Cheng-en Cheng
『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』といえば、低予算でも質の高いコンテンツが多いことから最近じわじわと評価を上げているテレビ東京の中でも、とりわけ象徴的な番組と言えるでしょう。DVDが発売されるなど、異例の盛り上がりを見せています。太川陽介さんと蛭子能収さんの絶妙な掛け合いに、行き当たりばったりの収録だからこそ「乗れるものが無い!泊まる場所がない!」などハプニングの連続です。
でも、だからこそ面白いのでしょう。そんな彼らの姿を見ていて「自分もやってみたい!」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、オススメの回を5つピックアップして、その行程を振り返ってみることにします。ぜひ参考にしてみてください!
はじめに.『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』ってなに?
http://www.bs-j.co.jp/official/localbus/
2007年からテレビ東京「土曜スペシャル」で不定期に放送されている、ローカル路線バスの旅番組。太川陽介さんと蛭子能収さんが毎回女性ゲスト(マドンナ)を迎えておくる、ハプニング連続のドタバタ路線旅は見ていて飽きません。そんな『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』には3つのルールが!旅のルール
- 移動は原則としてローカル路線バスのみ。高速バス・タクシー・鉄道・飛行機・船・自転車・ヒッチハイクなど他の交通機関はNG!
- 目的地へ向かうルートは自分たちで決める。情報収集でインターネットの利用はNG!紙の地図・時刻表・案内所や地元の人からの情報のみOK!
- 3泊4日で目的地にゴールすること。
次に『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のおすすめ回をご紹介します。
1.第12回放送「三重・松阪 ~ 長野・松本城」
http://blogs.yahoo.co.jp/match_saka/14298858.html
バスが無ければ、歩くのみ!なんと28.8kmも猛暑の中徒歩で移動しています。さらにお盆で運休!そして突然の豪雨!とハプニング連続の回でした。マドンナ・加藤紀子さんの大ファインプレーでリタイアの危機を免れたところも見どころ。2014年4月2日にDVDで発売されているので気になるかたはぜひ。どんなルートで?
乗車バス:42本/走行距離:約430km/合計運賃:13680円
どんな路線バスで?
多く利用したのは、三重交通・名鉄バス・恵那市自主運行バス・木曽町地域公共交通など。どんなスポットをまわったの?
乗り継ぎが悪く、車内でのカットが多かったこの回。日本アルプスや木曽川の自然に癒されたり、中山道の宿場町や温泉も発見しています。★詳しくはこちら2.第13回放送「東京・西新宿 ~ 新潟・萬代橋」
http://yasuakisegawa.ec-net.jp/diary/diary/pg95.html
第12回放送とならび、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』ファンに人気の第13回。こちらもバスが無かったり、暴風と豪雪にやられたり…と波乱万丈!ギリギリの時間で萬代橋に滑り込みゴールした衝撃ラストは見逃せません。どんなルートで?
新宿~熊谷~伊香保温泉~貝掛温泉~萬代橋【成功】乗車バス:36本/走行距離:約450km/合計運賃:15320円
どんな路線バスで?
多く利用したのは、国際興業バス・川越観光バス・関越交通・新潟交通バスなど。どんなスポットをまわったの?
「鈴木人形」で工房見学したり、貝掛温泉に宿泊したり、山本五十六記念館に訪れたり…と結構スポットを多くまわれています。★詳しくはこちら3.第2回放送「東京・日本橋 ~ 京都・三条大橋」
http://tomichan.naturum.ne.jp/d2008-08-25.html
視聴率15.3%と番組最高視聴率(2015年9月現在)を記録した第2回放送。ローカル路線バスだけのガチンコ旅だからこそ、いつも目的地にゴールできるわけではない!そんな厳しさを教えてくれる回でした。どんなルートで?
日本橋~小田原駅~静岡駅~名古屋駅~河瀬駅【失敗:目的地は京都府三条大橋】乗り継ぎ数:41回/交通費:19710円
どんな路線バスで?
多く利用したのは、箱根登山バス・しずてつジャストライン・名鉄バス・近江鉄道バスなど。どんなスポットをまわったの?
時宗総本山遊行寺や浜岡砂丘、新居関所に寄っています。元箱根の山のホテルに宿泊したりもしています。★詳しくはこちら4.第10回放送「四国ぐるり一周 徳島 ~ 高知 ~ 愛媛 ~ 香川」
http://monodukurifield.blog79.fc2.com/blog-entry-217.html
四国霊場八十八か所巡礼にならって、同じように徳島から室戸岬や足摺岬、今治を経由して鳴門に向かおう!という回。地図でみると、ほんとに四国をぐるりとしています。残念ながらあともうちょっと…という所で失敗に終わっていますが、これをみると四国もバスで結構いけるんだな~となります。2015年1月6日にDVDで発売されています。どんなルートで?
徳島駅~室戸岬~足摺岬~今治~琴平【失敗:目的地は徳島県鳴門】乗車バス:26本/走行距離:約860km/合計運賃:25220円
どんな路線バスで?
多く利用しているのは、徳島バス・土佐ドリームバス・高知西南交通・宇和島バス・せとうちバスなど。どんなスポットをまわったの?
松本城や四国八十八箇所霊の岩本寺、絶景の室戸岬・足摺岬、さらには四万十川のうなぎや讃岐うどんなどのグルメも満喫しています。★詳しくはこちら5.第15回放送「山形・米沢 ~ 青森・大間崎」
http://find-travel.jp/article/6353
徒歩での移動距離が22.1kmと、こちらもかなりハードだった回。しかし、日本で最も深い田沢湖でスワンボートを楽しんだり、新緑や紅葉の名所として知られる十和田湖によったりと、かなり満喫している様子。2016年2月2日にDVDで発売予定ということなので、気になる方はぜひ!どんなルートで?
米沢~新庄~角館~大湯温泉~大畑【失敗:目的地は青森県大間崎】乗車バス:24本/走行距離:約510km/合計運賃:16890円
どんな路線バスで?
多く利用しているのは、山交バス・羽後交通・秋北バス・十和田観光電鉄・下北交通など。どんなスポットをまわったの?
玉川温泉や田沢湖マリーンに十和田湖、さらには真室川町立歴史民俗資料館などをまわっています。★詳しくはこちらローカル路線バスの旅の振り返りでした。いかがでしたか?距離が長くても比較的スムーズに成功することもあれば、短くても良い経路がない場合もあります。特に県境付近など、管轄の変わる所ではスムーズにいかないことが多いようですね。インターネットの使用はNGだし、ゆったりまったりもしていません。でも、だからこそ地元の人とのふれあいもたっぷりなので、一生忘れない思い出になるのではないでしょうか?皆さんのご検討をお祈りします!