穏やかな瀬戸内の海に浮かぶ朱塗りの神殿・厳島神社は、1996年に世界文化遺産に登録されました。築かれたのは今から800年ほど前、平安時代の寝殿造りの建築美です。瀬戸内海の島を背後にして、その入江の海のなかに木造建物が建ち並ぶのは日本でも珍しい神社です。
古くは「伊都岐島神社」とも記され、全国に約500社ある厳島神社の総本社で、ユネスコの世界文化遺産に「厳島神社」として登録されています。また、厳島は一般に「安芸の宮島」とも呼ばれ、日本三景の1つに数えられています。
厳島神社は、推古天皇即位元年(593年)に創建されたと伝えられてます。1168年のころに時の権力者の平清盛の造営により現在みられる壮麗な、社殿群の基本が形成され、この社殿群の構成は、平安時代の文化を取り入れた優れた建築景観となっています。
1587年豊臣秀吉は大経堂を建立しようとしたが、秀吉の死により工事が中断され未完成のままで今日に伝えられています。1876年に老朽化していた海上の大鳥居が建て替えられたのが、現在の朱の大鳥居です。
■宮島へ行く方法
1.JR広島駅→JR山陽本線(27分)→JR宮島口駅から徒歩約5分→フェリーのりば(連絡船)10分→宮島
2. 広島電鉄:市内各停留所(約50分)→広電宮島口→フェリーのりば(連絡船)10分→宮島
3. ひろしま世界遺産航路(アクアネット広島):平和記念公園元安橋桟橋(約40分)→宮島桟橋
4. 高速船(瀬戸内シーライン(株))広島港→グランドプリンスホテル広島高速船32分→宮島
5. 海賊船「海王」(平日)・高速船(土日祝)((株)アクアネットサービス)広島マリーナホップ25分→宮島
海に浮かぶ本殿の姿は素晴らしく、朱塗りで統一された佇まいに重厚さが感じられ、海の中に建っているため、潮の満ち引きによって海水の水位が変わり、時間によって異なる雰囲気を感じることができます。
また、朱色の回廊はとても印象的、 回廊は幅が4m・長さが262mにも及ぶ壮大なスケール、一直線に伸びた回廊は訪れる人が自然と惹き付けられます。実際に回廊を歩いてみると敷かれている板と板間に、隙間が空いていて、高潮などの時に備えて、海水の圧力で回廊が壊れることを防いでいます。
また根元は海底に埋められているわけではなく、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなど、先人の知恵と工夫によって、鳥居の重みだけで立ってるのは凄いです。鳥居の屋根の東西には、太陽と月が描かれていて、風水は北東を鬼門の方位とするため、太陽は鬼門封じのためともいわれてます。
屋根は、桧皮葺(ひわだぶき・檜の樹皮を用いて施工)の屋根に瓦を積んだ化粧棟の、スタイルを取り入れた寝殿造りならではの様式が特徴です。世界に類を見ない日本独自の屋根工法で、現在の本殿は1571年に、毛利元就によって改築されたものです。
前方には火焼前(ひたさき)と呼ばれる突き出た箇所があり、管絃祭(かんげんさい)の出御・還御(旧暦6月17日に行われる厳島神社の祭礼行事)はここから行われます。また他の社殿の束柱は木造ですが、この平舞台を支えるのは、毛利元就によって寄進されたと伝えられる赤間石の柱で、火焼前分と合わせると239本あるそうです。
■弥山頂上の展望台から山口県沖方面の風景
弥山(みせん)は、 広島県廿日市市宮島町の中央部にある標高535mの山で、1200年前弘法大師空海が、この霊峰弥山を開基したと伝えられています。また、宮島の真価は弥山の頂上からの眺めにありと、伊藤博文が感嘆した山頂からは、息をのむほど美しい瀬戸内海の景色を堪能できます。
1. 紅葉谷公園:約700本の紅葉があり、11月中旬~下旬にかけてカエデやモミジの紅葉が綺麗です。
2. 登山口:弥山登山口の入口で、もみぢ荘茶屋前→ロープウエー乗り場を横目に登山道へ進みます。
3. 原始林石碑:貴重な原始林があり、1929年に弥山原始林として天然記念物に指定されています。
4. 鎌石:10堰堤付近に巨大な岩、別名ハンマーロックの自然の景観が目を楽しませてくれます。
5. 天然橋:やや急な石段80段のコースが続きます。足元に注意して上がってください。
