冬の京都は寒くて観光客の減る時期。でもツウは冬の凛とした空気感を好んで京都を訪れています。雪景色やライトアップなど、冬ならではの楽しみ方ができるのも魅力です。観光客が少ない時期だからこそ、人気スポットをゆっくり観光できるチャンス!淡いピンクに染まる春、色鮮やかな紅葉に包まれる秋もいいけど、真っ白な世界が広がり、神聖で厳かな空気が漂う「日本の美」を感じられる冬も素晴らしい。朱塗りの神社とのコントラストや詫び寂びの心が息づく庭園など、冬景色が楽しめるオススメのスポットをご紹介します。
1.金閣寺
Takeshi Kuboki
金閣寺の正式名は「鹿苑寺(ろくおんじ)」で相国寺の塔頭寺院です。世界遺産になる前から人気の観光スポットです。鏡湖池に映る金閣を写真や映像で見ることが多いのではないでしょうか。雪景色の金閣寺は格別に美しく、大雪が降ったあとの金閣寺には、行列ができることもあるようですよ。白銀と金のコントラストが息を呑むほど幻想的ですよね。まさに日本らしい情緒あふれる冬の風景です。ご存知の方が多いと思われますが、室町時代に3代目将軍・足利義満により建立されました。舎利殿は国宝に指定されていましたが、昭和25年に学僧に放火され、昭和30年に再建されました。
■ 基本情報
- ・名称: 鹿苑寺(金閣寺)
- ・住所: 〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1
- ・アクセス:京都市営バス 金閣寺道下車 徒歩3分
- ・拝観時間: 9:00~17:00
- ・定休日:無休
- ・電話番号:075-461-0013
- ・料金: 大人400円・大学生400円・高校生400円・中学生300円・小学生300円
- ・公式サイトURL: http://www.shokoku-ji.jp/
2.南禅寺
石川五右衛門の「絶景かな」の台詞で有名な南禅寺。三門や国宝の方丈、狩野探幽筆「水呑の虎」などみどころも多い場所です。境内も広くゆったりとしていますよ。観光のあとは、南禅寺の近くで湯豆腐を食べて温まるのもおすすめです。
鎌倉時代中期の1291年、後嵯峨上皇の皇子である亀山法皇が大明国師を開山に迎え、離宮を禅寺としたのがはじまりです。京都五山および鎌倉五山の上に位置づけられ、別格扱いされており、国内でも最も格式高い寺院です。
■ 基本情報
- ・名称: 南禅寺
- ・住所: 〒606-8435 京都府京都市 左京区南禅寺福地町86
- ・アクセス: 地下鉄東西線・蹴上駅下車 徒歩約10分
- 京都市市営バス・岡崎法勝寺町あるいは南禅寺永観堂道前下車 徒歩10分
- ・拝観時間: 12/1~2/28 8:40~16:30 / 3/1~11/30 8:40~17:00
- ・定休日: 12/28~12/31
- ・電話番号: 075-771-0365
- ・料金: 方丈庭園 大人500円・高校生400円・小中学生300円
- 三門 大人500円・高校生400円・小中学生300円
- ・公式サイトURL: http://www.nanzen.net/
3.大原 三千院
http://55onawami0241.seesaa.net/
京都の北の人気観光スポット三千院。以前は歌にも歌われた場所です。有清園の杉苔のわらべ地蔵やアジサイも有名です。冬の三千院は凛とした空気に包まれ雪におおわれた三千院も風情があります。東山区に鎮座する青蓮院と妙法院とともに、天台宗における三門跡寺院と呼ばれています。もともとは8世紀に比叡山にて建立されましたが、転々を場所を移されました。明治維新後にこの地で引き継がれ、現在に至ります。
■ 基本情報
- ・名称:三千院
- ・住所: 〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町540
- ・アクセス: 京都バス・大原下車 徒歩約10分
- ・営業時間: 3月~10月 9:00~17:00 (閉門17:30)
- 11月 8:30~17:00 (閉門17:30)
- 12月~2月 9:00~16:00 (閉門16:30)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-744-2531
- ・料金: 一般700円・中学生 高校生400円・小学生150円
