プロの花火師が選ぶ！絶対に見逃したくない美しい「花火大会」10選

日本には全国に美しい花火大会があります。ここではプロの花火師が選んだ美しい花火大会10選をご紹介します。（Yahoo!ランキングより）

第1位　長岡まつり　大花火大会

新潟県長岡市・信濃川で毎年2日間に渡って開催される日本三大花火大会のひとつ。100年以上続いている伝統的な花火大会で、長岡空襲や中越地震などへの慰霊・復興の想いも込められています。

見どころは600m上空に打ち上げられる巨大な「正三尺玉」や5箇所から5色で登場する「ワイドスターマイン」など。例年、信濃川の両岸に多くの観光客が訪れます。

まさに夜空をキャンパスにした芸術作品です。

​慰霊の意味も込められた花火は、長岡空襲が始まったのと同じ、8月1日午後10時30分という時刻にあわせて行うことになっています。そこでは白一色の花火3発が打ち上げられ、さらに長岡市内の寺院も協力して、同じ時間に慰霊の鐘を鳴らすことになっています。その一方、毎年多くの企画による新作花火が打ち上げられます。2016年は「米百俵花火・尺玉100連発」が一番の注目ポイントになっています。

2位　ふくろい遠州の花火

静岡県袋井市で開催されるもので、全国の花火師が腕を競う競技大会でもあります。見どころは、メロディースターマインや空中ナイアガラ大富士瀑布、日本一 ジャンボワイドスターマインなどで、豪華で規模の大きな花火をたくさん見ることができます！圧倒的な迫力をお楽しみくださ い。


コンピューター制御を使って多量の電気点火を行う花火はスゴイの一言。 夜空が昼間のように明るくなり、幻想的な時間が続きます。

​メロディースターマインは、音楽と花火のコラボレーションということで、日本全国を通じても中々見られません。曲のアクセントのあるところでは花火が一斉に打ち上げられますが、曲調が静かな時にはそれに合わせた花火が使われます。また、静岡の代表的な煙火業者である「イブケン」「三遠煙火」「田畑煙火」の7号・8号大玉が連続100発打ちあがる様は是非見てほしいですね。

第3位　全国花火競技大会（大曲の花火）

秋田県大仙市・大曲地区で開催される全国花火競技大会。日本三大花火大会のひとつで、土浦全国花火競技大会とともに、最優秀の花火には内閣総理大臣賞が授与されます。 明治43年に始まり、「全国花火競技大会」と言えば当大会を指すほど、規模、権威ともに日本最大の花火大会。

地元の花火協同組合が作るワイドスターマイン「大会提供花火」は見逃せません。

色、種類、大きさ、何から何までがド派手！　全国の花火師が技を競い合うだけあって、どれも常識外れ。

​ここの花火の重要なポイントは、花火を作った本人が、その手で打ち上げているということにあるかもしれません。花火を作ったものこそが、その花火の事をもっともよく知る。真の競技大会ということですね。テーマは決められていますが、そのテーマに沿った音楽イメージやストーリーなどは作り手のセンスに委ねられます。その為例年とても斬新な花火が打ちあがるのです。​

第4位　伊勢神宮奉納全国花火大会

三重県伊勢市・伊勢神宮で開催。昭和28年に斎行された第59回神宮式年遷宮を記念して始められたもので、神宮に花火を奉納する唯一無二の大会です。 日本三大競技花火大会のひとつでもあり、それだけに高レベルな技が集まるスターマインの部は見所十分です。

花火師の技と心意気が込められた夜空の芸術。

伊勢神宮に奉納するための花火というのだから、別格なのも頷けます。

​​競技部門は「スターマインの部」以外にも「打上花火の部」があります。これは各花火師が10号玉（直径約30cm）1発や、5号玉（直径約15cm）3発を順々に挙げていくというものです。​審査をするのは日本煙火協会に芸術家や専門家といった人たちですね。評価は芸術面はもちろんのこと、花火としての安全面も対象となります。入賞すると神宮から賞状や副賞が授与されます。