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三重県鳥羽沖にある離島、菅島、神島、答志島、坂手島は有人島で、手付かずの自然以外にも、その島ならではの慣習や文化が残っています。今回は、鳥羽を訪れたら是非行って欲しい4島についてご紹介します。
1.鳥羽の離島とは?
島には、その土地独自の慣習や文化が今なお残っています。島特有の方言や古くから伝わる祭りもあります。本島からさほど遠くないこともあり、定期船を使って島巡りをする人の姿が目立つようになりました。
http://www.pref.mie.lg.jp/EIGYO/HP/yuipota7.htm
2.離島へ行こう!
(1) 答志島
答志島は、鳥羽港の北東2.5kmのところにある鳥羽市最大の離島です。島の主な産業は、観光と漁業の二つです。島内には、サンシャインビーチ(写真)や大間の浜海水浴場、サンビーチ桃取といったビーチが幾つかあり、夏場には多くの海水浴客が訪れます。
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/67216/67216.html
また、新しく作られたウッドデッキ「答志島ブルーフィールド」からの眺めはダイナミックで素晴らしく、特に夕暮れ時になると水平線に沈み込んでいく美しい夕日が見られると評判です。
http://tobakanko.jp/modules/topics/index.php?p=160
1月中旬頃に行われるのが「神祭(じんさい)」と呼ばれる大漁祈願祭です。”お的”と言われる炭を奪い合う、ダイナミックかつ迫力満点の祭りです。
この炭を使って、各家の入口に魔除けの意味を込めて【まるはち(写真)】の文字を書くのがならわしになっています。
http://104kikuya.wordpress.com/2014/02/16/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%AF%E3%81%A1%E…
(2) 神島
三島由紀夫の原作で、吉永小百合や山口百恵がヒロインを演じた映画「潮騒」の舞台としても知られています。”恋人の聖地”として登録されており、劇中に登場した場所は今でも人気の観光スポットになっています(写真は神島灯台)。
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/403928/blog/30534101/
島で行われる「ゲーター祭」では、グミの枝を束ねて2m程の輪にしたアワを島中の男たちが竹で突き刺して、持ち上げて落とします。この祭りは三重県の無形民俗文化財に指定されています。
(3) 坂手島
http://www.kirari1000.com/www.kirari1000.com.base_data.base_data.phpQkirari_cd=03747.html
坂手島は、鳥羽港から600mという近場にある離島で、本土に一番近い島として親しまれています。 この島にある若宮神社の「天王祭」は、ユニークな「棒練り」で知られています。提灯を持った浴衣姿の男性2人を先頭に、歌と太鼓に合わせ飾り棒をゆっくり回しながら列をなして若宮神社へと練りこみます。
http://momokami.seesaa.net/article/401891937.html
列の最後には棒を持った島民も加わり皆で神社に練りこみます。女人禁制の祭りですが、近年の人口減少で参加者・見学者共に少なくなっているようです。
http://momokami.seesaa.net/article/401963757.html
(4) 菅島
http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/tatara/blog/138702.html
菅島は、鳥羽港の東約3kmに位置し、島は東西に広く南北に狭いという長細い島です。 地元で有名な「菅島灯台」は、「日本の灯台50選」に選ばれています。明治6年に作られ、煉瓦造りの灯台では日本最古の灯台と言われています。
http://blog.livedoor.jp/teikuusatsuei/tag/%E8%8F%85%E5%B3%B6%E7%81%AF%E5%8F%B0
菅島で行われる有名な祭りとして知られているのが「しろんご祭り」です。伊勢志摩を代表する海女の祭で「しろんごさん」と古くから地元で呼ばれています。島の守護神である白髭大明神をお奉りし、数百年前の昔から大漁・豊漁と海上安全を祈願するために、この島の人々によって受け継がれてきた海女の祭です。
http://tobakanko.jp/modules/whatsnew/index.php?p=235
この祭が行われる「白浜」は1年を通じて禁漁区ですが、この日のみ漁が許され、ホラ貝の合図で島中の海女達が一斉に雌雄一対のアワビを獲るために競い合います。この雌雄一対のアワビを「まねき鮑」と言い、「まねき鮑」を一番に獲った女性が1年間海女頭として崇められ豊漁が約束されると伝えられています。
http://benitsuge.jp/?p=357
3.各島へのアクセス方法について
http://blogs.yahoo.co.jp/dai_ankokuten1/53892565.html
これまでご紹介してきた4つの有人島へは、鳥羽市営定期船(写真)で行くことができます。 2011年4月1日に完成した新ターミナル「鳥羽マリンターミナル」から出航します。
http://naitya2014.blogspot.jp/2014/09/blog-post_19.html
「各島へのアクセスマップ」
http://www.toba1ban.co.jp/shima/
「各島への所要時間」
http://www.toba1ban.co.jp/shima/
観光客向けに、菅島・答志島・神島の離島めぐりができる周遊券が発売されています。内回り券と外回り券の2種類があり、4日以内であれば何度でも乗船できる大変お得なチケットです(坂手島へ行くには別途運賃が必要)。
http://www.city.toba.mie.jp/teikisen-kanri/unkou.html
鳥羽マリンターミナルや鳥羽バスセンターなどには、おすすめの離島周遊コースが掲載された観光パンフレット「 離島へ行こう(平成26年4月1日改正版)」が置かれていますので、是非手に取って旅の参考にして下さい。
http://www.city.toba.mie.jp/teikisen-kanri/teikisen/ritouheikou.html
■ 基本情報
- ・名称: 鳥羽マリンターミナル
- ・住所: 鳥羽1丁目2383番地51
- ・アクセス: JR・近鉄 鳥羽駅から徒歩約7分
- ・営業時間: 6:40~20:20
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0599-25-4800
- ・定期船時刻表(PDF): http://www.toba1ban.co.jp/shima/teikisen20140401.pdf
- ・料金:
- ●内回り券・・・鳥羽⇔菅島⇔答志⇔和具⇔鳥羽【大人1,080円・子供540円】
- ●外回り券・・・鳥羽⇔菅島⇔神島⇔和具⇔鳥羽【大人1,460円・子供730円】
- ・関連サイトURL: http://www.toba1ban.co.jp/shima/