Nicolas Raymond
ドライブデートで欠かせないのが、BGMです。気分が上がるも下がるも、選曲しだい。ドライブソングをチョイスする時はあまりうるさくない曲で、ジャンルをバラして、そこそこメジャーな曲を持ってくるのがコツです。なかにはオトナなバラードやポップな若者ソング、懐かし系をウマーく取り混ぜてください。そんなの、よくわかんないって?心配ご無用。夏のドライブデートにピッタリな10曲をセレクトずみですよ。イカした音楽をかけまくって、きもちよく走ろうじゃありませんか。最後はラブラブで完了するといいですね。
1.Cyndi Lauper – Girls Just Want To Have Fun
走りはじめはガールズパワー全開♪
ドライブスタートは、女性をリスペクトする意味でシンディ・ローパーから。一日のどの時間でも、この曲を聞けば元気がわいてきます。車に乗って、パンチのあるシンディの歌声が聞こえたら、どっとアドレナリンが噴出しますね。パール・ジャムや大勢のアーティストがカバーしていますが、やはり本人が一番です。
1983年リリースで、洋楽好きでなくても知っている曲です。シンディーにとっても、最初のメジャーシングル、メジャーヒット。実はシンディ、東日本大震災当日は日本にいました。外国人が次々帰国するなか、シンディだけはツアーを続行。以来、世界中に復興支援のメッセを出し続けているんです。
こんな豆知識をポップな曲の中にさりげなく織り込むと、カッコいいでしょ(笑)。
2.LL Cool J – Paradise ft. Amerie
会話のはじめは、ミッドテンポ♪
会話がはずむように、初めのうちはなつかしいミッドテンポなR&Bをかけておきましょう。さわやかな夏の一日を約束するような曲です。メロディー・ビートの気持ちいい感じが、会話を引き出してくれます。このあたりはまだ街中を走っているはずなので、スタジオアルバムっぽい音がちょうどいいんです。
2002年リリースのこの曲。全米アルバム、R&B/HipHopチャートでは6週連続ナンバーワンを記録しました。LL Cool Jは1984年に16歳のデビュー後から、つねにトップを走り続けたラッパーです。この曲は Amerieとフューチャーしているので、メロディラインがやや女性的。ウケがいい一曲です。
3.DJ Got Us Fallin’ in Love – Usher featuring Pitbull
セクシー系ダンスナンバーで走ろう♪
3曲目あたりで、クラブナンバーを持ってくるといいでしょ。街中の渋滞を抜けだして、軽快に高速や郊外に向かって走っている時間でしょう。ドライバーも、おもわず座っていてコシが振れそうな曲をセレクト。車内の雰囲気を盛り上げるためにも、ここはR&B界きっての色男 USHERの登場です♪。2010年リリース、一時はどのクラブでも必ず流れていました。いまでもかかる鉄板のダンスナンバーなので、クラブ好きのコと会話がはずみそうですね。アルバムの中の曲ですが、先行してリリースされたUsher渾身の一曲です。
4.Earth, Wind & Fire – September
ちょっと一息いれてね♪
元気のいい曲が続いたら、このあたりでちょっと一服。まわりの風景も、切れ切れに海が見えてきたり、山が近付いてきたりしましたか?カフェなどでもかかるこの曲。バンドはEarth, Wind & Fire です。アメリカの伝説的なファンクバンドで、大地と風と火にちなんだバンド名が印象的です。Septemberは、なんと1978年のリリース。しかし今でもテレビCMなどに使われたり、ドラマの主題歌に使われたりします。何十年経とうが、いいものはいい。なんてことを、さりげなくいっちゃったりして。個人的には山よりも海、海外沿いのドライブお昼ごろ(超限定(笑))に聞きたいですね。
5.What Makes You Beautiful – One Direction
午後の再スタートは、この曲で♪
