岩手の日帰り温泉15選。観光の後に立ち寄ってリラックスしましょ！

岩手には日帰りでも行ける温泉がたくさん点在しています。観光スポットも多く城下町などを歩き回って疲れたら、やっぱり羽を伸ばしてゆっくり疲れを取りたいものですよね。わんこそばで有名な盛岡や、遠野物語のおかげで有名となった座敷童などでしられる遠野地方などもありますが、まだまだ知られていない魅力的な場所が沢山あります。

その中の「岩手の奥座敷」と呼ばれる「つなぎ温泉」は30分ほどでいけますし、さらにもう少し足を延ばせば鶯宿川沿いに宿が点在する「鶯宿温泉」もあります。そこで今回は、坂上田村麻呂がみつけた温泉郷から、藩の指定の湯治場、新日本百名湯に選ばれたところなど１５選ご紹介します。

1.愛真館(つなぎ温泉)

御所湖のすぐ近くに立つ愛真館はつなぎ温泉を代表する老舗として人気の和風旅館であり、ＮＨＫ朝の連続テレビ小説「どんと晴れ」で老舗旅館のお風呂として舞台になった「庭園縄文露天風呂」が自慢のホテルです。
日帰りでも檜風呂をはじめ大浴槽、露天風呂、泡風呂、サウナのなど18種類もの温泉が堪能できる多彩なお風呂が楽しめます。

特に、日本有数の広さがあるという、最大22㎡のサウナ付き貸切風呂は、一度は入ってみたいスポットです。さらに、木のぬくもりが心と身体を癒す「夢枕の湯」、120㎝の深さに立って湯の揺らめきを楽しむ「竪穴の湯」、日中は木漏れ日によって、夜は星の美しさに酔いしれる「木漏れ日の湯」の露天風呂、高さのある天井で、開放感に浸れる「しだないの湯」など魅力的な浴場がいっぱいです。
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2.ホテル　紫苑(つなぎ温泉)

どのお部屋からも御所湖が臨める自慢のホテルです。男女とも大浴場の続きには岩場を配した露天風呂が設けられており湖畔の風がとても心地よく、源泉掛け流しの「南部曲り家の湯」、御所湖がすぐ目の前に広がる絶景の露天風呂「檜の湯」が自慢です。

​紫苑の部屋は、全て湖側に面しており、お部屋から見る光景は泊まった度に違うものになると言います。温泉に浸って身体をいやし、さらにお部屋からの風景で季節の変遷を楽しむのも風流というものです。各フロアには、和室14畳の角部屋がありますが、ここは複数のグループで一部屋に泊まりたいという場合は最適なお部屋ですので、ぜひ活用してください。
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3.湯守　ホテル大観(つなぎ温泉)

ホテル敷地内に自家源泉「大観の湯」を持ち、その湧き出る湯を敷地内の「湯畑」にて 適温調整をし、一切加水をせず大浴場へ天然温泉100％かけ流ししています。 茶褐色の湯花が浮かぶ柔らかなお湯は、身も心もじんわりと癒してくれます。2014年10月には「飲める温泉」もオープンしました。

​また、家族みんなで温泉を楽しめるべく、ウエルカムベビーのお宿にもなっており、「赤ちゃんと行く！わくわく温泉プラン」などのプランも設けています。ここなら、周囲の目を気にすることなく、源泉100％掛け流しに赤ちゃんと入ることができます。天然保湿成分の「メタケイ酸」は赤ちゃんや女性にとって嬉しいところです。ベビーグッズを貸し出ししていたり、オムツプレゼントや赤ちゃん用飲み物プレゼントがあったり、温泉デビューに最適ですね。
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4.赤い風車(鴬宿温泉)

2013年２月オープンしたばかりの温泉で鶯宿温泉に加え、東北最大級のラドン岩盤浴を兼ね備え、新しい形の現代湯治として注目されています。

​ラドン効果を最大級に取り入れられるように考案されており、これにかつて鶯の傷すら癒したという名湯がコラボしているという、面白いコンセプトの温泉です。鶯温泉は、約450年前に木こりが岩間からお湯が湧き出る場所を見つけた際、傷ついた鶯がすねをお湯に浸しているのを見たため、「鶯の宿」と名付けたという伝承があります。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛やうちみ、関節にも効きますよ。

5.ホテル 森の風 鴬宿(鴬宿温泉)

