京と山科を結ぶ通り、渋谷街道ってどんなとこ？

東京の渋谷と間違えられそうな通り名「渋谷街道」、実は京都にあるんです。主流道路でなくなった今でも市民の通行に利用されている道路です。現在は「花山洞」と言われる歩行者専用のトンネルにもなっています。噂では心霊スポットとして有名とか！？ 
 

１．「渋谷街道」とは？

山科から京に入る渋谷街道、昔は東海道の代替道として使用されていました。水はけの悪いことから「苦集滅道（くずめち）」「汁谷口（しるたにくち）」と呼ばれていた峠道です。これを解消するために作られたのが「花山洞」です。
 

２. どんな魅力が？

    古くから存在していた「渋谷街道」は江戸時代前期の書物「東海道名所記」にも記されています。江戸から宇治までを旅する名所記で、その第6巻に「渋谷街道」がありました。このように昔から存在する歴史ある街道です。

３．見どころ・お勧めポイント

心霊スポット  

人通りの少ないトンネルといえば何かだ出てもおかしくありません。ここ、「渋谷街道」も例外なく、巷では心霊スポットとして知られています。東側の入口にはいかにもなお地蔵さんの姿が・・・。しかし恐らくこれは通行者の安全を祈って置かれているものでしょうね。
 

本願寺山科別院

浄土真宗中興の祖・蓮如上人が室町の終わり頃に建立した本願寺山科別院。正門前には四宮川が流れ、春になれば桜が咲き乱れる場所でもあります。
また、堀が続く南西道は新選組の映画「御法度」に登場した場所でもあります。設定としては西本願寺屯所から島原へ向かう道だったものです。堀川沿いとイメージが似ていたんでしょうね。
  

山科商店会

昭和20年代から50年以上続く歴史ある商店会です。京都で俗化されていない歴史の宝庫でもあります。周辺は自然に恵まれ、花見の時期は人気スポットとして有名です。秋になればもみじなどの様々な紅葉を眺めることのできる場所です。
 

４．口コミ

渋谷街道沿いには和菓子屋さんもありました。

  

５．詳細

有名な観光地もいいですが、ちょっと外れた感じの歴史ある街道。昔の人々が利用していた、同じ道を辿るのもいいかもしれません。抜け道としても利用できますよ。