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京都の中でも一番古いのがこの松尾大社!渡来氏である秦氏に秦斎されることでも知られています。賀茂神社と松尾大社を「東の巌神、西の猛霊」と称して平安遷都後には西の王城鎮護社として信仰されてきました。お酒の神様としても有名で、酒造会社や醸造元からも信仰の篤い神社です。
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1、松尾大社とは?
室町初期の松尾造りの本殿をはじめとして社殿が多いのが特徴的です。この社殿の背後には松尾山が聳え、大杉谷の神霊を祀っていたそうです。その後には、秦氏により松尾山の神霊を勧請し社殿を構えたのが松尾大社となったそうです。境内の名水「亀の井」が酒に変わったと逸話があるように醸造神として尊祟を受けています。ここの水を酒の原水として混ぜる醸造元もあるそうですよ。2、松尾大社の魅力
本殿の造りが特殊な両流造であることや、三つの庭を見られるのも松尾大社の楽しみの1つです。それも全ての造りが違うのも珍しく、松尾大社だけで三種類の庭を拝観することが出来るのです。この庭を見るだけでも、足を運ぶ価値はありますよ。3、松尾大社の見どころ・お勧めポイント
1、本殿
本殿は室町時代に建造されたもので、桁行が3間、梁間は4間と両流造りで「松尾造り」と呼ばれるものだそうです。特に箱棟の端が唐破風になっているのは松尾大社・宗像大社・厳島神社だけらしく、中でも松尾大社が一番最古として重要文化財として指定されています。見た目にも、中世の造りである特徴が手挟等に現れていて近年では見られない歴史を感じさせます。2、松風苑の3つの庭
入って直ぐの「曲水の庭」は平安貴族の「曲水の宴」を再現したもので、庭石が全て緑泥片岩(徳島県吉野川)であるのが特徴です。盃を流して盃が戻るまでに詩歌を詠むという風雅な遊び。クネクネした作りは御手洗川に見立ててあり中の岩は盃を表しています。奥の亀の形のサツキの刈り込みは、松尾山なんでしょうか。磐座の庭(上古の庭)は、自然神の祭祀場の磐座を模した庭になっています。松尾山の頂上近くの磐座で祭祀を営んでいた様子を表していて、庭の後ろ中央の巨石は祭神 を表したもねです。丹波笹がこの庭の一面に植えられていて、山々の緑の趣さえ感じられます。気品ある落ち着いた庭ですよ。
客殿にある蓬莱の庭は仙境の蓬莱山を表したものです。中国では昔から、東海には不老不死の島があり蓬莱山には仙人が住むと信じていました。それを表した庭となり池の中に、たくさんの島を表す石が並んでいます。池をぐるりと回ると仙人になった気分にとらわれますね。
3、山吹の名所でもあります
関西随一の山吹の名所で4月の下旬から山吹の花が咲き誇る様子を見ることが出来ます。境内の中を流れる一ノ川の畔には黄色の山吹の花が美しく、奥に足を踏み入れるとさらにたくさんの山吹を目にする事が出来ます。松尾大社の山吹は一重と八重が多いのですが、珍しい白山吹の花が上古の庭に咲いているのを楽しめます。4、亀が神様?
松尾大社には庭や手水舎などあちこちに亀の姿があります。松尾の神様が亀に乗り穏やかな保津川を進み、急流は鮭に乗ったとか。松尾大社で亀の姿を探しながら山吹を楽しむのもおつなものです。4、松尾大社を訪れた人の声
京都府京都市
『松尾大社』
奥の石が御神体です☆ pic.twitter.com/wXpihQEC33
— 景色・名所画像 (@sceneryhkt77) 2015, 3月 16
『松尾大社』
松尾大社はお酒の神様です。
杉玉が吊るされてました。
⇒ http://t.co/PW1Zdd31c0 pic.twitter.com/EOyqCMj2ne
— 健治 (@niceKenji) 2015, 3月 12
5、松尾大社の詳細
基本情報
- ・名称:松尾大社
- ・住所:京都府京都市西京区嵐山宮町3
- ・アクセス:・京都駅から京都市営バス28号系統「松尾大社前」下車・京都駅から
- 京都バス73,83系統「松尾大社前」下車
- ・四条河原町から京都バス63系統「松尾大社前」下車・京阪三条から
- 京都バス63系統「松尾大社前」下車
- ・拝観時間:5:00~18:00(受付 ~16:00)
- ・定休日:無し
- ・電話番号:075-871-5016
- ・拝観料:大人 500円、学生 400円、子供 300円
- ・オススメの時期:山吹の美しい時期
- ・公式サイトURL: http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html
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素材提供:トリップアドバイザー