ハノイの観光スポット40選。ベトナムの歴史が分かる定番から穴場まで紹介！

ハノイのおすすめ観光スポットをたっぷり40箇所ご紹介します！ベトナムの首都であるこの地は政治と文化の中心となっており、たくさんの観光客が訪れる場所でもあります。この国の独立の父と呼ばれるホーチミンが眠る廟、歴史を今に伝える博物館、戦争の傷跡を残す建造物、フランス統治下に建てられたコロニアル調の建物、過去の栄華が垣間見える王宮などなど。多くの人でにぎわう市場やナイトマーケットも楽しいですよ♪とにかく見どころ盛りだくさんの地域です。行きたいところをチェックしてから出発してくださいね！

１．セント・ジョセフ教会（ハノイ大教会）

ハノイで最も大きいキリスト教の教会が、ハノイの街の中心部、ホアンキエム湖近くにあるセント・ジョセフ教会（ハノイ大教会）です。

ハノイ大教会は、フランス人がハノイに上陸して10余年後、仏教寺院が取り壊されて、1884年から1886年にかけて建設されました。その後、20世紀に入ってから、ネオゴシック様式の二つの尖塔を持つ、現在のような姿にかいちくされました。

もともとこの場所には800年以上の古い歴史を持つ古代バオティエン塔が建てられていたのだそう。ベトナムは仏教徒が大半を占めており、仏教寺院が多いハノイでひときわ目立つ存在です。クリスマスシーズンにはライトアップされます。

２．タンロン水上人形劇場

タンロン水上人形劇場は、ハノイに伝わる伝説を基に演じられる、ハノイを代表する伝統芸能の水上人形劇が演じられる劇場です。熟練の人形師達が水中に延びている竿を匠に操って、手彫りの人形や龍が緩急自在に演じる人形劇です。

水上人形劇の歴史は10世紀まで遡り、農民が作物の収穫を祝って行われたものがはじまりとされ、11世紀に入ると、宮廷の娯楽としてハノイを流れる紅河で演じられるようになりました。

ハノイといえばやはり水上劇でしょう。およそ1000年続くハノイの伝統芸能ですよ。11世紀頃からベトナム北部のデルタ地方の農民達の間で行われていたと言われています。このタンロン水上人形劇場はホーチミン主席が建てたのだそう。

３．ロンビエン橋

ロンビエン橋は、ハノイに流れる紅河に架かるおよそ1,700ｍの長さがある鉄橋で、橋の中央に鉄道線路が走り、両側に歩道が通っています。この橋は、ハノイとハイフォンを結ぶ鉄道のために架けられたもので、1899年に着工され３年の歳月をかけて、1902年に完成しました。

ベトナム戦争中は、米軍の攻撃目標となり繰り返し爆撃を受けており、いまでも橋中央付近のトラスは、修理をされないままになっています。

未修理部分が痛々しく、その威力と恐ろしさを物語っています。ベトナムを植民地支配していた時代にフランスが架橋した橋で、エッフェル塔を手がけたフランス人建築家・ギュスターヴ・エッフェルが設計したとの説があり、「横たわるエッフェル塔」とも言われています。

４．タンロン遺跡

ハノイはその昔、タンロン、トンキンなどと呼ばれており、タンロン遺跡は、11世紀から19世紀初頭までの間に、ベトナムを統治していた王宮のあった場所でした。

タンロン遺跡には、800年の間に数多くの王朝が王宮を構えていたことから、異なる王朝の遺跡がそれぞれに発掘されています。フランス統治時代に、当時の王宮建物の多くは取り壊されてしまいましたが、ベトナム所王朝の貴重な遺跡であることから、2010年には世界遺産に登録されました。

遺跡のほか、屋内の展示室では発掘作業の様子や出土品が数多く展示されており、自由に見学することが出来ますよ。さらに、遺跡の南側には「軍事歴史博物館」もあり、戦闘機や戦車などが戦争当時のまま残されています。

５．鎮国寺

鎮国寺は、ハノイ旧市街地中心部から北西方向にある、タイ湖湖畔にあるベトナム最古の寺院です。開山されたのは李南帝（544～548）の時代で、紅河のほとりに建立されましたが、17世紀に現在の場所に移されました。