- ・公式サイトURL: http://www.sanzenin.or.jp/
4.鞍馬寺
http://youpv.exblog.jp/21702729/
源義経ゆかりの寺で有名な鞍馬寺。京都の北東部にありパワースポットとしても人気の場所ですが、お正月から最初の寅の日に行くと、いつも以上の多くの福をもらえる「初寅大祭」があり、魔除け・お宝札をいただけます。770年に鑑真の高弟・鑑禎により開基されたと伝えられています。牛若丸は兄とともにこの寺院に預けられ、この地で修行を行ったそう。また、鞍馬山には大天狗が住んでいるということでも広く知られており、能『鞍馬天狗』の舞台でもあります。
■ 基本情報
- ・名称: 鞍馬寺
- ・住所: 〒601-1111 京都市左京区鞍馬本町1074番地
- ・拝観時間: 9:00~16:30
- ・定休日: 無休(霊宝殿は月曜、12月12日~2月末日休館)
- ・電話番号: 075-741-2003
- ・料金: 愛山費 300円 / ケーブル寄進 片道100円 往復200円
霊宝殿(鞍馬山博物館)入館料200円 - ・公式サイトURL: http://www.kuramadera.or.jp/
- ※2015年5月11日~2016年3月までケーブル全面運休。
5.将軍塚青龍殿
http://ritto.net/category/business_blog/page/11/
将軍塚にある青龍殿は青蓮院の飛地境内で2014年10月に完成し、京都の夜景を一望できる新しい観光名所となりました。青蓮院の特別拝観の時期には青蓮院からシャトルバスが運行されていましたが、普段の時はシャトルバスがなくアクセスが悪かったのですが、2015年9月5日から土日祝に限り路線バスが運行されます。11月は1日から30日まで毎日運行。2016年4月・5月は平日運行予定。ちなみに、この将軍塚は桓武天皇が平安京を決定した場所になります。災害や飢饉などを避けるため、平城京から長岡京へと遷都しましたが、長岡京でもまた厄災が続きました。そして、この地を訪れた桓武天皇はこの京都こそ都にふさわしいとし、平安京遷都となったんです。
■ 基本情報
- ・名称: 将軍塚 青龍殿
- ・住所: 〒607-8456 京都府京都市 山科区厨子奥花鳥町2
- ・アクセス: 地下鉄東西線・蹴上駅から徒歩30分
- 暗い山道を登ることになるので車・タクシー利用をおすすめします
- ・駐車場:無料駐車場あり
- ・時間: 9:00~17:00 (16:30受付終了)
- ※春・秋に夜間ライトアップを開催しています。
- ・電話番号: 075-771-0390
- ・料金: 大人500円 中高生400円 小学生200円
- ・公式サイトURL: http://www.shorenin.com/
6.実相院
http://blogs.yahoo.co.jp/cocoro_kyoto/8669683.html
鎌倉時代前期、静基僧正により開基されました。もともとは北区に鎮座していたようですが、応仁の乱の被害を避けるためにこの地に移されたそうです。伽藍など多くの建物が戦火により焼失してしまいましたが、徳川家光の援助を受け再建されました。
■ 基本情報
- ・名称: 岩倉 実相院門跡
- ・住所: 〒606-0017 京都市左京区岩倉上蔵町121
- ・アクセス: 京都バス 岩倉実相院行き終点 / 叡山電鉄 鞍馬線「岩倉」下車 徒歩20分
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・電話番号: 075-781-5464
- ・料金: 大人500円、小中学生250円
- ・公式サイトURL: http://www.jissoin.com/
- ※床みどりなどの客殿・モリアオガエルの撮影は禁止。拝観のルールは遵守して下さい。
7.嵐山
http://blogs.yahoo.co.jp/kyonosato1/18504778.html
京都観光の中でも人気の高い嵐山。観光する人が少ない冬こそゆっくりと嵐山を訪れるチャンスです。白く雪化粧した嵐山は水墨画のような風情がありますね。嵐電の嵐山駅ホームにある足湯を利用して、疲れをとったり、足元を温めたりもできるんですよ。(足湯だけの利用も可能)嵐山といえば紅葉シーズンが人気ですが、雪景色された渡月橋は非常に幻想的。いつもは青々とした清涼な竹林の道も、この季節だけは全く異なる表情を見せてくれますよ。冷えた体は湯豆腐を食べて温めてみましょう。