6. 紅葉谷分岐点:ロープウエー獅子岩駅→遊歩道約20分→弥山本堂と霊火堂の広場に出ます。
①→10分→②→10分→③→21分→④→10分→⑤→22分→⑥→23分→山頂
■大聖院コース(大聖院から出発)
豊臣秀吉が九州への出陣の折に、千部経の天読供養をするため天正15年(1587年)に、安国寺恵瓊に千畳閣の建築を命じました。千畳閣の建築は大変な労力を要する工事で、指揮をとっていた恵瓊は、大工仕事をする人たちに、きな粉をまぶした餅を間食に与えたそうです。
美味しく、腹もちも良かったので、人々は「太閤の力餅」といって喜んで食べたそうです。宮島の名物になった力餅は、今でも大人気で、島内の茶屋でご賞味することができます。
もみじの形をしたカステラ生地の中は、こしアンのほか、最近ではチョコレート・カスタード・抹茶・チーズなど多彩な味があり、お店で焼きたてのアツアツが味わえます。
牡蠣屋は地元の素材にこだわって、厳しく選んだものだけ料理してるそうです。磯の風味とミネラルをたっぷりと含み、口にした瞬間に特有の旨みがほわっと広がる宮島かきをいろいろな料理で楽しめます。
宮島にロクロ細工の技術が伝えられたのは、1848年~1853年だと言われています。当時は手回しロクロでしたが、明治20年代に足踏み式ロクロが開発され、ロクロ細工は、技術改良とともに急速に発展しました。
磨かれた匠の技が今に受け継がれ、丸盆・菓子器・なつめ・茶托・香合など、日常生活の器から芸術作品まで幅広く作られています。深い味わいを見せるロクロ細工は、自然が育んだ木目が何よりの装飾になっています。
片面に平家の紋の揚羽蝶、もう一方の面に宮島が描かれた、宮島の越智陶芸の作で、大きさは高さが8.5cmです。かつて安芸国(あきのくに)の人は、旅の安全を祈願して厳島神社本殿床下の砂を「お砂守」としてもらっていたそうです。
江戸時代後期に、その砂を使った祭器が作られ、宮島焼きが誕生したといわれています。宮島土鈴は、どれも手のひらにのる程の大きさで、厳島神社の大鳥居・狛犬・鹿・陵王(りょうおう)・四季の風物詩・干支まで100種類もあります。カランカランと涼しげな音を響かせる土鈴は、全体に丸みをおびた形ほど、いい音がするそうですので、土産物店で見かけたら、やさしく振ってみてください。
木地の持ち味を生かしながら、立体的に鳥居や松を彫り込んでいく→浮かし彫り、内側を切り込んで絵を出す→しずめ彫り、線だけで自由に描く→すじ彫りはいずれも伝統技法を駆使した、繊細かつ巧みな宮島彫の素晴らしさです。
平清盛が都の「管絃の遊び」を模し、神様を慰める神事として執り行われたのが始まりだそうです。午後4時から、厳島神社本殿での発輦祭(はつれんさい)の後、御鳳輦(ごほうれん)を御座船に移し、管絃を演奏しながら対岸の地御前神社に向かいます。
地御前神社からの御迎船を水先に、地御前神社前の海上で祭典と管絃を奉納します。続いて御座船は宮島に戻り、長浜神社・大元神社で順次祭典を行い、雅な平安絵巻は、深夜まで続きます。
江戸・明治・大正・昭和と代々受け継がれてきた「お雛さま」が数多く残っている宮島、これら自慢の雛人形を多くの人に見てもらおうと、趣ある民家や歴史的施設に展示しています。島内をめぐりながら、やさしい表情や美しい衣装のお雛さまたちの「宮島の魅力」を見るのは楽しみです。
宮島水中花火大会は、毎年8月に厳島神社の大鳥居沖合海上で、開催される宮島の夏の風物詩です。その名が示すように、船から水中尺玉を100発海中に投げ込み、朱の大鳥居と厳島神社の社殿の幻想的な輝きは、全国に賞賛されています。
また、台船から打ち上げられる数千発の花火の美しさも格別で、海上を舞台に鮮やかな大鳥居のシルエットと水中花火のコントラストが見事です。
清盛を偲び、命日の3月20日前後に開催されます。メインとなる参詣行列は、修験者・武者・公達など平安衣装をまとった人々が列をなし、雅な世界を再現します。また、舞楽や吹奏楽隊パレードなどもあり、お祭りを盛りあげます。
素材提供:トリップアドバイザー
1. 厳島神社ってどこにあるの?
