冬にしかみられない！自然が起こす奇跡の自然現象まとめ

日本の冬にみられる、自然が作り出す奇跡の瞬間。その一瞬を見てみたくはありませんか？まさしく、これ以上ないほどの美しさに出会える自然美探訪の旅です。その美しさは、あなたの琴線に触れる感動を与えてくれるでしょう。

1.フロストフラワー

氷上で急激に冷えた水蒸気が、幾何学的な形に凍り付いた「フロストフラワー」。湖や河川に張った氷の上に、氷から昇華蒸発した水蒸気が凝縮して付着し、氷の結晶を作り、それが発達するにつれて花のように大きな雪の結晶のようになる現象です。北海道では、阿寒湖や屈斜路湖でよく見られます。

2.樹氷

樹氷とは、大気中の水蒸気が急激に冷やされて樹木に付着して、凍結した現象です。それが繰り返し起こることで、見事な自然のオブジェが出来上がります。できる条件は、水分を含んだ風が吹くことと、気温がマイナス５度を下回ることです。蔵王などは樹氷がよく見られることで知られています。

3.ダイヤモンドダスト

ダイヤモンドダストは、大気中に細氷が漂っている状態で陽の光を浴びると、キラキラと輝く現象です。風のない－10度以下の気温で、よく晴れた早朝に見ることができます。これは、旭川など北海道の内陸部ではよく見かける現象なので、かなりの高確率で見ることができます。

4.サンピラー（太陽柱）

サンピラーは、ダイヤモンドダストに朝日や夕日が当たって、光の柱のように見える現象です。発生条件はダイヤモンドダストの条件に加え、太陽光が特定の角度からあたらなければできないので、少しレアな減少ということになります。

5.雪まくり

積もった雪がシート状にくるりとまくりあげられ、ロールのような形状が作られる現象です。発生する条件としては、雪の積もり方が層になっていて、下の層と張りついていないこと。そして坂になっていること。風がこの現象を起こす程度に適度なものという３つ。

とても珍しいですが、やはり北海道内陸部では見かけることができます。

まとめ

北海道に行けば、だいたいの現象を見ることができそうです。他にもオホーツク海で見られる流氷や、湖が割れてその割れ目が盛り上がる御神渡りなど、様々な”自然美”を体験することができます。必ず見られるとは限りませんが、この美しい自然現象を見に出かけてみては？