■ 基本情報
- ・名称: 嵐山
- ・住所: 京都府京都市右京区
- ・アクセス: 嵐電・嵐山駅下車 すぐ / 阪急 嵐山駅下車 すぐ
- ・参考サイトURL: https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=4&ManageCode=6000002
8.北野天満宮
http://shiirro22213s.blog.fc2.com/blog-entry-39.html
地元では天神さんと呼ばれ親しまれている神社です。学問の神様として受験生など多くの人が訪れており、牛の頭ををなでると頭がよくなると言われています。菅原道真にちなんで梅が有名。太宰府天満宮とともに、天満宮および天神社の総本社とされています。菅原道真が無実の罪により大宰府へ流され、そこで没した後、都では災害が相次いだそう。これを菅原道真の呪いと考え、社伝を造営して菅原道真をお祀りしたのが始りと伝えられています。
■ 基本情報
- ・名称: 北野天満宮
- ・住所: 〒602-8386 京都府京都市 上京区馬喰町
- ・アクセス: 京都市営バス・北野天満宮前下車すぐ
- ・開閉時間: 4月~9月 5:00~18:00 / 10月~3月 5:30~17:00
- ・受付時間:9:00~17:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-461-0005
- ・料金: 宝物殿 一般300円・中高生250円・小人150円
- 梅苑公開 大人600円・小人300円 (茶菓子付き)
- ・公式サイトURL: http://kitanotenmangu.or.jp/
- ※梅園や縁日によって時間変更あり
9.東福寺
http://blog.livedoor.jp/enjoy_kyotokentei/archives/43193830.html
東福寺といえば紅葉が有名で、最盛期には多くの人が訪れています。冬になると観光客も減り静かな佇まいになりますが、静かだからこそ美しい景色を味わえます。境内には25もの塔頭が点在しており、非常に大規模な寺院です。重要文化財指定の現存する最大にして最古の禅堂や国宝指定の日本最古の山門をはじめ、文化財を数多く有しています。明治時代に廃仏毀釈される以前はもっと大きかったそうでうよ。
■ 基本情報
- ・名称: 東福寺
- ・住所: 京都市東山区本町十五丁目778番地
- ・アクセス: JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」下車 南東へ徒歩10分
京都市営バス 東福寺下車 徒歩10分 - ・営業時間: 4月~10月 9:00~16:00 / 11月~12月初旬 8:30~16:00
- 12月初旬~3月 9:00~15:30
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-561-0087
- ・料金: 通天橋・開山堂 400円・小中学生300円
- 本坊庭園 開山堂 400円・小中学生300円
- ・公式サイトURL: http://www.tofukuji.jp/
10.三十三間堂
http://blog.goo.ne.jp/tora003/e/385a71c75c40e68e20ad6114bd2fe942
三十三間堂の国宝・千手観音坐像と重要文化財に指定されている1000体の観音立像が並ぶ姿は圧巻。成人の日が1月15日と固定されていた時は新成人が袴姿で矢を射る姿が報道されていました。現在「通し矢」1月中旬に行われています。通し矢の時には三十三間堂は無料で拝観できます。ちなみに、1000体の観音立像はすべて顔が違うそうで、この中には「自分が会いたい人とそっくりな観音さま」や「自分とそっくりな観音さま」が必ずいるといわれています。1体1体確認して、ぜひ探してみてくださいね。
■ 基本情報
- ・正式名称: 蓮華王院 (通称:三十三間堂)
- ・住所: 〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻町657