元々は、開国寺という名の寺院でしたが、現在の場所に移されると共に鎮国寺という名に改められました。タイ湖に映る仏塔や樹々の姿は美しく、境内のお堂には、釈迦をはじめとして、関羽やベトナムの英雄のチャン・フン・ダオなどの神仏や偉人の像が祀られています。

関羽といえば中国・後漢時代に活躍した三国志で超有名な武将ですよね。なぜベトナムの寺院に祀られているのかというと、明から清に移り変わった頃、明の人々がベトナムまで逃げてきたことに由来していると言われています。そのため、ここだけでなくベトナムに点在する多くの寺院に関羽が祀られているんです。

６．バチャン焼物市場

ハノイ郊外の紅河沿いあるバチャン村は、ベトナムの陶磁器産地として有名なバチャン焼き村です。この村で陶磁器が作られるようになったのは15世紀頃のことで、16世紀には日本にも盛んに輸出されていたということです。

バチャン焼物市場は、ハノイのロンビエンバスターミナルとバチャンとを結んでいる、路線バスのバスターミナル前にあり、数多くの店が軒を並べています。

ちなみに、陶磁器にはトンボをモチーフにしたデザインが多く見かけられますが、これもまた日本人からの注文で作ったところ、ベトナム市民にもウケたためいつしか一般化したと言われています。日本と深い繋がりがあるスポットです。

７．ハノイ36通り（旧市街）

ホアンキエム湖の北側に広がるハノイの旧市街は、通称「ハノイ３６通り」と呼ばれています。ハノイ３６通りの名は、このエリアをかつての政府が３６種類の商いに分類して、３６本の通りごとに同じ業種の商店を集めたことに由来します。

今では昔ほどには業種別に店が集まっていないと言うものの、それでも通りごとにがらりと雰囲気が変わる面白さがあります。

ハノイ随一と言われる繁華街です。13世紀頃から王族への献上品を作る職人町として存在していました。古い町並みがそのまま残されており情緒あふれるスポットです。迷宮と言われるほど入り組んでいるんですよ。

８．ベトナム女性博物館

ベトナム女性博物館は、ベトナム女性連合によって設立され、ベトナム女性の歴史・文化に関する３万点近くもの収蔵品がある博物館です。博物館本館の２～４階は、それぞれベトナム女性に関連した、３つのテーマ別に展示が行われています。

２階は「家庭での女性」として、結婚や出産、家庭生活についての展示があります。３階は「歴史のなかの女性」として、過去と現代の女性の姿を展示されています。４階は「女性のファッション」」として、ベトナムの民族衣装などの展示となっています。

「ハノイで最も魅力的な施設」「アジアで最も興味深い25の博物館」に選定され、「トラベラーズ　チョイス　アワード」を受賞したスポットです。ジェンダー的見地のみならず、様々なアプローチでベトナム女性に関する研究が行われており、ベトナムにおける女性問題なども知ることができます。

９．北門教会

建設当初の名前は、諸聖女王教堂だった北門教会は、旧ハノイ城（タンロン遺跡）の北門近くにあることから、北門教会やクアバック教会と呼ばれるようになりました。この教会は、ハノイで唯一の英語でミサが執り行われるカトリック教会です。

教会には、ハノイで一番高い鐘楼と、薔薇を模した円形窓を持つ本堂があり、屋根は東洋的な屋根瓦となっていて、フランス教会洋式とベトナム寺院洋式との仏越折衷の建物となっています。

ハノイ市街地の北側に位置しています。グエンビェウ通りとファンディンフン通りの交差点付近に佇んでおり、独特のスタイルが目を引き、とても印象的な存在です。本堂のステンドグラスにはマリア様やジャンヌ・ダルクが描かれています。

１０．ホアンキエム湖

ホアンキエム湖は、ハノイの街の真ん中にある湖で、ベトナムの王だったレー・ロイが明からの独立戦争に勝利して、この湖で神剣を神に還すために亀に還した場所とされています。王が剣（キエム）を還（ホアン）した湖という意味のホアンキエム湖（還剣湖）と名付けられました。