お風呂には、室内大浴場、半露天風呂、空中露天風呂の3種類があります。ホテルから突き出したように造られた空中露天風呂は空に浮いているような湯船で、雄大な景色とともに温泉を楽しむことができます。
広大な敷地内にはフラワーガーデンもあり、過ごし方を自由に選べるリゾートホテルです。

​洋風と和風それぞれの大浴場があり、深夜になると男女差し替えになる為、どちらの大浴場も堪能できます。そして、そのどちらにも室内大浴場、半露天風呂、空中露天風呂が用意されているのです。ドライサウナも用意されていますね。洋風の室内大浴場は、ヨーロッパにおける九電のような優雅なデザインを採用しており、なんとも贅沢な気分になれますよ。

6.しゃくなげの湯っこ五葉温泉

三陸海岸初　深層から湧き出る天然温泉

名勝・天然記念物となっている穴通磯（あなとおしいそ）を観光したあとにでもゆったりと浸かりたい温泉がこちらのしゃくなげの湯っこ五葉温泉です。

天然温泉で純度百％のアルカリ性単純温泉のこちらは、大人６００円、小学生３００円で入浴できます。大好評のサウナと水風呂も併設で、レンタルタオル１００円、シャンプーや、ボディソープは備え付けがありますので、ふらりと立ち寄ることができますね。

お風呂が多く、さらにお湯は五葉山の深層2,000mより湧き出たものを使っています。効能は神経痛や関節痛にうちみ、くじきといった症状によく聞きます。疲れた人も疲労回復効果があるので、のんびり浸かってみてください。お食事処では、定食やラーメン、単品メニューが揃っています。変わったところだと、地元日頃市の特産品であるきび粉をつかった「ヘルシーきびソフトクリーム」があります。湯上りが楽しみですね。

7.新山根温泉　べっぴんの湯

東北一強アルカリ温泉

ｐｈ10.8という強アルカリ温泉でしられています。湯量も豊富で、疲れが取れると評判です。大浴場と、小浴場があります。大浴場のほうでは自慢の強アルカリの湯を楽しめます。

山間にあるホテルの温泉施設なので、露天風呂はまるで自然にいだかれたような感覚にひたることができます。サウナもあります。

周辺には、カラ付きウニをたべることができる、二子朝市などもあります。温泉にシーフードにと堪能してくださいね。

​お湯の温度は源泉で15℃といったところです。小浴場は、藩政時代における湯治場の雰囲気を今に残しており、小ぢんまりとしつつも落ち着いた浴場です。湯からあがったら、お部屋でのんびり寛ぎましょう。部屋は和室に洋室が用意されています。洋室はビジネスホテル風で、とてもシンプルな作りですが、湯上りの体を横たえられる快適なベッドがあります。

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8.侍の湯　おぼない

３８０年の歴史ある温泉

金田一温泉郷にあるこちらの侍の湯　おぼないは、宿として８０年の歴史をもつ老舗温泉宿です。岩手県北にある温泉郷で、青森県よりのところにあるため、八戸自動車道一戸から車で２５分ほどのところにあります。

日帰り入浴：10:00～17:00


アイヌの伝説や座敷童の伝説ものこる温泉郷です。ぜひ観光ついでによってその由来をきいてみるのはいかがでしょうか。

​旧館のほうは昭和初期に作られた建築物です。かつての職人の技術が残されている貴重な建物なので、是非ゆっくりと見てみてください。冬の期間には、炉端を囲んでの郷土料理を食べられるのも魅力の一つです。料理には体に良い雑穀や野菜、それに新鮮な魚介類が材料になっており、こだわりの季節料理に舌鼓を打つことでしょう。馬淵川の鮎は是非味わってほしいですね。

9.藤七温泉　彩雲荘

秘湯感がいい！

標高１４００メートルの場所にある秘湯で、東北では最も高いところにある温泉です。自慢の天然温泉は源泉かけ流しです。

男女別に内湯、露天風呂があります。日帰り入浴の方は、8：00～18：00の間に利用が可能です。

日本秘湯を守る会の会員でもあるこちらの温泉と八幡平の自然を楽しみにいかれてはいかがでしょうか。

​目の前に広がっているのは、八幡平の大自然。そこに佇むだけで、それら自然を独占したかのような、雄大な気持ちになれます。オススメは早朝の朝焼けの中の入浴ですね。泉質は単純硫黄泉で、摂氏91度という泉温になっています。成人にはありがたい、糖尿病や高血圧症にも効果があり、それ以外にも神経痛や皮膚病などにも効能があります。ちなみに、混浴の露天風呂もあります。
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10.台温泉　精華の湯