Marufish
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、日本を代表する世界遺産がある島で、JR広島駅から山陽本線で宮島口まで約25分、宮島口駅より徒歩5分の宮島口フェリー乗り場から、フェリーで約10分のところにある、広島県廿日市市宮島町の厳島(宮島)にある神社です。古くは「伊都岐島神社」とも記され、全国に約500社ある厳島神社の総本社で、ユネスコの世界文化遺産に「厳島神社」として登録されています。また、厳島は一般に「安芸の宮島」とも呼ばれ、日本三景の1つに数えられています。
2. 厳島神社、1400年の歴史
Marufish
厳島神社は、推古天皇即位元年(593年)に創建されたと伝えられてます。1168年のころに時の権力者の平清盛の造営により現在みられる壮麗な、社殿群の基本が形成され、この社殿群の構成は、平安時代の文化を取り入れた優れた建築景観となっています。
1587年豊臣秀吉は大経堂を建立しようとしたが、秀吉の死により工事が中断され未完成のままで今日に伝えられています。1876年に老朽化していた海上の大鳥居が建て替えられたのが、現在の朱の大鳥居です。
3. 厳島神社のある宮島へ行く方法
http://ryoko-ki.blog.so-net.ne.jp/archive/201003-1
http://www.hiroshima-navi.or.jp/qa/3629.php
■宮島へ行く方法
1.JR広島駅→JR山陽本線(27分)→JR宮島口駅から徒歩約5分→フェリーのりば(連絡船)10分→宮島
2. 広島電鉄:市内各停留所(約50分)→広電宮島口→フェリーのりば(連絡船)10分→宮島
3. ひろしま世界遺産航路(アクアネット広島):平和記念公園元安橋桟橋(約40分)→宮島桟橋
4. 高速船(瀬戸内シーライン(株))広島港→グランドプリンスホテル広島高速船32分→宮島
5. 海賊船「海王」(平日)・高速船(土日祝)((株)アクアネットサービス)広島マリーナホップ25分→宮島
4. 厳島神社の見所
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海に浮かぶ本殿の姿は素晴らしく、朱塗りで統一された佇まいに重厚さが感じられ、海の中に建っているため、潮の満ち引きによって海水の水位が変わり、時間によって異なる雰囲気を感じることができます。
また、朱色の回廊はとても印象的、 回廊は幅が4m・長さが262mにも及ぶ壮大なスケール、一直線に伸びた回廊は訪れる人が自然と惹き付けられます。実際に回廊を歩いてみると敷かれている板と板間に、隙間が空いていて、高潮などの時に備えて、海水の圧力で回廊が壊れることを防いでいます。
4-1. 大鳥居
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海面にそびえる朱塗りの大鳥居は、奈良の大仏とほぼ同じ高さの16m・重量は約60tです。主柱は樹齢500年~600年のクスノキの自然木で作られています。8代目にあたる現在の鳥居を建立するにあたっては、巨木探しに20年近い歳月を要したと伝えられています。また根元は海底に埋められているわけではなく、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなど、先人の知恵と工夫によって、鳥居の重みだけで立ってるのは凄いです。鳥居の屋根の東西には、太陽と月が描かれていて、風水は北東を鬼門の方位とするため、太陽は鬼門封じのためともいわれてます。
■ 基本情報
- ・名称:厳島神社
- ・住所:広島県廿日市市宮島町1−1
- ・アクセス:JR広島駅から山陽本線で宮島口駅まで約25分、フェリーで約10分
- ・公開時間:6時30分~18時00分(冬期17時00分)
- ・定休日:無休
- ・電話番号:0829-44-2020
- ・拝観料:大人 300円、高校生 200円、小・中学生 100円
- ・所要時間:2時間~3時間
- ・オススメの時期:秋の宮島の紅葉