ホアンキエム湖は、ハノイ市民の憩いの場として賑わい、湖の中には王が亀に剣を渡したと伝えられる場所に、湖のシンボル「亀の塔」と呼ばれている建物が立っています。

紅河の幾度とない氾濫により誕生した湖の一つと言われています。この湖には実際、シャンハイハナスッポンを始めとする大亀が数種ほど生息しているのだそう。1968年には体重250kgの大亀が発見されたんですよ。

１１．ホーチミンの家（ホーおじさんの家）

ベトナム独立の指導者ホーチミンが、1969年まで住んでいた住居がホーチミンの家（ホーおじさんの家）です。住居は、木造高床式の家で、『ホーおじさん』と国民から慕われていた、ホーチミンの人柄が偲ばれる簡素な造りで、室内には調度類が生前当時の雰囲気のまま残されています。

住居の周りはホーチミン自身が育てたとされる、ジャスミンの木が植えられており、池には毎日エサやりを日課にしていたという鯉が泳いでいます。

１２．ハノイ遷都1000年記念モザイク壁画

ハノイ遷都1,000年を記念して作られたモザイク壁画が、Yen Phu通りの紅河側に延々と数kmにわたって続いています。2010年には世界最長のモザイク壁画として、ギネスブックに登録されました。

壁画に使われているタイルは、ハノイ郊外の陶磁器村のバッチャンで作られたものです。モザイク壁画に描かれているテーマは、ベトナムの歴史や民話、ハノイの観光スポットなど様々なものがあります。ハノイ中心部の通り沿いなので、移動時に眺めることが出来るチャンスがあるかも知れません。

１３．鎮武観

鎮武観は、チェックバック湖の南側にある道教の寺院で、タンロン城の北を守る寺院として、タンロンに遷都されてまもない11世紀初期に建立されました。

寺院内には、道教の北方神とされる玄天鎮武神が祀られており、高さ３ｍ72cm、重さ４ｔの1677年に造られた銅像は、ベトナム最大とも言われています。玄天鎮武神の足先を触ると御利益があるとされており、像のつま先はピカピカに光っています。

１４．ドゥンラム村

ハノイ中心から北西に車で１時間半ほどのところにあり、古き佳き時代のベトナムの姿がそのまま残されている村が、ソンタイ町にあるドゥンラム村です。

ドゥンラム村には、17世紀に建てられたとされる民家や寺院などが点在しており、第二のホイアンを目指している伝統的建築保存地区となっています。保存地区の中にはおよそ1,000軒の建物があり、村民が暮らしながら、昔ながらの村の姿を守っています。

１５．ホーチミン博物館

ホーチミン博物館は、1990年にホーチミン生誕100年を記念して、ベトナム独立の父とされるホーチミンの偉業を讃え、その歴史と業績が展示されている博物館です。博物館の姿は蓮の花を象ったもので、ホーチミンの生家は蓮の花咲く村にあり、蓮の花が高潔な人格を象徴することにちなんでデザインされました。

博物館の建物には、ホーチミンの生家の模型、愛用品、書簡などの展示や、ベトナム独立、民族解放までの道のりがわかる展示が行われています。

１６．ドンスアン市場

ハノイ旧市街の北部にありロンビエン駅の近くにあるのが、食品・日用雑貨・衣類など、様々な物を扱うお店が所狭しと並んでいるドンスアン市場です。

ドンスアン市場は、フランスによって1890年に建てられたのが始まりで、大きな吹き抜けの中央に噴水がある３階建ての現在の建物は、1996年に建て替えられたものとなっています。ドンスアン市場は、ハノイで一番歴史ある最大規模の市場として、ハノイ市民の台所となっています。

１７．マーマイの家（旧家保存館）

ハノイ３６通りの一画にあるマーマイの家は、19世紀末のベトナム民家が、当時そのままの姿で保存されている貴重な家屋です。

２階建て家屋の間口は狭いのですが奥行きは深く、中央には吹き抜けの庭があり、部屋のレイアウトは風通しが良いように造られています。中国様式の建物の室内には、装飾を凝らしたアンティークな家具・調度など、様々な品々が展示されています。

１８．文廟・国立大学

文廟は、孔子を祀る孔子廟として、1070年に建てられたものです。その後、ベトナムで科挙制度が始まった翌年の1076年に、ベトナムはじめての高等教育機関として国立大学の国子監が開校された場所となり、数多くの人材を輩出しました。