- ・アクセス: 京都市営バス 博物館三十三間堂前 下車すぐ / 京阪七条駅から徒歩7分
- ・開門時間: 8:00~17:00 / 11月16日~3月 9:00~16:00
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 075-561-0467
- ・料金: 一般600円・高校中学400円・子供300円
- ※25名様以上は団体割引あり
- ・公式サイトURL: http://sanjusangendo.jp/
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11.寂光院
大原エリアで三千院に並んで人気のある寂光院は、「平家物語」にも描かれている尼寺です。作中では、平清盛の娘・建礼門院徳子が隠棲し、晩年を過ごした場所とされています。境内には、その面影がうかがえる平家物語ゆかりの汀(みぎわ)の池もありますよ。春は汀の桜、夏は沙羅の花、秋は紅葉と四季折々の表情を魅せ、冬には本堂へと続く長い階段にしんしんと雪が降り、庭園も白く覆われ、なんとも言えない厳粛な空気が漂っています。
■ 基本情報
- ・名称: 寂光院
- ・住所: 京都市左京区大原草生町676
- ・アクセス: 京都バス「大原」下車より徒歩15分
- ・営業時間: 9:00~17:00(冬季は16:30まで)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-744-3341
- ・拝観志納金:大人・高校生600円、中学生350円、 小学生100円
- ・公式サイトURL: http://www.jakkoin.jp/
12.清水寺
一年を通して観光客が絶えることのない清水寺は、音羽山に広大な敷地を有するお寺です。国宝や重要文化財の宝庫でもあり、数々の伽藍は見応えがあります。拝観のハイライトでもある「清水の舞台」は急な崖にせり出した形で建っており、その建築は釘を一切使っていないことでも有名ですね。雪に覆われた周囲の木々の間から覗く本堂は、まるで雲の上に浮かぶ舞台のようにも見えます。雪化粧をした姿は不思議な美しさで、素晴らしい絶景が広がります。
■ 基本情報
- ・名称: 清水寺
- ・住所: 京都府京都市東山区清水一丁目294
- ・アクセス: 京阪電車清水五条駅から徒歩約25分、
- 京都バス「清水道」または「五条坂」下車徒歩約10分。
- ・営業時間: 6:00~18:00(夏季は18:30まで。行事などにより17:30までの場合有り)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-551-1234
- ・料金: 大人・高校生300円、小・中学生200円
- ・公式サイトURL: http://www.kiyomizudera.or.jp/
13.平安神宮
鮮やかな朱色の社殿が美しい平安神宮は、桓武天皇の平安遷都1100年祭を記念し、桓武天皇を祭神として創建された神宮です。京都市民の復興への「情熱」が込められています。社殿は平安京の正庁の中心であった朝堂院を8分の5の規模で再現されたもの。社殿の背後には広大な神苑があり、池を中心に回遊式に見学できます。ゆっくり歩いて30分ほどの散策が楽しめますよ。雪が降ると敷地が白く覆われ、朱色の社殿が一層鮮やかに感じ、神聖さが増します。
■ 基本情報
- ・名称: 平安神宮
- ・住所: 京都市左京区岡崎西天王町
- ・アクセス: 地下鉄東西線東山駅から徒歩約10分、
- 京都バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩約5分。
- ・営業時間: 6:00~18:00
- ・定休日:無休
- ・電話番号: 075-761-0221
- ・料金: [神苑入苑]大人 600円、小人 300円
- ・公式サイトURL: http://www.heianjingu.or.jp/
14.源光庵
2014年度の「そうだ 京都、行こう。」の舞台になり、一躍有名になった源光庵。本堂にある丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」にはそれぞれ仏教の真理が込められています。静寂とした堂内から、この窓と向き合うことで悟りの境地へと導かれると言われています。ほの暗い堂内から見る外の景色は、秋には色とりどりの紅葉が見事なことはもちろん、夏の青々とした緑、そして冬は陽の光を受けて輝く雪景色も、引き込まれる美しさです。