お昼ごはんがすんで、ややまったり気味になったら、さわやかなポップナンバーをかけましょう。イギリスのバンドOne Direction は、携帯電話のテレビCMでもおなじみ。夏っぽい一曲ですね。サラッと聞き流しながら、午後の目的地に向けてスタートです。One Direction は、オーディション番組で結成された男性5人グループです。この曲は彼らのデビューシングル。その後の破竹の勢いはみなさんご存知の通り。すなおに女の子をリスペクトするこの曲には、若者ならではのパワーがありますね。
6. Spice Girls – Wannabe
午後のまったり感を、ざっくり袈裟斬り♪
さあ、午後も元気になりましょう。イギリス続きでもう一曲。Spice Girls もオーディション番組で集まった5人のガールズバンドです。Wannabeは、デビューシングルで、全米のビルボートで4週連続一位になった名曲。聞くたびにハッピーなパワーが満ちてきます。午後のなまった空気を一喝です(笑)!Wannabeは1996年のリリース。世界的に有名なサッカー選手 ベッカムの奥さん、ヴィクトリアもSpice Girlsのメンバーでした。単なるアイドルバンドかと思えば、PVの冒頭部分では、アカペラで歌う5人のハーモニーがクオリティ高すぎ。歌声にもパンチがあります。
7. Diana King – Shy Guy
どんなシチュでも元気が出る曲♪
気を取り直して、パンチのあるガールズ曲を続けましょう。ちょっと疲れが出るころに、Shy Guy。この曲は映画BAD BOYSの主題歌でした。今やハリウッドのモテ男、ウィル・スミス主演の映画ですね。映画のBGMや主題歌は、会話の糸口に持ってこい。どこを走っていても、ちゃんと話が続きます。1995年のリリース。歌詞で「人あたりのいい男なんかいらない 欲しいのはシャイな男」といっています。このあたり、女の子の気持ちをビシッと言い当てて、こんな選曲をする男ってわるくないと思わせちゃいます。ダイアナ・キング自身はレズビアンであることをフェイスブックで公表しています。
8. Flo Rida – Whistle
せつな系メロディと口笛は、夕暮れに♪
だんだん日もかげってきて、ちょっと切ない気持になる海岸沿い。このへんで、特徴的なイントロを聞くと、キタ―――!って感じです。ドライブナンバーとしては定番の一曲。Whistle=口笛をモチーフに、フロー・ライダーが切なくうたうラブソング。アルバムより先行リリースされた一曲です。実は歌詞の内容が、かなりきわどいこの曲(笑)。だからこそ、あえてサンセットに合わせてきくといいですよね。洋楽にくわしくないカノジョが「この曲いいね~」なんて言い出したら、さりげに話を流すもよし、距離をはかってもう一歩踏み込んでみるもよし。夏のサンセットは、そういうタイミングでしょ(笑)。
9. You Are So Beautiful/Joe Cocker
勝負ポイントにかける、鉄板の一曲♪
さあ、一気にアクセルを踏みましょう!夕方から夜にかけてのトワイライトタイムは、ドライブデートの勝負を分ける時間帯。だとしたら、もう照れも恥ずかしさもなく、どストレートに切ないラブソングをかけちゃいましょう。映画「カリートの道」のテーマ曲です。ハスキーな声が沁み入る一曲。これで決まりだ!「君は美しい 僕にとって」から始まるこの曲は、有無をいわさない恋情があります。「僕を導いてくれる光 暗い夜を照らしてくれる 神様が僕にくれたんだ 君はとても美しい」のあたりでは、かまいません、もう泣いちゃってください。そうするしかないでしょう。
10. I should be so lucky/Kylie Minogue
最後は、結果を気にせずに♪
夏のドライブデートうまく行った人も行かなかった人も(笑)。帰りはこの曲で元気になりましょう。オーストラリアのKylie Minogueが、バブル感満載で歌いまくる一曲です。全英チャートで5週連続で第一位をキープしたヒットソングです。1989年のリリースで、ユーロビートのリズムに乗りやすい曲です。あかるく歌いまくるカイリーに合わせて、車内をカラオケ状態にしちゃいましょう。実は歌詞では「ラッキーなんてありっこない!」とやけくそ気味に歌っていますが、デートがうまく行ったら素直にラッキーだったと喜びましょうね♪