文廟の孔子を祀る大聖堂の裏手には、国子監の建物が再建されており、授業が行われていた講堂などの校舎があり、中には今と昔の文廟・国子監の模型や、教材、筆記具の展示などがあります。

１９．国立ベトナム歴史博物館

国立ベトナム歴史博物館は、ハノイ・オペラ・ハウス近くにあり、建物は1932年に建てられたもので、建物はフランス人建築家のエブラールによって設計されました。仏越折衷のインドシナ様式建築で建てられた最初の建物となり、ハノイで最も美しい施設として知られています。

博物館の内部は、ベトナムの古代から現代に至るまでの歴史についての展示が行われています。旧石器時代の洞窟遺跡からの発掘物にはじまり、第二次世界大戦後のホーチミンが主席となり、ベトナムの独立宣言を行うまでの歴史が示されています。

２０．トンニャット公園（統一公園）

トンニャット公園はハノイ駅の南側に位置しており、公園内には大きなバイマウ湖があります。広いバイマウ湖の周りには、散策が楽しめる遊歩道がぐるりと巡っています。湖の中には２つの島があり、その内のひとつには橋が架けられており、島にはホーおじさんの像が建っています。

トンニャット公園のレズアン通りをはさんで向かい側には、バイマウ湖の半分程度の大きさのバーマウ湖があります。トンニャット公園は、2003年にレーニン公園から、現在の名前に変わりました。

２１．正北門

北門教会の名のもとになったのが、教会のすぐ近くにあり、旧ハノイ城・タンロン遺跡の一部でもある北正門です。旧ハノイ城は頑丈な城壁に囲まれた周囲５km四方の城域を持ち、城壁には５つの門が設けられていました。

北正門は、旧ハノイ城の城壁に設けられた門のうちで、唯一現存するものとなっており、1805年にフランス人の技術的援助を受けながら、阮朝初代のザーロン帝によって建造されました。門には1882年にフランス軍が、紅河から砲撃を行った時の砲弾跡が残されています。

２２．ホー・チ・ミン廟

ホーチミン廟は、ベトナムの父でありベトナム民族解放を行い、国民からは『ホーおじさん』と呼ばれて親しまれている、初代ベトナム民主共和国主席だったホーチミンの霊廟です。ホーチミンは1969年９月２日に亡くなり、総大理石造りで蓮の花を象ったホーチミン廟は、1975年９月５日に完成しました。

ホーチミンの遺骸は、ガラスケースに納められており、廟の内外はベトナム軍が常時警備にあたり、ホーおじさんを慕って、訪れる人の絶えることがありません。

２３．バーディン広場

バーディン広場はホーチミン廟の正面にあり、ホーチミンが1945年９月２日に、ベトナム民主主義共和国の独立を宣する宣言を、自ら読み上げた場所となりました。

バーディン広場の名の『バーは３』、『ディンは集会所』を意味しており、1886年にフランス軍の侵略に遭った３つの村が、それぞれの村の集会場を抵抗拠点としたことを顕彰するために名付けられました。広場の名前は、フランスからベトナムが独立した後に、現在の名になりました。

２４．西湖府

西湖府は、ハノイで最も美しい湖とされている、タイ湖（西湖とも呼ばれる）中央部に突き出ている半島の先端の湖岸にあります。西湖府に祀られているのは、ベトナム人が篤く信仰している民間信仰、聖母道の神様である柳杏聖母を祀る神社です。

この神社は、聖母信仰の三大聖地の一つになっており、陰暦の１・１５日はハノイ市内だけでなく、ベトナム各地から健康・幸運・安全などを祈願するため、多くの人達が参拝に訪れます。

２５．リータイトー公園

リータイトー公園は、ベトナムがフランスから独立して50周年となった2004年に、インディラガンジー公園から名前が変わりました。公園の名は、かつて中国からベトナムが独立した後に李朝初代皇帝となり、首都をハノイに移したリー・タイトー（李太祖）の名を付けたものです。

リータイトー公園と名が変わると同時に、高さ９m、重さ12ｔという、巨大なリー・タイトーのブロンズ像が公園内に置かれました。皇帝がハノイに遷都して千年になる2010年には、この公園で盛大なハノイ遷都千年祭が行われました。