■ 基本情報
- ・名称: 源光庵
- ・住所: 京都市北区鷹峯北鷹峯町47
- ・アクセス: 京都バス「鷹峯源光庵前」下車徒歩約1分
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・定休日: 法要行事のある場合、拝観休止の場合があります。
- ・電話番号: 075-492-1858
- ・料金: 大人・中学・高校生400円(11月は500円)、小学生200円
- ・参考サイトURL: https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000055
15.銀閣寺
金閣寺と並ぶ京都楼閣建築の代表寺院である銀閣寺。正式名称は東山慈照寺といいます。上層の潮音閣に観世音菩薩木像、下層の心空殿に千体地蔵像が安置されています。室町時代に建てられたもので国宝建築物であり、世界遺産にも登録されています。銀閣と呼ばれる観音殿の前に広がる方丈の庭には、砂盛り向月台と波紋を表現した銀沙灘も見どころのひとつで、雪に覆われた姿は凛とした静けさが漂います。真っ白い世界の中に佇む木造の銀閣は、詫び寂びの日本人特有の美しさを感じますね。
■ 基本情報
- ・名称: 東山慈照寺(銀閣寺)
- ・住所: 京都市左京区銀閣寺町2
- ・アクセス: 京都バス「銀閣寺道」下車徒歩約10分
- ・営業時間: 8:30~17:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-771-5725
- ・料金: 大人・高校生500円、小・中学生300円、小学生以下無料
- ・公式サイトURL: http://www.shokoku-ji.jp/g_about.html
16.上賀茂神社
創建678年、下鴨神社と並んで京都で最古の社のひとつである上賀茂神社。正式名称は、賀茂別雷神社といい、古来の日本人が雷を神様と考えていた信仰を伝えています。最初の一の鳥居をくぐると広々とした芝生が広がり、まっすぐのびた参道の先に二の鳥居があります。本殿までの間にある朱塗りの桜門と小さな小川にかかる朱塗りの回廊があり、雪を羽織った姿は、朱をさらに映えさせ、素晴らしい美しさです。
■ 基本情報
- ・名称: 上賀茂神社
- ・住所: 京都市北区上賀茂本山339
- ・アクセス: 京都バス「上賀茂神社前」下車すぐ
- ・営業時間: 10:00~16:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-781-0011
- ・料金: 無料 [国宝・本殿権殿特別参拝は500円]
- ・公式サイトURL:http://www.kamigamojinja.jp/
17.醍醐寺
醍醐山に200万坪もの広大な境内を持つ醍醐寺は、山頂に如意輪観音を本尊とし、開山しました。広い境内は、華やかな大伽藍や金堂、三宝院を中心に広がる「下醍醐」、昔は女人結界があり、女性は入山できなかった険しい参道が続き、深い歴史を感じるお堂がいくつも建つ「上醍醐」に分かれます。冬には雪が降り積もり、境内はしっとりとした緩やかな時間が流れ、春とは違う魅力があります。中でも池のほとりに建つ弁天堂はぜひ見てほしい。黒々とした周囲の木々と降り積もる白い雪、朱塗りの弁天堂と橋、鏡のように澄み渡る池に映る雪景色。黒と白と赤のコントラストが息を飲む美しさです。
■ 基本情報
- ・名称: 総本山 醍醐寺
- ・住所: 京都市伏見区醍醐東大路町22
- ・アクセス: 京阪バス「醍醐寺前」下車すぐ、地下鉄醍醐寺駅から徒歩約10分。
- ・営業時間: 9:00~17:00(冬季は16:00まで)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-571-0002
- ・料金: 大人600円、中・高校生300円、小学生以下は無料
- 三宝院拝観料、伽藍入山料、霊宝館入館料それぞれ同額必要となります。
- ※共通券 2枚つづり:大人1,000円、中・高校生500円
- 3枚つづり:大人1,500円、中・中学生750円
