実は日本で撮影されてた！NHK朝ドラ「マッサン」に登場するスコットランドの風景ロケ地 in 日本

最後のロケも終了し、最終回までカウントダウンの始まった朝の連続テレビ小説「マッサン」。外国人女優が初めて主演を務めたことでも話題を集めましたね。そんなマッサンの撮影が行われたロケ地の中には、意外な場所が含まれていることも…！

そこで、日本国内でマッサンのロケ地として使われたスポットをあつめてみました！マッサンの聖地を巡る旅に出てみませんか？

1　倉敷アイビースクエア（岡山）

倉敷アイビースクエアは、マッサンの中でスコットランド蒸留所の入口風景として使用されています。鬱蒼としげる蔦の葉に包まれたこの場所は、倉敷の中でも異国情緒あふれる地として知られています。 結婚式やイベントの会場として使用されるほか、ホテルとして宿泊することもできる倉敷アイビースクエア。ぜひ足を運んでみてくださいね。

緑がまぶしい素敵な風景ですね～。スコットランドでの回想シーンで、マッサンが「ウイスキーの作り方を勉強したいんです。お願いします！」と、ウィスキー造りの製法を学ばせてもらうために情熱を見せるシーンで使われた場所なんですよね。ここでは「倉敷アイビースクエア」の素敵な外観だけの使用でしたが、観るすべての人が本当にスコットランドの情景だと思ったであろう雰囲気作りには感心してしまいます。そしてロンモート蒸溜所内部ロケにはニッカウヰスキー北海道原酒工場が使用されていたそうです。

2　十勝牧場の白樺並木（北海道）

どこまでもまっすぐに続く白樺の並木道。広大な大地を持つ北海道らしい美しい風景ですよね。この場所もマッサンのロケ地として使用されました。 スコットランドの白樺並木を駆け抜ける印象的なシーン。記憶している方も多いのではないでしょうか。このシーンが北海道の十勝牧場の白樺並木を使用しているなんて…ちょっとびっくりですよね。 四季を通じて美しい白樺並木。多くの人が足を運ぶほか、バイカーたちもツーリングの途中に立ち寄っています。この美しい風景を見れば、うなずけますよね！

ん～。日本にこれほどまでに、まっすぐに長く続く白樺並木があるとは驚きですよね。この道のサイドも奥にも、空の情景を遮るものがなく、マッサンとエリーを導くような一本道は奇跡のような美しい場所です。この総面積4100ヘクタールの十勝牧場の入り口にある白樺並木は、日本のどこを探してもこれほど美しい並木道は無いといっても過言ではないような「十勝牧場の白樺並木」は、「マッサン」以外にも数々の映画やドラマで使われているのだとか。

3　駒井家住宅（京都）

京都市左京区にある駒井家住宅は、京大教授である駒井卓博士の私邸として昭和2年に建築されました。この建物が、スコットランドのエリーが生まれ育った家として登場しました。 館内は見学ができるように整備されているほか、講演会や結婚式などでも使用されることがあります。内部も美しく保存されており、大切に愛されてきた建物であることがわかります。 周囲は学者村と言われ、歴史ある建築物が多くある地域でもありますので足を伸ばしていろいろな場所を訪れてみても良いかもしれませんね！

京都にあるこの「駒井家住宅」は、北白川の静かな住宅街にあるんです。実際に行ってみるとわかるのですが、庭は比叡山が一望できるようにとっても広く造られていてとっても素敵なお屋敷なんです。この家を設計したのは、日本各地で西洋建築の設計をした「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ」というアメリカ人なんです。この方はチャペルや関西学院大学、明治学院の礼拝堂などたくさん西洋建築を手掛けていて、あの「メンソレータム」の創業者の一人でもあるんですよ。

4　然別湖北岸野営場（北海道）

北海道にある然別湖はマッサンの中でも印象的なシーンの一つが撮影されたロケ地。こちらのロケ地では、マッサンがエリーにプロポーズをするシーンが撮影されました。 日本に帰ることになったマッサンについていく決心をしたエリー。これからたくさんの大変なことが待ち受けているかもしれませんが、二人はここで愛を誓い合いました。そんな印象的なシーンも日本で撮影されていたとは…ちょっとびっくりです。 キャンプ場ということもあり、アウトドアを楽しむ方が多いのが特徴。また、キャンプ場のそばには温泉が湧いておりこのお湯を目当てに訪れる方もいるとか。ロケ地以外でも楽しめる場所ですね！

この「然別湖（しかりべつこ）」は、大雪山国立公園内にある湖なんです。そこのキャンプ場からまっすぐ湖へ向かって進むと、まさにドラマでマッサンとエリーがデートをしていた場所に出ます。湖の奥には大雪山が目に飛び込んできて、たくさんの草木が生い茂る湖畔に佇むと、マッサンの「Elly，Do you marry me？」と言うプロポーズのセリフが蘇ってきそうです。またここでの夜空は全国でもトップクラスの星空が見れるそうですよ。

5　余市蒸留所（北海道）

余市蒸留所は北海道にありニッカウヰスキーの蒸留所です。1934年からこの地でウィスキーを作り始め、現在も蒸留所として稼働しています。
マッサンでは、主人公のマッサンがウィスキーづくりの修業をした場所として撮影に使用されました。 工場見学のツアーも行っており、内部をしっかりと学ぶことができますのでマッサンになった気分でウィスキーの蒸留について学んでみても良いですね！

実在しドラマのモデルになった竹鶴政孝さん（マッサン）が余市のニッカウヰスキー北海道原酒工場を、日本のスコットランドとして愛した場所なんですね。ここでウィスキーへの情熱を注ぎ成功させた原点なんです。ここの敷地はたいへん広く、ウィスキー博物館やドラマで登場した蒸留棟、そして旧竹鶴邸など見どころがたくさんある場所です。見学ツアーでガイド付きは予約になりますが、ガイド無しなら自由に見て回ることが出来ますよ。

6　富良野町（北海道）

富良野町は名作「北の国から」のロケ地としても有名ですが、マッサンでもスコットランドからの旅立ちのシーンや、オープニングの麦畑のシーンで撮影に使用されています。 具体的にどの麦畑か明言されてはいませんが、北海道の上富良野町周辺の麦畑であることは間違いないようです。麦の季節になったら、金色の麦の穂が揺れる姿が見れるのでしょうね！

マッサンがエリーに、日本でのウィスキー作りをの夢を語る黄金の麦畑は雄大で見るものを魅了しますね。ここは上富良野町でビール会社の契約農家さんの大麦畑が広がっている場所なんですよ。ウィスキーを作るうえで原料になる大麦、この大麦の穂はシルクの絨毯のように柔らかく風になびくさまは黄金の海の波のようで、とっても幻想的です。黄金に輝く大麦畑はまるで、マッサンとエリーの行く先を祝福しているようにも見えますね。 こういった雄大な自然がエリーの故郷でもあるスコットランドの自然のように思えるのかもしれませんね。都会のビルとは無縁の自然の姿を楽しむことができます。
こういったロケ地をめぐる旅も良いかもしれませんよ！