２６．ハノイサーカス

ハノイサーカスは、トンニャット公園に常設されているサーカス劇場で、アクロバティックな曲芸や、動物たちのパフォーマンスなどが繰り広げられ、一人でも家族でも、みんなが楽しめる明るく楽しいエンタテイメントショーです。

サーカスで楽しいパフォーマンスを見たあとは、サーカスの余韻に浸りながら、トンニャット公園をノンビリと散策するのもよいでしょう。

２７．チュックバック湖

ハノイで一番美しい湖とされる、タイ湖と隣り合わせにあるのが、タイ湖に比べると小さなチュックバック湖です。この湖は昔はタイ湖の一部でしたが、17世紀に当時のイエンホア村とイエンクアン村の人達によって、堤防が築かれて別の湖に分けられてしまいました。

今のチュックバック湖は、湖の周りに遊歩道が整備されて、湖も美しい湖面を見せるようになり、タイ湖と共にハノイ市民の憩いの場になっています。

２８．Ｂ52戦勝博物館

Ｂ52戦勝記念博物館は、ベトナム軍によってハノイ空爆時に、撃墜されたアメリカ軍のＢ52爆撃機の残骸を、ベトナム戦争の勝利のシンボルとして展示している博物館です。

博物館の正面には、撃墜されたＢ52の残骸が、その姿がわかるように展示されています。そのほかにも、高射砲やミサイル、ミグ戦闘機をはじめとして、ベトナム戦争で使用されていた兵器・武器などが、戦争勝利の記録として展示されています。

２９．ベトナム美術博物館

ベトナム美術博物館は、紀元前の古代遺跡の出土品にはじまり、李朝の美術品やベトナム独自の伝統的版画作品、20世紀に入ってから描かれた絵画や漆絵など、ベトナムの歴史・文化に即した数多くの展示が行われているが博物館です。

この博物館は文廟の北側にあり、インドシナ大学に通うフランス人女子学生のために、1930年代に建てられた元寄宿舎で、1966年から現博物館となりました。

３０．ハノイ・オペラ・ハウス

ハノイオペラハウスは、1911年に当時のフランス植民地政府によって、パリのオペラハウスを模したものとなっています。当時のハノイの商業・娯楽の中心として、６本の放射状の道路が広がる場所に建てられ、ハノイのフランス風建築物の中で、最も荘厳で美しい建物となっています。

植民地時代は、限られた階級の人達しか利用できませんでしたが、現在はベトナム国立交響楽団をはじめとして、ベトナムの人達のために、国内外の数多くの演奏家によってコンサートが行われています。

３１．玉山祠

玉山祠は、ホアンキエム湖の中に浮かぶ、玉山島にある神社です。神社に祀られているのは、文学の神とされる文昌帝君、武の神の関聖帝君、陳興道、医学の神とされる呂祖となっています。

玉山祠は、亀との縁が深いホアンキエム湖にあることから、思わず目を見張ってしまうような、巨大な亀の剥製が展示されています。ホアンキエム湖には、この剥製の亀と同じくらいの大きさがある大亀が、今でも棲息していると言われています。

３２．ハノイ・ナイトマーケット

マーケットで売られている商品は、衣料雑貨・小物・日用雑貨からベトナム民芸品など、様々なものが売られています。とても多くの人手で賑わうマーケットなので、スリの被害に遭わないように、手荷物には注意しなくてはならないとのこと。

３３．西湖

西湖は、タイ湖と呼ばれてもおり、ハノイで最も美しい湖とされています。タイ湖の美しさは、天界を追われた柳杏聖母が、あまりの美しさから放浪の旅をやめて、タイ湖畔に住み暮らすようになったという伝説があるほどです。

広いタイ湖では、朝から小舟に乗った漁師が行き交う、のどかな光景が楽しめる湖です。湖の周りには、柳杏聖母が祀られている西湖府や、ベトナム最古の寺院となる鎮国寺などのスポットもあります。

３４．ベトナム軍事歴史博物館

フラッグタワーが目印になっているベトナム軍事歴史博物館は、ベトナムが戦った戦争で、敵味方が実際に使用した兵器や武器などの展示や、ベトナムの戦術などが解説が行われている博物館です。