- ・公式サイトURL:http://www.miyajima-wch.jp/jp/itsukushima/index.html
4-2. 本殿
トリップアドバイザー
繊細かつ華麗な切妻両流造り (屋根のひさしが左右対称に流れるような曲線) で、正面には緑青塗りの引き違いの格子戸がはめられた本殿には、市杵島姫 (いちきしまひめ)・湍津姫 (たぎつひめ)・田心姫 (たごりひめ)の宗像三女神(日本神話に登場する神)が祭られています。屋根は、桧皮葺(ひわだぶき・檜の樹皮を用いて施工)の屋根に瓦を積んだ化粧棟の、スタイルを取り入れた寝殿造りならではの様式が特徴です。世界に類を見ない日本独自の屋根工法で、現在の本殿は1571年に、毛利元就によって改築されたものです。
4-3. 平舞台
Marufish
平舞台(ひらぶたい)は、寝殿造りの庭にあたる部分で、広さは167.6坪あり、安元2年(1176年)、平氏一門が社参して千僧供養が行われた際、社殿の前方に仮廊を設けたという記録があり、こうした仮廊が常設となったといわれています。前方には火焼前(ひたさき)と呼ばれる突き出た箇所があり、管絃祭(かんげんさい)の出御・還御(旧暦6月17日に行われる厳島神社の祭礼行事)はここから行われます。また他の社殿の束柱は木造ですが、この平舞台を支えるのは、毛利元就によって寄進されたと伝えられる赤間石の柱で、火焼前分と合わせると239本あるそうです。
5. 参拝方法
トリップアドバイザー
■厳島神社の参拝方法- 厳島神社手前の石鳥居前で、神社へ向かって一礼をしてから、鳥居の端をくぐります。
- 神社に入る前は身心を清め、昇殿料金を納めた後に一礼、柄杓で1回水をすくい、右手に柄杓を持ち、左手を洗い、次に左手に柄杓を持ち替え、右手を洗います。次に左手に水を受け、口をすすぎ、残った水で柄杓の柄を縦に洗い流し、最後一礼します。
- 神社の廻廊入口で一礼をしてから、廻廊の中央は神の通り道とされていますので、端を進みます。
- 神社の最初の社「客神社」の向かい「祓い所」の前、2礼2拍手1礼の作法でお参りをします。その後に、祓い串にて、自身の身体の祓いをします。①一礼をして、祓い串を持ちます。②肩の辺りを、左・右・左と祓い、戻して一礼をします。③客神社の前で、2礼2拍手1礼の作法でお参りをします。賽銭は、賽銭箱の手前から滑らすようにいれます。
- 廻廊を進み拝殿前で、2礼2拍手1礼の作法でお参りをし、右門客神社・左門客神社・大国神社・天神社と廻廊に沿って順番に名社をお参りします。
6. 厳島神社へ来たら弥山散策も楽しもう
http://ryousennnokaze.blog.so-net.ne.jp/2010-01-05
■弥山頂上の展望台から山口県沖方面の風景
弥山(みせん)は、 広島県廿日市市宮島町の中央部にある標高535mの山で、1200年前弘法大師空海が、この霊峰弥山を開基したと伝えられています。また、宮島の真価は弥山の頂上からの眺めにありと、伊藤博文が感嘆した山頂からは、息をのむほど美しい瀬戸内海の景色を堪能できます。
6-1. 紅葉谷コース
http://www.kankou.pref.hiroshima.jp/sys/data?page-id=5220
■紅葉谷コース(紅葉谷公園から出発)1. 紅葉谷公園:約700本の紅葉があり、11月中旬~下旬にかけてカエデやモミジの紅葉が綺麗です。
2. 登山口:弥山登山口の入口で、もみぢ荘茶屋前→ロープウエー乗り場を横目に登山道へ進みます。
3. 原始林石碑:貴重な原始林があり、1929年に弥山原始林として天然記念物に指定されています。
4. 鎌石:10堰堤付近に巨大な岩、別名ハンマーロックの自然の景観が目を楽しませてくれます。
5. 天然橋:やや急な石段80段のコースが続きます。足元に注意して上がってください。
6. 紅葉谷分岐点:ロープウエー獅子岩駅→遊歩道約20分→弥山本堂と霊火堂の広場に出ます。
①→10分→②→10分→③→21分→④→10分→⑤→22分→⑥→23分→山頂
■ 基本情報
- ・名称:紅葉谷コース(もみじだにこーす)・紅葉谷公園出発
