http://www.town.wakasa.tottori.jp/?page_id=83
鳥取県の若桜(わかさ)と因美線 郡家とを結んでいる、昭和の香りいっぱいのSLやEL、客車、貨車などが保存されているだけでなく、不思議なキャラが迎えてくれる第三セクターの若桜鉄道をご紹介します。Ⅰ.若桜鉄道とは?
http://blogs.yahoo.co.jp/makofumi77/9613650.html
若桜鉄道は、鳥取県の若桜と郡家との間19.2kmを結んでいる、昭和62年(1987年)に開業した第三セクターのローカル線で、公募による社長が鉄道の活性化に努力している鉄道です。若桜鉄道の前身は、昭和5年に全線開通したJR西日本 若桜線でした。昭和の香りを残す若桜線の23施設は、平成20年(2008年)に国の登録有形文化財となっています。全9駅あり、地元の足となって活躍しています。郡家から八頭高校前までの一駅は100円と非常に安い設定になっています。郡家駅から最終の若桜駅までは430円で約30分かかります。往復1時間で昭和を感じる旅に出てみませんか。
Ⅱ.若桜鉄道 見どころ
i . 若桜駅 SL
http://blogs.yahoo.co.jp/tasa04ta/14247348.html
若桜駅には、昭和19年から昭和21年まで鳥取機関区に所属して、若桜線を走っていたC12 167号機があります。現在は石炭庫で造られた圧縮空気で構内を走っていますが、本線を走ることが出来るようになる為の募金活動が行われています。煙が出ない環境に優しいエコの機関車です。そんなSLの運転体験ができます。60分程度の講習を受けます。SLの歴史や構造、走行原理などを本格的に勉強します。昼食後、いよいよ、運転体験です。さあ、汽笛を鳴らして出発だ~!
ii . 若桜駅 転車台
http://mm-archi.com/?p=4648
若桜駅にある転車台は、直径15mの小型の手動式転車台で、蒸気機関車を方向転換させるための設備です。若桜線が全線開通した昭和5年に建設されたもので、登録有形文化財に指定されています。昔のSLは直進しかできなかったようで、この上に乗せて、進路変更をしていました。SLは約40トンもありますが、この転車台を使えば、大人4名で簡単に転写台をまわすことができます。駅構内入構料(300円)で構内を自由に見学ができるので、間近でSLを見ることができます。
iii . 若桜駅 給水塔
http://wp.kncn.net/page/38
若桜駅の給水塔も転車台と同じ昭和5年に建設されたもので、蒸気機関車の運行には必須の設備であり、若桜駅が若桜線の終点であるとともに、拠点駅となっていたことをあらわすシンボル的な存在です。若桜駅には、転車台、給水塔を含めて8つの登録有形文化財があります。木造駅舎内には鉄道の本社があり、そこに図書コーナーがあります。降車時に返却するのであれば、本を持って電車に乗ることもできるサービスがあります。この駅本屋やプラットホームなども有形登録文化財の一つです。駅全体がレトロな雰囲気で懐かしさが感じられます。
iv . 隼駅 ED30 1
http://blog.livedoor.jp/renazopapa/tag/阪九フェリー
ハヤブサライダーの聖地として知られる隼駅に静態保存されているED30 1は、昭和29年に製造された電気機関車です。ED30 1は、左右非対称の珍しい顔を持つ電気機関車で、廃車となるまでは石川県の北陸鉄道石川総線で活躍していました。隼駅は無人駅ですが、駅前の商店で乗車券を購入することができます。毎年8月8日ごろには隼駅まつりが開催され、駅が一番活気づくイベントです。バイクのライダーや鉄道ファンが集まり、地元の特産品販売や伝統芸能のステージ、グッズ販売などが行われます。
v . ふるさとかかし
http://yappon.at.webry.info/201210/article_2.html
若桜線の9駅のうち7駅がある八頭町が、境港の妖怪ブームに対抗して「西の妖怪・東のかかし」をテーマに、若桜鉄道沿線の各駅や店舗などに八頭町民手造りのかかしが飾られています。手作り感いっぱいでどこかほのぼのとしたふるさとかかし達は、若桜鉄道を訪れる人々をいつも出迎えてくれています。各駅に一体ではなく、たくさんのかかしがいるのが面白いです。かかしを見ながら、知っている人に似ているなとか、こういう人っているよね~と思ったりしてしまいます。電車に人間ではなく、かかしが乗ってくるかもしれません!?
