると思いますよ!