坂上田村麻呂によって発見！

古い歴史のある温泉で、一説によると、坂上田村麻呂によって見つけられたという温泉がこちらです。アイヌ語からのゆかりもあるらしく、タイとはアイヌ語で森林という意味。台温泉のあるあたりは緑深き森林。もしかするとそちらの流れもあるかもしれませんね。

そんな歴史のある温泉郷のこちらには、日帰りせんもんの温泉があります。精華の湯は、年中無休で大人５００円、小学生２５０円、内湯が男女にそれぞれあります。

お風呂のあと、併設されているそばやでゆっくりと東北のおそばを堪能するのもよさそうですね。

​湯量がたっぷりありますので、循環装置無し、流しっぱなしの温泉です。また閉店後にはお湯が入れ替わっているので、いつ入っても透明感があります。効能は色々あり、神経痛、筋肉痛、きりきずに冷え性、うちみ、くじきなどに加え糖尿病にも効果があります。病後回復期に来るのもオススメです。年中無休なので、安心して訪れることができます。

11.国見山荘（日帰り入浴施設）

エメラルドグリーンのお風呂

独自の源泉があります。かなりの湯量でお湯は独特のエメラルドグリーンです。国見温泉には、三件ほど温泉にはいることができる施設があり、そのうちのひとつです。温泉郷の一番手前にあります。

12.休暇村岩手網張温泉

1300年の名湯

千年をこえる秘湯のこちらの温泉は、５つの温泉を楽しめる温泉場です。露天風呂である大釈の湯は、本館にあり、大浴場と内湯があります。昔ながらの雰囲気が人気の内湯の白泉の湯、日帰り入浴専門の施設の薬湯の湯、ワイルドな露天風呂仙女の湯があるところは沢沿いの混浴風呂。さらに、ホテルと日帰り専門施設を結ぶところにある鹿追足湯を楽しむことができます。


日帰り専門施設の網張温泉館・薬師の湯」のほうには、８０名ほど休憩できる場所と湯めぐり券をつかうことによって、本館などのお風呂も割引をうけることができます。

13.新はしばの湯（道の駅雫石あねっこ）

道の駅で日帰り温泉

道の湯で温泉が入ることができる珍しい施設がこちら道の駅雫石あねっこです。洋風と和風の二種類の温泉があります。サウナも完備で、大人５１０円、子ども３００円です。

温泉の質は、アルカリ性単純温泉で、疲れをとることができます。また、道の駅内には、お食事処、産直などもあるので、お買い物もできて便利ですね。

14.金ヶ崎温泉　駒子の湯　（日帰り入浴施設）

平成１８年にリユーアル

駒ケ岳山麓にある日帰りの温泉施設であるこちらの駒子の湯は、金ヶ崎温泉にあります。館内ではいろんなイベントが開催されているので、どんなイベントがあるのか確認していくのもいいかと思います。

朝９時から夕方５時まで無料で使える郷形質があり、のんびりとすることができます。小さな売店などが館内にはあり、ポイントがたまると温泉が無料で入れるなどのシステムもあります。

シャンプー、ボディソープは常設してあるのがうれしいですね。

15.藤三旅館【鉛温泉】

新日本百名湯にえらばれた温泉

こちらの温泉は、新日本百名湯に選ばれた温泉で、館内には、白猿の湯、桂の湯、白糸の湯、銀の湯と四つ温泉があります。時間帯によって女性のみなどと分かれています。混浴タイムもありますので注意です。

売店で洗面用具などを販売しているので、何もなくてもぶらりと立ち寄ることができますね。休憩所は、ロビー、湯上りどころにあります。また、お風呂の後に利用可能な食事処もあります。

入浴料金ですが、大人７００円、子ども５００円です。
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岩手の日帰り温泉がいっぱいありましたが、十分ゆっくり出来そうですよね。観光の後に温まりに行くのもいいですし、いくつものお風呂を楽しめる宿で1日満喫するのもおすすめです。他にも景色が素晴らしい露天風呂、飲泉ができる自家源泉の旅館、ラドン岩盤浴、空に浮いているような湯船など、できれば全部行ってみたいくらいです。美味しいグルメのプランを用意しているところもありますので、行く前にチェックしてください。自然が多く、四季を楽しめますが、季節によっては雪深いこともあり、道路が凍結などの理由で利用できない場合もありますので、事前に確認してから行くことをおすすめします。

素材提供：トリップアドバイザー