vander_didier
町の男が同じ顔、同じ姿で登場し街を練り歩くのがバンシュのカーニバル! 世界遺産にも登録された、このカーニバルの主役は「ジル」という名前だそうです。不思議なカーニバルの魅力をたっぷりと堪能してください。1、バンシュのカーニバルとは?
13世紀のヨーロッパではペストが流行り、王族や貴族がバンシュを去っていきました。残された民衆は立ち上がり、自分達だけはバンシュを守りたいとカーニバルを行った事が始まりだそうです。王族を模した「ジル」に扮して3日間パレードを行うのです。
2、バンシュのカーニバルの魅力
長い冬が終わりを告げると、バンシュのカーニバルが始まります。民衆がバンシュを守りたいと思う前向きな気持ちと春を掛け合わせたかのような明るいカーニバルは多くの観光客も訪れる盛大なもの。キリスト復活祭の46日前にあたる『灰の水曜日』前の日曜からカーニバルの最終日『マルディ・グラの火曜日』の3日間盛大に催されるのです。
3、バンシュのカーニバルの見どころ
1、初日にはバンシュのおネエが見られる!?
女装した男性は『マミゼル』と呼ばれ、これが初日のメインイベントとなります。色んなドレスに身を包んだ男性がしなを作りながら歩く姿は圧巻!2、子供たちの日
2日目は、子供達が中心になり募金を行います。小さな『ジル』がパレードをしながら募金をお願いする姿を見ていると、皆本当にバンシュが好きなんだなと思えます。ジルで溢れていっぱいに!最終日はいよいよジルの登場になります!3、最終日は大盛り上がり
頭には大きなガチョウの羽をつけて木靴でパレードに参加します。手にはオレンジが入った籠を持っていて、豊作を祈りながらオレンジを群衆に投げつける姿が!バンシュの町がオレンジに染まった時、豊作がやってくるそうですよ!4、ジルはピエロを意味する!
カーニバルの主役ジルはピエロの事らしく、色んな姿のジルを見ることが出来ます。王族に扮したり、動物になったりと個性的なジルがたくさん!衣裳は全て自前でかなりの金額になるそうですが、愛するバンシュの為に惜しむ人はいないのだとか。町を愛する人たちの愛があふれたカーニバルは多くの人を魅了するのです。※バンシュカーニバル日程予定
2016年 2月9日:(2月7,8,9日)
2017年 2月28日:(2月26,27,28日)
2018年 2月13日:(2月11,12,13日)
4、バンシュのカーニバルを見た人の声
バンシュのカーニバル、病が流行った村を見捨てた王候貴族に自分たちがなったつもりでがんばろうという仮装祭で象徴的な眼鏡と髭をつけて恰幅よく見せるために服の下に藁をつめて…泣けてきた(。´Д⊂)
— ま (@malovescn) 2015, 4月 30
Carnival of Binche。へえ、バンシュのカーニバルね。ジルっていう道化師が出てくるんだな。で、あの爆発頭はダチョウの羽なんだね。知らなかった。 http://t.co/D9mn6zudtW
— Yoshinori20001 (@Yoshinori20001) 2013, 6月 9
真冬日ではないけど真冬日並みに寒く感じる。昨日の雪もまだ残っているし。世界遺産にも登録されているバンシュのカーニバル、今日がハイライトのジルのオレンジ投げ。行こうかな、でも寒いし・・・。
— 稲垣 淳子 (@jun_ina) 2013, 2月 12
5、バンシュのカーニバルの詳細
■ 基本情報
- ・名称:バンシュのカーニバル
- ・住所:ベルギーバンシュ
- ・アクセス:ブリュッセル中央駅から国鉄でバンシュ駅直行約1時間17分
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