- ・住所:広島県廿日市市宮島町
- ・アクセス:宮島口桟橋からフェリーで約10分・宮島桟橋から徒歩約20分
- ・電話番号:0829-44-2011
- ・所要時間:片道約1時間半~2時間(休憩含む)紅葉谷駅~弥山山頂まで約2.5km
- ・オススメの時期:通年(安芸の宮島・春は桜・夏は新緑・冬は雪化粧)
- ・公式サイトURL:http://www.miyajima.or.jp/(宮島観光協会)
6-2. 大聖院コース
トリップアドバイザー
■大聖院コース(大聖院から出発)
- 大聖院:霊峰・弥山のふもとにある真言宗御室派の大本山、宮島で最も歴史の古い寺院です。
- 白糸の滝:白糸川にかかる高さ約14mの美しい滝で、厳島八景の一つです。
- 里見茶屋跡:大鳥居や宮島の街など景色が一望できる絶景ポイントで、昔は茶店がありました。
- 賽の河原:大きな岩の下に塔やお地蔵さんが祀られていて、賽の河原は、三途の川のことです。
- 幕岩:高さ30m・長さ150m以上の巨大な一枚岩で、ここが登山道の中間地点です。
- 遊女石畳道:昔遊女が寄進して作ったといわれており、元の道は2005年の土石流で流されました。
- 仁王門:2体の仁王像、昔は未刻の午後2時を過ぎると門を閉じ、登山を禁じていたそうです。
- 鯨岩:鯨の頭に似ていることから名付けられました。視界が開け、ひと休みポイントになります。
■ 基本情報
- ・名称: 大聖院コース(大聖院から出発)
- ・住所:広島県廿日市市宮島町
- ・アクセス: 宮島口桟橋からフェリーで約10分・宮島桟橋から徒歩約20分
- ・電話番号: 0829-44-2011
- ・所要時間: 片道約1時間半~2時間(休憩含む)・大聖院~弥生山頂まで約3km
- ・オススメの時期: 安芸(秋)の宮島
- ・公式サイトURL: http://www.miyajima.or.jp/(宮島観光協会)
6-3. 大元コース
トリップアドバイザー
■大元コース(大元神社出発)- 大元神社:厳島神社より歴史ある神社で、柿葺屋根は日本で最も古く現存は唯一ここだけです。
- 石仏群:聖観音・大師講・不動明王などの石仏が多くあります。
- 原始林石碑:弥山原始林は1929年天然記念物・1996年世界文化遺産に登録されてます。
- 富士岩:高さ約8m・長さ約20mの不思議な巨岩が数々あり、ここから急激な坂道が続きます。
- 水子地蔵:14町石の近くの岩の中にお地蔵様が安置されています。
- 風吹き岩:大師堂すきまから冷たい風が吹き、この風に当たると元気になる魔法の風だそうです。
- 弁財天石碑:弁財天と描いた石碑があります。
- 岩屋大師:弘法大師が求聞寺の修行をした巨岩、弘法大師や不動王など仏様が祀られています。
■ 基本情報
- ・名称: 大元コース(大元神社出発)
- ・住所:広島県廿日市市宮島町
- ・アクセス: 宮島口桟橋からフェリーで約10分・宮島桟橋から徒歩約25分
- ・電話番号: 0829-44-2011
- ・所要時間:片道約2時間~2時間半(休憩含む) ・大元神社~弥山頂上まで約3.2km
- ・オススメの時期:通年
- ・公式サイトURL:http://www.miyajima.or.jp/(宮島観光協会)
7. 受け継がれる味と技
http://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=12142
■太閤の力餅豊臣秀吉が九州への出陣の折に、千部経の天読供養をするため天正15年(1587年)に、安国寺恵瓊に千畳閣の建築を命じました。千畳閣の建築は大変な労力を要する工事で、指揮をとっていた恵瓊は、大工仕事をする人たちに、きな粉をまぶした餅を間食に与えたそうです。
美味しく、腹もちも良かったので、人々は「太閤の力餅」といって喜んで食べたそうです。宮島の名物になった力餅は、今でも大人気で、島内の茶屋でご賞味することができます。
7-1. もみじ饅頭
http://www.chardonnay.co.jp/mansion/archive/blog/2013/06/post-86.php
