皆さんは普段、本屋さんには頻繁に立ち寄りますか?多くの本屋さんは、今話題の小説だったり、雑誌、漫画など、たくさんの本を並べていると思います。ですが今回ご紹介する本屋さんは、なんと「一冊の本しか売らない本屋」なんです!一体どんな本屋さんなのでしょうか。
一冊の本しか売らない本屋さん⁉
今回ご紹介するこの本屋さんは「森岡書店」といい、銀座一丁目の本屋さんです。他の本屋さんとは違い、1冊の本しか売っていないところが特徴です。1冊しか売っていないというところがとても不思議ですが、そこにはどのような意味が込められているのでしょうか。
本の世界観を店内全体に!書店=書籍!?
元々他の店舗で書店員をしていたオーナーによって造られた本屋さん。本屋としての経歴だけではなく、本の企画展なども行っていたのだそうです。そこから1冊の本しか売らないことで、その本の世界観を深く理解してもらえるのでは、という発想に至ったのだそう。素晴らしい発想ですね!
なぜ、1冊しか売らないの?
なぜ1冊しか売られていないのかという理由は、先ほども紹介した通り、その本を深く理解してもらうという素敵な理由が1つ。さらに1冊しか売らないということによって、この書店に入ったお客さんとその本との必然的な出会いを生むためという理由がまた1つあるのです。
1冊はどうやって決まるの?
http://dotplace.jp/archives/18791
ではそんな素敵な出会いを大切にしている魅力的な森岡書店は、その1冊をどのようにして決めているのでしょうか。 オーナー森岡氏が独断で決定
基本的にはこちらのオーナーさんである森岡督行さんが独断で決定しているようです。中には訪れているお客さんから「この本オススメですよ」と言われ、それを起用したり、なんと著者の方から直々に「ぜひお願いします」と言われることもあるんだとか。多くの人に愛されている書店という感じが素敵ですね!
通常1週間~2週間ほど同じ書籍を展示・販売
そしてこちらでは1冊の本を展示、販売しているのですが、基本的には1週間から2週間ほどで変わっていくということです。なので毎週来て、新しい1冊の本との必然的な出会いを楽しむという関わりかたをすることができそうです。
なぜ、銀座なの?
なぜ銀座でオープンしたのか?そこにも秘密がありました。
この書店が入っている鈴木ビルは、東京都の歴史的建造物に指定されているほど、歴史的にも価値のある素晴らしい建物なのです!レトロで、そして近代的な建築様式が素敵なビル。そんな鈴木ビルには元々、写真家である名取洋之助氏が率いた日本工房という編集プロダクションが事務所として使っていた場所でもあります。
森岡書店は写真やグラフィックデザインを大切にしている書店でもあるため、そんな素敵な鈴木ビルを選んだという理由があったのです!
海外からも注目!
さらに、海外のメディアからも注目を浴びているということなのです!たしかにこんな珍しい本屋、世界にもあまり類を見ないでしょう。
地図はこちら
■ 基本情報
- ・名称:森岡書店
- ・住所:東京都中央区銀座1−28−15 鈴木ビル1階
- ・アクセス:新富町駅より徒歩約5分
- ・営業時間:13:00~20:00
- ・定休日:月曜日
- ・電話番号:03-3535-5020
- ・参考サイトURL: http://openers.jp/article/1087068