上毛高原駅の名を聞いたことがありますか?有名な水上・谷川温泉などがまわりにあり、観光地としても名高い場所なんです。群馬県には日本三大名湯のひとつ草津をはじめたくさんの癒しスポットがありますが、ここはJR東日本の上越新幹線が停車するという大変便利な立地条件なんですよ。また、ここを起点に関越交通の路線バスが出ているので、交通アクセスには困りません。車を持ってなくても安心のリラックスできる旅にさぁ、でかけてみませんか?
上毛高原駅とは?
群馬県内にある上越新幹線の駅は高崎駅とこちらの上毛高原駅の2つで、上毛高原駅は群馬県北部の中心都市である沼田市にも近いみなかみ町にある駅です。群馬県北部には、草津温泉、伊香保温泉、四万温泉といった全国にも名の知れた温泉地があり、そのいずれにもアクセスできる場所にあります。なお、在来線が近くを通っていますが、接続駅はありません。また、駅からは、近くの水上温泉や猿ヶ京温泉などへのバスが出ています。
乗り入れる路線
上毛高原駅には、JR東日本の上越新幹線が乗り入れています。また、上毛高原駅は、新幹線の単独駅なので在来線の上越線に乗り換える場合は、高崎駅または越後湯沢駅が乗換駅になりますが上毛高原駅からはかなり離れているので、注意は必要です。上越新幹線は、東京駅から新潟駅を結ぶ新幹線で、1982年に開業しました。在来線のJR上越線とほぼ平行して通っていますが、群馬県内で在来線と接続しているのは高崎駅のみです。また、この路線では、2階ての車両が使われており、東京駅から新潟駅まで行く愛称「とき」には「Maxとき」があり、東京駅から越後湯沢駅までいく各駅停車の愛称「たにがわ」には「Maxたにがわ」があります。
時刻表
上毛高原駅には、上越新幹線の「とき」と「Maxとき」「Maxたにがわ」「たにがわ」が停車し、1時間に1本から3本運行しています。下りは19時台と21時台、上りは8時台に3本が運行されます。 各路線の時刻表詳細
JR上毛高原駅 http://www.jreast-timetable.jp/timetable/list0844.html
東京行きの始発は6時台の「Maxたにがわ」で、終電も21時台の「Maxたにがわ」です。朝8時台に「きと」と「たにがわ」が3便ある以外は、日中は1時間に1便のみです。夕方の17時台から19時台までは1時間に2便あります。そして、ほぼ午前中は「Maxたにがわ」が、午後には「とき」と「Maxとき」が停まります。新潟・越後湯沢行きは19時台に1時間3便がある他は、ほぼ1時間に1便です。また、始発は7時台、終電は23時台です。
1日の駅利用者数
上毛高原駅の一日の平均乗車客数は、駅開業して以降大きな変化はありません。在来線の上越線沿線の観光地には上毛高原駅からのバス路線を利用しているようです。同じ観光地の利用客を在来線の上越線と分け合う形となり、利用客の増加が見られないようです。平成12年度の一日の平均乗車客数は、767人となっています。上毛高原駅は、新幹線の駅ということで大きな建物ですが、中にはコンビニやそば屋しかありません。駅に隣接してみなかみ町観光センターがあり、町内の観光地を紹介してくれる他、みなかみ町や群馬を代表するお土産を買うことができます。ここでのおすすめは、みなかみ名物の生ドラ。生クリームがふんわりとろけておいしいと人気です。いろいろな味があるでの、好みの味を探してみてください。
周辺観光スポット
法師温泉
法師温泉は猿ヶ京温泉からさらに三国峠寄りに入った山中に、一軒宿の「長寿館」があります。法師温泉の魅力は何と言っても、木造づくりで趣のある混浴大浴場です。薄暗い大きな浴槽は太い丸太に仕切られていて、足元からお湯が沸きだしています。国鉄時代のフルムーンのポスター(上原謙と高峰三枝子が入浴している)で有名になりました。古くから、与謝野鉄幹、与謝野晶子、若山牧水、川端康成をはじめとして多くの文人が訪れたことがあり、館内に色紙や写真が飾られています。 冬には雪で宿が孤立する場合がありますが、すぐ裏手の山にはプライベートのスキー場があるので、出かけられなくても安心です。法師温泉の起源は資料などが無いため解っていませんが、1200年前には使われていたと考えられています。法師川の渓流が流れる谷沿いにある温泉で、大浴場があるの場所は、今は蛇行して近くを流れる川の川底だったそうです。こちらの温泉は、源泉が浴槽の底から自然湧出しており、入浴することで純度100%の天然の有効成分を体内に摂取できる温泉です。
宝川温泉
こちらの場所は水上温泉から奥利根ゆけむり街道で利根川上流にある藤原ダムのダム湖(藤原湖)のほとりから、細い道に入った先です。この温泉の起源もわかっていませんが、近くに縄文時代の遺跡が発見されているので、そのころから利用されていたのでは、と考えられています。そして、大正時代には湯治場として宿泊施設も作られ、特にダム工事の始まった昭和30年以降、温泉旅館の施設が整ってきたそうです。
たくみの里
たくみの里には、山里の伝統工芸が体験できる18軒の“家”が点在しています。木工の家、竹細工の家、わら細工の家など一般的なものから、木織の家、おめんの家、マッチ絵の家、石画の家などちょっと変わった工芸もあります。各“家”では、匠の指導を受けながら体験できますので、こどもから大人まで安心して参加できます。年末年始以外は無休で9時~17時まで開いています。こちらは、上毛高原駅から猿ヶ京温泉に向かう国道17号線(三国街道)沿いの湯宿温泉から道沿いの川を渡った先にある道の駅にあります。国道沿いに大きな看板が出ているので目印にしてください。駅からはバスやタクシーで15分ほどかかります。そしてここは、「ミシュラン・グリーンガイド」で、豊かな自然や温泉・日本の風景が楽しめる、小旅行に最適な観光地として紹介されています。
■ 基本情報
- ・名称:JR東日本 上毛高原駅
- ・住所:群馬県利根郡みなかみ町月夜野字薮田1756
- ・営業時間:みどりの窓口 6:00~20:00
- 指定席券売機きっぷうりば 6:00~23:45
- ・公式サイトURL:http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=844
上毛高原駅の基本的情報、いかがでしたか?とにかく良質な温泉がまわりに沢山あるんです。都心からでも新幹線で気軽に来れてしまうのは、小さい子どものいる家族や移動が大変なご年配の方にも嬉しいことです。車がないから山の方になかなか行けないという方もぜひご利用いただきたいものです。群馬の四季折々の景色を眺めながら、日ごろの疲れを癒し、美味しい食事を堪能して帰途に就く。ちょっとリッチな時間を過ごしてみませんか?
素材提供:トリップアドバイザー