沖縄本島南部の糸満市(いとまんし)にある平和祈念公園の北口に、巨大な「ヒマワリ畑の迷路」が!
出現したのは、2016年の3月11日から。今ちょうど見頃のピークを迎えています。
北口からすぐの北側駐車場横にある700平米の広さの緑地に、高さ2メートルほどのヒマワリが約7,000本も咲いています! そして、そのヒマワリ畑が迷路になっているのです。しかも、入場は無料!
オープンした3月11日といえば、東日本大震災からちょうど5年になります。昨年から、福島県の大熊町とあいづひまわりプロジェクト実行委員会が福島県内で育てたヒマワリの種を、「福島・沖縄絆プロジェクト」に贈呈されたものを分けてもらったのがはじまりなのだそう。
植え付けをしたのは、地元糸満市の保育園や八重瀬町の保育園の園児たち。そういうこともあって保育園児たちの姿もあるほか、親子連れやカップルなども訪れていました。すぐ近くには児童公園もあるので、ヒマワリ畑の迷路はファミリー連れのお客さんにもオススメです。
迷路の中を通ってみると、ヒマワリの高さが大人の身長よりも高いので意外と難しいかもしれません。そんなに長いコースではないのですが、人によってはすぐにはゴールに辿り着かない人もいるようです。実際、自分も取材で入ったのですが、なかなか簡単には出ることができませんでした。
案外、勘の良いちびっこたちのほうがスムーズに抜けられたりするようなので、一番のポイントは「童心に帰ること」なのかもしれませんね。方向音痴な人向けのもっと具体的なアドバイスとしては高い木を見つけてそれを目印にすること。
そろそろ見頃もピークですが、ヒマワリの種ができるまでしばらく畑は残るようです。「畑で収穫した種はまた福島にお返しします」と主催者の沖縄県平和祈念財団のかた。
最後に「平和祈念公園には、先の沖縄戦で戦没されたかたの慰霊碑や各県の慰霊塔があるほか、沖縄県平和祈念資料館、平和祈念堂があり、修学旅行や観光客も多く訪れていますし、多目的広場や児童公園が市民の憩いの場になっていたりします。ヒマワリ畑の迷路を楽しんでいただき、園内のほかのエリアにもぜひお立ち寄り頂けましたら幸いです」とのことです。
ヒマワリ畑の迷路を楽しんでみたり、それをきっかけにして園内を巡りながら、沖縄をもっと深く知るきっかけにしてみるのも良いかもしれませんね。
■ 基本情報
- ヒマワリ畑の迷路設置場所:沖縄県「平和記念公園」北口の北側駐車場横
(平和記念公園住所:沖縄県糸満市字摩文仁444番地) - 設置期間:2016年3月11日〜(期間延長中)
- 利用時間:8時〜18時まで
- 利用料等:入場自由無料
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