もみじ饅頭が誕生したのは、明治39年(1906年)で、現在も製造している中で最も古いお店が、岩村もみじ屋です。旅館岩惣のおかみが、近くの高津常助菓子職人に依頼して、作ったのが始まりだと言われています。もみじの形をしたカステラ生地の中は、こしアンのほか、最近ではチョコレート・カスタード・抹茶・チーズなど多彩な味があり、お店で焼きたてのアツアツが味わえます。
■ 基本情報
- ・名称: 岩村もみじ屋のもみじ饅頭
- ・住所:広島県廿日市市宮島町中江町304-1
- ・アクセス:広島駅から宮島口駅まで約25分→フェリー約10分→厳島神社出口から徒歩2分
- ・営業時間:9:00~17:00(売り切れ次第閉店する場合があります)
- ・定休日:不定期休
- ・電話番号:0829-44-0207
- ・料金: つぶもみじ75円~
- ・所要時間:20分~30分
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL: http://www.iwamura-momijiya.com/
7-2. 宮島かき
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宮島かきの養殖の歴史は、約330年前に始まったといわれています。特に大野瀬戸で養殖されたかきは、香り・味・歯ごたえともに最高です。宮島の原始林から海に流れ出した栄養素が宮島かきを育て、海流もかきの成育に適しているそうです。牡蠣屋は地元の素材にこだわって、厳しく選んだものだけ料理してるそうです。磯の風味とミネラルをたっぷりと含み、口にした瞬間に特有の旨みがほわっと広がる宮島かきをいろいろな料理で楽しめます。
■ 基本情報
- ・名称:牡蠣屋 (かきや)
- ・住所: 広島県広島県廿日市市宮島町539
- ・アクセス: 宮島桟橋から徒歩7分
- ・営業時間: 10:00〜18:00(季節により営業時間は変動します・牡蠣が無くなり次第閉店)
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号:0829-44-2747
- ・料金: 1000円~3000円
- ・所要時間:1時間前後
- ・オススメの時期: 牡蠣の旬の冬
- ・公式サイトURL:http://www.kaki-ya.jp/index.html
7-3. あなご
トリップアドバイザー
宮島の大野瀬戸で獲れるあなごは、風味もやわらかさも格別です。創業明治三十四年の「うえの」の、あなご飯は、炊きたてのご飯の上に、蒲焼きにしたあなごを敷き詰めたもので、脂がしっかり乗った地あなごの旨味を引き出したあなご飯が、宮島名物として全国に知られるようになりました。■ 基本情報
- ・名称: あなごめし うえの
- ・住所: 広島県廿日市市宮島口1丁目6
- ・アクセス:JR山陽本線「宮島口」駅から徒歩2分・広電宮島線→広電宮島口駅から徒歩2分
- ・営業時間: 食事10:00~19:00・お弁当の受け渡し9:00~19:00
- ・定休日:無休(水曜日は弁当のみ)
- ・電話番号:0829-56-0006
- ・料金: あなごめし1260円~1890円
- ・所要時間: 1時間前後
- ・オススメの時期:穴子のおいしい時期の3月~10月
- ・公式サイトURL:http://www.anagomeshi.com/
7-4. ロクロ細工
http://miyajima-zaiku.blogspot.jp/2013/03/blog-post_20.html
宮島にロクロ細工の技術が伝えられたのは、1848年~1853年だと言われています。当時は手回しロクロでしたが、明治20年代に足踏み式ロクロが開発され、ロクロ細工は、技術改良とともに急速に発展しました。
磨かれた匠の技が今に受け継がれ、丸盆・菓子器・なつめ・茶托・香合など、日常生活の器から芸術作品まで幅広く作られています。深い味わいを見せるロクロ細工は、自然が育んだ木目が何よりの装飾になっています。
■ 基本情報
- ・名称:宮島細工協同組合(ロクロ細工)
