あのお悩みでお困りの方朗報ですっ！髪さまにお願いできる京都「御髪神社」について

人間は外見じゃないっ。そのとおりですが、第一印象が大事なのはたしかです。となると、髪はやはりあったほうがいいのかな．．．。１０００年の歴史がある京都には「髪の毛」の神様がいるんですって。一度くらいは、いっておこうかしら。

１．「御髪神社（みかみじんじゃ）」とは

京都の有名な観光地、嵐山。トロッコ嵐山駅から歩いてすぐのところに、「御髪神社」があります。こちらは比較的新しい神社で、昭和３６年の創建です。京都市の理容・美容業界の関係者が「髪にまつわる神様」として作った神社なのです。

ご祭神は、藤原の采女の亮政之（ふじわらのうねめのすけまさゆき）という鎌倉時代のひと。このひとのお父さんが御所の宝物倉庫の護衛をしていたのですが、大事な宝刀をなくしてしまいました。父子で宝刀をさがすうち、息子の政之が下関で日本初の髪結いになったという伝説があります。

２．御髪神社のここを見よう

1.髪よ、もどれ♪　たくさんの絵馬があります

日本初の床屋さんを神様にしている神社なので、今でも理容・美容関係者から手厚い信仰をうけています。が、それ以上に熱い視線を送っているのが、「髪に関する悩みごと」のある人たち。まあ簡単にいえば、若干その、髪が少なくなっている方々ですね（笑）。

絵馬は、つげの櫛形をした可愛らしいもの。どれにも語るも涙・読むも涙の願い事が書かれいます。「NO　MORE　抜け毛」や「一生フサフサ」などのほか「現状維持」だの「無理のないはんいで」という控えめなものまで。モト冬樹さんやブラックマヨネーズの小杉さんの絵馬も奉納されています。
 

2.髪関係の会社がズラリとならぶ

御髪神社の「玉垣」（上の写真　赤い柵のことです）には、ずらりと美容関係の会社や全国の理容室・美容室の名前が並びます。アートネイチャー、ツムラ、エポックモア、リーブ21、各県の理容生活衛生同業組合などなど。なるほど、髪と美容の神様ですね。

神社創建の発起人は、大日本理容協会理容学校（東京）や帝国理髪学校（京都）で教えた後、日本高等理容学校（現在のアミューズ美容専門学校）を設立した児玉林三郎氏が中心人物です。理容師・美容師のお参りが絶えないのも当然です。

3.受験生にも役立つ！？

当然ですが、理容師になるための国家試験のまえは、学生が大勢お参りにきます。合格祈願ですね。それといっしょに「髪の毛は頭を守っている＝頭にご利益がある」ということから、学力向上を願う一般の受験生も大勢参拝に来るようになりました。

このお守りを持って、受験にゴー！

4.ほんとうに悩んでいる方にこそ、お役に立ちます

理容師・美容師や受験生以外にも、参拝に訪れるひともいます。いろいろな病気で、髪をなくされたひともそうですね。ここは日本で唯一の髪を護ってくれる神社です。後でご紹介しますが、御髪神社の参拝方法にはちょっと特別なやりかたがあります。自分の髪に対する感謝の気持ちを、神様に伝えたいですね。

神社の前には「御髪神社池」という池があります。ここは大型の渡り鳥などがよくくるので、シーズンには超望遠カメラを持ったセミプロのカメラマンでにぎわいます。

5.まわりは嵐山定番の観光コース

御髪神社はトロッコ嵐山駅からすぐです。御髪神社からはじめて、歩いて5分で紅葉の常寂光寺、そこから徒歩３分で落柿舎（らくししゃ）、さらに５分で釈迦如来と阿弥陀如来のある二尊院です。なだたる嵯峨野の観光地がギュッとつまったスポットに御髪神社があるんですね。

御髪神社から東側の竹林のトンネル（竹林の小径　下の写真）をぬけて野々宮神社、天龍寺方面をとおって渡月橋まであるいても、約４０分。嵐山のみどころと押さえる観光ができますよ。

6.オマケ　嵐電　嵯峨野駅前のイカしたカフェ「嵯峨野湯」

もしも御髪神社から天龍寺方面へまわる予定があるなら、嵐電　嵯峨駅前にある「カフェ　嵯峨野湯」によってみてください。大正時代の銭湯をリノベーションしたカフェです。カフェメニューのセンスも抜群にいいんですが、店内のあちこちに銭湯の雰囲気を残しているのがステキでおもしろいです。

落語会などイベントも多いカフェです。御髪神社にいく前に、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
 

３．髪よ、よみがえれ！参拝にも気合が入ります

こちらの神社は参拝方法がちょっと変わっています。まず神職の方に髪を少し切ってもらい、専用の袋に入れて、神前にお供えします（自分で切ったものを持参してもかまいません）。このあと、納められた髪の毛は神官により祈拝されます。

髪は「髪塚」におさめられます。こうなると自分の髪ながら、いっそ神々しいような気がしてきますね。後はよろしく！　神様どうかよろしく（笑）！！

 ４．御髪神社に行った人は、こんな風に言っています♪

 
そうなんです。思わず手を合わせてしまう。なのに、時にはこんなキビしい意見も（笑）。

５．日本唯一の髪の神社　「御髪神社」はここです♪

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