駅長さん
http://fanblogs.jp/kotatu/
駅を利用する人をいつも優しく見守ってくれています。きちんと制服を着て、敬礼をしているところが律儀でまじめな人柄のように感じてしまいますね。無人駅でもかかしが出迎えてくれると温かい気持ちになります。「いつもお勤めお疲れ様です」と声をかけたくなってしまいます。
改札口の駅員さん
http://fanblogs.jp/kotatu/archive/43/0
遠くから見ると、本物の駅員さんみたいですよね?背の高さの割りには腕が長いように感じますが、それはご愛嬌。かかしがいると知らない人はついつい駅員さんに「次の電車はいつごろですか。」なんて聞いてしまいそうになりますね。夜になると、かかしたちが動き出しているかも!?
vi . 因幡船岡駅
http://blog.goo.ne.jp/ke0821fu/e/f4f0a3085055c2af8ff3ffcb978906b1
ふるさとかかし達の手前にある大きな物体は、因幡牛を貨物として貨車(家畜車)に乗せる際に、体重を量るために使っていた秤です。駅の近くに八頭地区畜産組合の牛市場があり、駅から牛の出荷が行われていたようです。かつては賑わいがあった駅だったようですね。今は単式ホーム1本ですが、以前は列車の行き来が可能な相対式ホーム2面だったようです。歴史を感じられる駅ですね。
vii . 安部駅
http://mm-archi.com/
安部駅は、映画 男はつらいよシリーズ第44作「寅次郎の告白」の撮影地(平成3年11月3日撮影)として知られている駅です。ホーム脇にはロケ記念植樹があり、ホームの待合室には寅さんが列車を待ってます。駅車内に美容院があり、そこで乗車券を購入することができます。この駅を訪れるならやっぱり「寅さん」は見ておきたいですね。ほのぼの映画で駅の印象とぴったり!この駅は映画のラスト近くに登場しますので、お見逃しなく。
列車を待つ寅さん
http://www.toriphoto.jp/no.03_toriphoto/entries/?tag=八頭町
寅さんの特徴がしっかり現れていますね。viii . 隼駅
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/027/029/11/N000/000/000/14059812999319937222…
隼駅は、隼駅を守る会の呼びかけがきっかけとなって、スズキ隼のオーナーの聖地となった駅で、全国各地から隼ライダーが集まって来ます。隼駅のED30 1を静態保存する際に、隼ライダーの協力で線路が整備されました。隼駅祭り
http://blogs.yahoo.co.jp/hayabusaeki
Ⅲ.若桜鉄道 訪れた人の声
http://www.zenkin.jp/koukai/若桜鉄道若桜駅給水塔
雪深めな若桜。若桜鉄道いいなー。ローカル三セク!って感じ! 今は折り返してる。 pic.twitter.com/P5BA9yxHzP
— ぺち (@roomTshirtme) 2014, 12月 26
この前の日曜日に若桜鉄道で写した写真です。途中の隼駅にも保存車両がありましたが、降りると次の列車まで2時間待つことになるので車内からガラス越しに写しました。 pic.twitter.com/Xt57USAQ53
— takasan (@takasan86) 2014, 12月 25
若桜鉄道WT-3001に鳥取駅から乗車。郡家駅から若桜鉄道に入ったとたん、揺れが激しくなる。 pic.twitter.com/EyPdByODwV
— katamachi (@katamachi) 2014, 10月 19
http://yappon.at.webry.info/201210/article_2.html
Ⅳ.若桜鉄道 場所と基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 若桜鉄道
- ・住所: 鳥取県八頭郡若桜町若桜345−2(本社所在地)
- ・アクセス: 因美線郡家駅乗り換え
- ※1日7往復は若桜~鳥取
- ・運行時間: 若桜発 初列車6:25 終列車20:52、郡家発 初列車7:43 終列車22:37
- ・電話番号: 0858-82-0919
- ・料金: 420円(若桜~郡家・大人片道)
- ※若桜駅の転車台・給水塔の施設に入場には、入構券(300円)が必要
- ・所要時間: 約30分/若桜~郡家
- ・公式サイトURL: http://www.infosakyu.ne.jp/~wakatetu/