- ・住所:広島県廿日市市宮島町1165-9(宮島伝統産業会館内)
- ・アクセス:宮島口約15分(JR宮島フェリー・宮島松大汽船が運行)~宮島桟橋から徒歩1分
- ・開館時間:8:30~17:00
- ・休館日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
- ・電話番号:0829-44-2912
- ・料金: 体験料金324円
- ・所要時間: 杓子づくり体験・約1時間(みやじまん工房)
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL:http://www.miyajimazaiku.com/bosyu.html
7-5. 宮島土鈴
http://blogs.yahoo.co.jp/ninoart_glass/folder/571003.html?m=lc&p=1
■宮島土鈴片面に平家の紋の揚羽蝶、もう一方の面に宮島が描かれた、宮島の越智陶芸の作で、大きさは高さが8.5cmです。かつて安芸国(あきのくに)の人は、旅の安全を祈願して厳島神社本殿床下の砂を「お砂守」としてもらっていたそうです。
江戸時代後期に、その砂を使った祭器が作られ、宮島焼きが誕生したといわれています。宮島土鈴は、どれも手のひらにのる程の大きさで、厳島神社の大鳥居・狛犬・鹿・陵王(りょうおう)・四季の風物詩・干支まで100種類もあります。カランカランと涼しげな音を響かせる土鈴は、全体に丸みをおびた形ほど、いい音がするそうですので、土産物店で見かけたら、やさしく振ってみてください。
■ 基本情報
- ・名称: 越智陶芸(おちとうげい)
- ・住所:広島県廿日市市宮島町滝町237
- ・アクセス: 宮島港出口から徒歩約19分
- ・電話番号:0829-44-0336
- ・料金: 一般小売はしていないので、購入は近隣の土産物店
- ・公式サイトURL: http://www.miyajima.or.jp/present/present_hariko.html
7-6. 宮島彫り
http://miyajima-zaiku.blogspot.jp/2013_03_01_archive.html
宮島彫りは、江戸末期に甲州(山梨県)の波木井昇斎によって伝えられた木彫り彫刻の技術に由来します。ほとんど下絵がないのに、木肌にノミの歯を当て一気に線を入れ、大胆に彫り進められ、美しい大鳥居が浮かび上がっていく、ダイナミックで繊細なノミ遣いと、勢いの良さが宮島彫りの特徴です。木地の持ち味を生かしながら、立体的に鳥居や松を彫り込んでいく→浮かし彫り、内側を切り込んで絵を出す→しずめ彫り、線だけで自由に描く→すじ彫りはいずれも伝統技法を駆使した、繊細かつ巧みな宮島彫の素晴らしさです。
■ 基本情報
- ・名称:宮島彫工房 ひろ川
- ・住所:広島県廿日市市宮島町北之町東表571
- ・アクセス:JR宮島口駅下車後→フェリー船10分→宮島桟橋から徒歩約25分
- ・営業時間:10:00~17:00(土曜日は15時半まで)
- ・休館日:月曜日
- ・電話番号:0829-44-2405
- ・料金:1500円~(体験コース)
- ・所要時間:小さな宮島彫りのお盆が1時間くらいで作れるそうです
- ・オススメの時期:通年
- ・公式サイトURL:http://miyajima-hirokawa.blogspot.jp/
8. 宮島の行事
http://blog.goo.ne.jp/krmdaakr/e/61490f5532f7661a1deb2c36b5e649ab
■管絃祭(かんげんさい)平清盛が都の「管絃の遊び」を模し、神様を慰める神事として執り行われたのが始まりだそうです。午後4時から、厳島神社本殿での発輦祭(はつれんさい)の後、御鳳輦(ごほうれん)を御座船に移し、管絃を演奏しながら対岸の地御前神社に向かいます。
地御前神社からの御迎船を水先に、地御前神社前の海上で祭典と管絃を奉納します。続いて御座船は宮島に戻り、長浜神社・大元神社で順次祭典を行い、雅な平安絵巻は、深夜まで続きます。
8-1. みやじま雛めぐり
