Luftphilia
みなさん、お寺巡り好きですか? 散策したり、お参りしたり、朱印帳をもらったり。そんなあなたに贈る、あしたからちょっといばれる(?)お寺の豆知識を教えちゃいます。
1. お寺の塀に入っている「定規筋」という線の数で格式が分かるそうです。
http://hero1945.livedoor.biz/archives/2009-11-07.html
定規筋って知っていますか? 筋塀ともいいますが、白い水平線が引かれた築地塀のことをそう呼ぶそうです。これは皇族や摂家などの御所や門跡寺院に用いられ、格式の高さにより三本・四本・五本とあり、五本は最高位を示しているそうです。ちなみに門跡寺院は皇族が出家して入ったお寺のこと。
言われてみたら、見たことあると思いません?
2. 金閣寺、東本願寺、西本願寺、聖護院、京都御所、二条城の壁には五本線が入っている?
金閣寺
http://chibita.blog.tsuge.jp/archives/1880724.html
金閣寺の塀、確かに5本ですね。
東本願寺
トリップアドバイザー
すこし薄いのですが、白い筋が五本見えます。西本願寺
トリップアドバイザー
銀杏の木の後ろに定規筋が見えますね。こちらははっきりとわかります。聖護院
トリップアドバイザー
生八橋の名前でも知られている聖護院は白壁に五本ですね。京都御所
トリップアドバイザー
ながーく続く築地塀。これこそ最高位五本の筋塀ですね。だって御所ですから。二条城
トリップアドバイザー
徳川ゆかりの二条城も格式は皇族と同じ五本です。3. 五本以外はあるの?
定規筋は京都でも限られた場所でしか見られなくなり、ほぼ五本しかないそうです。三本や四本の寺も塗りつぶしてしまったり、廃仏毀釈でお寺がなくなったり。ただ非公開の寺院にはまだある可能性があるので、特別公開の時に探してみましょう。京都のお寺でよく見るあの筋にもちゃんと意味があったんですね。今度はもっと注意をしてみてみたいなと思います。みなさんも探してみてくださいね。
出典;トリップアドバイザー