bryan…
東京駅には、人気のある海鮮を使った駅弁もたくさんあります。中でも特によりすぐりのものを、ご紹介していきたいと思います。1.かきめし
概要
大正6年の根室線厚岸駅の開業当初から営業している”氏家かきめし”の食堂のまかない食だったものを、お客様の声により駅弁にしたそうです。甘めの味付けの牡蠣はさほど大きくはありませんが、食感が良いです。牡蠣の煮汁とひじきで炊き上げた濃いめの味の炊き込みご飯には、カキ・ツブガイ・アサリ・シイタケ・フキなどが盛り付けられています。おすすめポイント
この駅弁は北海道の根室線「厚岸駅」の氏家待合所で食べることができる味なんです。他移動のお店なら事前の予約もできて、出来立てのあったかいかきめし弁当があじわえちゃうんだとか。さすがに東京駅では出来立てアツアツを食べることはできませんが、ふたを開けた時には、冷えていてもいい香りが漂いますよ!ぷっくりとしたカキを一口頬張ったときのしっかりとした醤油の味がたまりません。ビールを片手に食べたくなるお弁当です。機会があれば、北海道のお店でアツアツの出来立てを味わってみたいものですね。
DATA
販売元:氏家かきめし価格:980円
2.越前かにめし
概要
昭和36年に発売されて以来”越前かにめし”は、人気のある駅弁です。ズワイガニの雌の内臓をほぐして炊き込んだ混ぜご飯の上に、紅ズワイガニとズワイガニのむき身がぎっしりと盛り付けられています。現在の容器は、容器のまま電子レンジで加熱でるように工夫されています。おすすめポイント
カニの風味が生かされており、凝縮されたカニの旨みを堪能することができます。全国の有名百貨店で開かれる様々な駅弁大会では毎回上位にランクインするほど有名で、人気の高い駅弁としてしられており、発売当初は冬季の容器に越前がにのあしの抜き身にグリンピースがちりばめられたいお弁当だったそうです。時代とともに、陶器がプラスチックになり、越前がにではなく紅ずわいがにへと変化していったのだとか。現在でも進化を続けているそうですよ。蟹以外の具材を一切使わず、蟹だけで勝負する駅弁だからこその、ごまかしのない福井を代表する駅弁ブランドとしての地位が確立されています。時代の流れに思いをはせながら、味わってみてはいかがでしょう。
価格
販売元:(株)番匠本店価格:1150円
3.海の輝き
概要
概要小樽でニシン漁で活気があった時代の豪華な漁師めしを再現した駅弁です。味付けされた”銀聖のイクラや秘伝のタレで炊かれたウニ、シシャモの子、シイタケ、レンコンなどが鮮やかに盛り付けられています。酢酢飯には、隠し味に”とびっこ”を入れてあるので、食感が面白いです。おすすめポイント
海の輝きというだけあって、味はもちろんのこと、蓋をあけた時の盛り付けの美しさもキラキラとしていてとても綺麗です。目でも舌でも楽しめる贅沢な駅弁です。お弁当に使われている食材は北海道産。口に運んだ時にプチンとはじけるいくらの食感や、甘味のあるウニの濃厚な味わい、プツプツとはじけるようなトビコの食感は、最後まで秋の来ない絶妙なアクセントになっています。甘味と酸味が絶妙なご飯もいい味出してますよ!海の宝石箱のような見た目にも華やかなお弁当は、現地では1日数量限定販売という入手が難しい駅弁になっているそうです。そんなレアなお弁当に東京駅で出会えるだなんてとっても贅沢ですよね。
DATA
販売元:小樽駅構内立売商会価格:1350円
4.小鯛雀寿司
概要
小鯛雀寿司は、和歌山水了軒が明治31年から販売するロングセラーのものです。6個入りのほか12個入りもあります。もともと和歌山の郷土料理で、握った形が雀のように見えたことから、“雀寿司”とも呼ばれています。地元で“チャリコ”と呼ばれている小ダイを秘伝の酢で締めて握ったものです。おすすめポイント
このお寿司には、醤油がついていません。昔ながらの製法で、塩味を利かせて小ダイの甘みを引き立てており、醤油なしでも素材の味をしっかりと味わうことができます。小鯛は塩加減が絶妙で、身が引き締まっていて弾力があり、噛むほどに潮の香りが漂ってくるよう。素材がもつ旨みと味付けの旨みがお互いにちょうどいいバランスが保たれているから何もつけなくても充分おいしく食べられちゃうのがこのお寿司の特徴です。6貫で1080円は一見高く感じるかもしれませんが、一口食べてみるとそのクオリティに納得しますよ。和歌山県内では高速道路のサービスエリアや特急列車の車内販売で購入することができます。和歌山に行ったつもりで買ってみてはいかがでしょうか。
DATA
販売元:(株)和歌山水了軒価格:1080円(6個入り)
5.うなぎ弁当(赤ワイン仕込み)
概要
浜松といえば”うなぎ”で知られていますが、古くからうなぎ弁当も販売されてきました。創業160年という老舗の自笑亭は、長年研究を積み重ねてきた結果、赤ワインにうなぎを漬け込むとやわらかく仕上がることがわかりました。うなぎを軽く蒸してから赤ワインに漬けたものを、焼いて仕上げています。2001年より販売されており、自笑亭の売り上げNO.1の商品です。おすすめポイント
赤ワインの風味が残るウナギのフワフワとした食感と、硬めに炊かれている御飯の相性は抜群です。自笑亭の売り上げNo.1の駅弁がこの「うなぎ弁当(赤ワイン仕込)」だそうです。冷めてもおいしく食べられる駅弁の味は、もともとご飯にしみこんでいるタレと追加のタレ、山椒、ワサビ漬けというシンプルさで、何度でも食べたくなること間違いなしのおいしさです。ワンカップの日本酒を片手に味わいたくなるかもしれません。お弁当の販売元の自笑亭は浜松駅の新幹線改札口のすぐわきにあり、現地では新幹線と在来線の両方の利用客が入れるようになっている蕎麦とうどんのお店なんです。こちらのお店の方でも味わってみたいものですよね。
DATA
販売元:(株)自笑亭価格:2430円