http://kanko-h.com/sightseeing/?p=1078
江戸・明治・大正・昭和と代々受け継がれてきた「お雛さま」が数多く残っている宮島、これら自慢の雛人形を多くの人に見てもらおうと、趣ある民家や歴史的施設に展示しています。島内をめぐりながら、やさしい表情や美しい衣装のお雛さまたちの「宮島の魅力」を見るのは楽しみです。
■ 基本情報
- ・名称:みやじま雛めぐり
- ・住所:広島県廿日市市宮島町1162-18
- ・アクセス:JR山陽本線か広電宮島線の宮島口駅から徒歩3~5分
- 宮島口桟橋~船で10分・宮島桟橋から徒歩約5分~20分
- ・実施期間:平成28年3月下旬~4月上旬(予定)
- ・電話番号: 0829-44-2011(宮島観光協会 )
- ・料金:参加無料
- ・開催時間:10時30分~17時00分(予定)
- ・開催場所:宮島歴史民俗資料館・大聖院・商店・旅館・民家
- ・オススメの時期:3月~4月
- ・公式サイトURL:http://www.miyajima.or.jp/event/2016/calendar03.html
8-2. 宮島水中花火大会
http://blog.goo.ne.jp/hiroki0463/e/b8db26bd117bf9377da5563c191ed9c6
宮島水中花火大会は、毎年8月に厳島神社の大鳥居沖合海上で、開催される宮島の夏の風物詩です。その名が示すように、船から水中尺玉を100発海中に投げ込み、朱の大鳥居と厳島神社の社殿の幻想的な輝きは、全国に賞賛されています。
また、台船から打ち上げられる数千発の花火の美しさも格別で、海上を舞台に鮮やかな大鳥居のシルエットと水中花火のコントラストが見事です。
■ 基本情報
- ・名称:宮島水中花火大会
- ・日時:平成27年8月11日(火)※雨天決行、荒天の場合は8月14日(金)に延期
- ・時間:19時40分~20時40分
- ・場所:厳島神社大鳥居沖合400mの海上の打上げ台船
- ・住所:広島県廿日市市宮島町
- ・アクセス: JR広島駅から山陽本線で宮島口駅まで約25分、フェリーで約10分
- ・電話番号:0829-44-2011 (宮島観光協会内)
- ・所要時間:1時間
- ・公式サイトURL:http://www.miyajima.or.jp/event/event_hanabi.html
8-3. 宮島清盛まつり
http://www.bus-trip.jp/kanko/kankonews/hiroshima/856
宮島清盛まつりは、厳島神社の造営に力を注ぎ、宮島繁栄の礎を築いた平清盛の、「平家一門の厳島神社参詣行列」をモチーフにしたお祭りです。清盛を偲び、命日の3月20日前後に開催されます。メインとなる参詣行列は、修験者・武者・公達など平安衣装をまとった人々が列をなし、雅な世界を再現します。また、舞楽や吹奏楽隊パレードなどもあり、お祭りを盛りあげます。
■ 基本情報
- ・名称:宮島清盛まつり
- ・日時:平成28年3月27日(日)
- ・場所:宮島桟橋前広場 → 表参道商店街 → 御笠浜 → 厳島神社 → 清盛神社
- ・住所:広島県廿日市市宮島町
- ・アクセス:JR山陽本線・広電宮島線宮島口駅から徒歩3~5分・宮島口桟橋から船で10分
- ・開催時間:13時~15時30分頃まで
- ・電話番号:0829-44-2011(宮島観光協会内)
- ・所要時間:2時間30分
- ・公式サイトURL:http://www.miyajima.or.jp/event/event_kiyomori.html
9.厳島神社の御朱印
http://s.webry.info/sp/bonno-darake.at.webry.info/201410/article_11.html
厳島神社で御朱印をいただける場所は、有料拝観部分になり、拝殿(御本社)前の授与所(御守り・御札などを授与してくださる所)の一角になりますので、御朱印を頂戴するためには拝観料金、大人300円・高校生200円・小中学生100円が必要です。素材提供:トリップアドバイザー