- ・公式サイトURL: https://www.daigoji.or.jp/index.html
18.高桐院
大徳寺の塔頭のひとつ。利休七哲の一人で茶人でもある、武将の細川忠興(三斎)が創建した高桐院。茶を愛する人だけあって、自然との調和を美しく表現された参道や庭園は、どこをとっても絵になる素晴らしさです。庭には三斎とガラシャ夫人の墓もあります。表門から玄関までは細い石畳の参道があり、竹林に囲まれ、地面には緑が美しい苔が一年中見られます。冬には、緑の苔のうえに白い雪が降り積もり、静寂と厳粛な空気を感じ、楽しませてくれます。
■ 基本情報
- ・名称: 高桐院
- ・住所: 京都市北区紫野大徳寺73-1
- ・アクセス: 市バス「大徳寺」または「建勲神社前」下車徒歩約5分
- ・営業時間: 9:00~16:30
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号:075-492-0068
- ・料金: 大人・高校生400円、中学生300円、小学生200円
- ・参考サイトURL:https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000062
19.曼殊院
洛北屈指の名刹である「曼殊院」は、天台宗の門跡寺院であり、五箇室門跡の一つでもあります。もとは比叡山にあった堂を1656年に現在の場所に移されたそうです。豊かな感性を持つ良尚親王が庭園、建築ともに職見、創意によるところが多く、良尚親王の趣向が反映されています。大書院の前には美しい枯山水庭園があり、その周囲には霧島つつじが植えられていて、5月には赤く染まります。冬には庭園が雪で白く覆われ、大書院の回廊に敷かれた真っ赤な絨毯が美しく映えます。座敷から襖を額と見立てて眺める庭園は、幻想的な世界を魅せてくれます。
■ 基本情報
- ・名称: 曼殊院(曼殊院門跡)
- ・住所: 京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
- ・アクセス: 叡山電鉄修学院駅から徒歩約20分、市バス「一乗寺清水町」下車徒歩約20分。
- ・営業時間: 9:00~17:00(受付は16:30まで)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-781-5010
- ・料金: 大人600円、高校生500円、小・中学生400円
- ・公式サイトURL: http://www.manshuinmonzeki.jp/
20.神護寺
神護寺は、809年から14年間、空海(弘法大師)が住持したことでも知られる寺で、高雄山中腹にある真言宗の古刹です。国宝の薬師如来像や平安、鎌倉時代の仏像や絵画なども多く残っており、日本三大名鐘の一つ、梵鐘(国宝)もあります。仁王門に続く、長い石階段にしんしんと降る雪景色は、聖域へと続く道のようで厳かな雰囲気です。門をくぐると広い境内があり、雪に覆われた白銀の世界が広がります。雪に閉ざされたかのような山の中の神護寺は、まるで聖地のような光景が広がっています。
■ 基本情報
- ・名称: 高雄山神護寺
- ・住所: 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
- ・アクセス: 市バス「高尾」または「山城孝雄」下車徒歩約20分
- ・営業時間: 9:00~16:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-861-1769
- ・料金: 大人・中学生・高校生600円、小学生300円
- ・公式サイトURL: http://www.jingoji.or.jp/
京都の冬は寒さからか観光客が減る時期ですが、夜景の美しさや観光客が少なくて、人気スポットをゆっくり見られたりと利点もたくさんあります。湯豆腐など冬に美味しいものもたくさんあります。京都の寒さは足元から冷えることや、拝観の時に靴を脱ぐことも多いので足元の防寒をしっかりしておきましょう。また、石畳の参道や階段など滑りやすくなっているところもあるので、歩きやすく滑りにくい靴で訪れましょう。いつもの華やかで賑やか京都観光とは一味違う、厳かで静寂とした世界が楽しめる冬の観光も素敵ですね。