フラッグタワーは、1812年に建てられた国旗掲揚塔で、塔に登ればハノイ市内が360度見渡すことが出来ます。欧米目線ではないベトナム目線で見た、中国・フランス・日本・アメリカとの戦争。特にアメリカとの長い苦しい戦いでの勝利への道のりは、戦勝を記念して建てられた新館で知ることが出来ます。

３５．ランドマーク72 展望室

ランドマークタワー72は、ハノイ市西部にある超高層ビルで、地上350mの高さを誇る、ベトナムで一番高い建物です。

ランドマークタワー72の最上階には展望室があり、ハノイ市の旧市街から新市街、発展し広がる街並みを一望することが出来ます。最上階には、展望室のほかに３Ｄ World、Alive Museum、５Ｄ Cinemaなどの施設やカフェがあり、Trick Art Galleryは人気となっています。

３６．革命博物館

革命博物館はフランス植民地時代は税務署だった建物で、近代に入ってからのベトナムの戦争と革命の歴史、19世紀後半に始まるフランスの侵略戦争から、悲願の南北統一に至るアメリカとの戦いまでを知ることが出来ます。

博物館の中には、数多くの写真と共に、実際に使用されたギロチンや革命家の手配書、武器など、様々な資料が並べられています。

３７．一柱寺

一柱寺は、李朝２代皇帝の李太宗によって、1049年に創建されたハノイの古刹となる延祐寺の楼閣です。今では、１本の柱の上にお堂が載っている姿から、一柱寺という名で呼ばれています。

お堂の周りの池は霊沼池と言い、季節になると蓮の花が美しく咲き並びます。お堂は蓮花台とも呼ばれ、蓮の花に見立てて建立され、李太宗の夢にまつわる伝説に縁があります。現在のお堂は1954年のフランスとの戦争で損壊し、翌年に再建されたものとなっています。

３８．ホアロー収容所

ホアロー収容所は、フランス植民地時代の1896年に建設され、ベトナム人の政治犯を収容するための監獄でした。そして、フランスが撤退した後は、ベトナム人民軍の捕虜収容所となり、ベトナム戦争中は数多くの米軍兵士が捕虜となって収容されました。

この収容所を米軍捕虜は、皮肉を込めて「ハノイ・ヒルトン」と呼んでいました。収容所は1993年に閉鎖されて、再開発のために一部を残して取り壊されました。歴史的遺物として保存・公開されている建物の内部には、独房や集団房、拷問道具などが展示されています。

３９．ベトナム民族学博物館

ベトナム民族学博物館は、約3.3haの敷地内に、54もの民族が住む、多民族国家であるベトナムの様々な民族について、それぞれの住居、道具、生活用品、衣装などを、屋内・屋外に展示されています。

屋内施設では、地勢・言語的に近い民族ごとに展示が行われ、屋外には各地の伝統的な家屋が移築され、室内に入ることも出来るなど、充実した展示が行われています。また、週末（土・日）には、水上人形劇が上演されています。

４０．ハンガイ通り

ハンガイ通りは、旧市街の東西を走っている主要な通りで、その昔は、苧麻（ガイ）から作られる麻紐を扱う、ロープや漁網などを店が集まる街という事から通りの名が付けられました。フランス植民地時代は、フランス語の麻を意味するシャブル通りと呼ばれていました。

現在のハンガイ通りは、昔のような麻紐を扱う店は他地区に出てしまい、高級シルク店や刺繍製品の店、土産物店などが並び、ハノイのファッション発信地にもなっている賑やかな通りです。

---

ハノイの観光地を盛りだくさんでお届けしましたがいかがでしたか？全部行くには時間が足りなくなってしまいそうなのが残念ですね。多くの人が訪れるホーチミンにも遊ぶところや見どころがたくさんありますが、ここは文化の中心地、歴史のある都市です。遺跡もたくさん残されていますし博物館などもあります。もちろん東南アジアらしい雰囲気や景色も楽しめます。ベトナム旅行を検討されている方は、ぜひこちらまで足をのばしてあちこち見ていってくださいね。

素材提供：トリップアドバイザー