子連れで楽しむ！列車で行く初めての島根２泊３日の旅（４）～小泉八雲ゆかりの城下町・レトロバスで巡る松江～

出雲大社参拝の後は、出雲市から特急で25分、松江へ向かいます。松江は宍道湖畔の城下町で見どころ満載！できれば１日かけてゆっくり回りたいところです。今回は、観光ルートバス「ぐるっと松江レイクライン」に乗って、小泉八雲ゆかりの地を巡ってきました。

「ぐるっと松江レイクラインバス」にのろう♪

松江の観光にはぐるっと松江レイクラインバスが便利♪松江の主な観光スポットを回っているバスです。レトロなバスでの観光は気分も上がる♪　大体20分おきに1本回っているので、時間を気にせずに観光できます。



外側だけでなく、中身もクラシックさ満点☆ なんだか嬉しくなります(^^)




レイクラインバスでの観光は、1日乗り放題のフリーチケット(大人500円、子供300円)がお得です。 このチケット提示で、割引してもらえる施設もかなりありますよ～！



 ぐるっと松江レイクラインは、片道運行。乗る場所によっては遠回りになることも。しかし、松江の町をのんびり眺めながらのバス旅もいいものですね♪


松江大橋。バスは音声ガイドの解説付きで、こちらの大橋は、江戸時代にたまたま通りかかった源助という人を人柱として建てられたんだそうな…理不尽やなぁ（・・；

レイクラインの主な停車駅はこちらです。

松江駅→（10分）→松江城→（３分）→大手前堀川遊覧船→（３分）→小泉八雲記念館前→（１分）→堀川遊覧船乗場→（４分）→月照寺前→（４分）→松江しんじ湖温泉駅→（７分）→カラコロ工房前→（８分）→県立美術館前→（６分）→宍道湖遊覧船乗場→（２分）→松江駅

（参考：ぐるっと松江レイクライン運航時刻表（外部サイト））

小泉八雲ゆかりのスポット①　昔の技術を残すお城に感動！国宝・松江城

レイクラインバスで、まずは松江城へ。全国で12ヶ所しかない、天守を残す城の１つです。この天守は別名「千鳥城」とも呼ばれ、今年(2015年)7月に正式に国宝に指定されました！(祝)

小泉八雲が書き残した松江城の伝説に、建設当初、石垣がどうしても崩れてしまうところを掘り起こすと、中から、槍が目の部分に貫通した人骨が出てきた、というものがあります。その石垣というのがちょうど、本丸の東側に当たる部分。伝説を思いながら見学すると、なんだか…コワい？



この門をくぐったところがチケット売り場です。周辺の観光もするなら、４館(松江城、武家屋敷、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居)共通チケット(大人1160円)、または、うち松江城を含む３ヶ所を巡れる３館共通チケット(大人920円)がお得です。


松江城は春は、さくらやつつじの名所なのだそうです。この時期に訪れてみるのもいいなぁ…。ではいよいよ、天守の中へ！



入ってまず目につくのが、大きな井戸（手ぶれスミマセン）。ここからは外の石垣への抜け道があるのだとかいう噂も。怪談のニオイがしますなぁ…


こっちの階段も特徴的。松江城の階段は防火・防腐のために桐をつかったもので、特殊なのだそうです。
かなり急で、特に下りはドキドキ。この急なのがお城らしい！けど小さな子連れにはかなり厳しい(^^; 　うちは抱っこで連れて行きましたが…正直、ヒヤヒヤでした。


天守を支える柱には、「包板」と呼ばれる技法を使用しているものが多くあります。割れ隠しなど不良材の体裁を整えるものだったとのこと。しかし写真、妙にぶれてるのが多いです…ちゃんと撮ったはずなのに…ひょっとして…（怪）

ちなみに、ここの寄木の柱にはキレイにハート模様の浮かび上がっているものがあるそうです。見つけられたらラッキー！


天守の最上階からは宍道湖と松江の町が一望できます。



この後、激しい雨に閉じ込められ、予定していた堀川遊覧船（公式サイトへ）は運休になってしまいました（TT)　さすが「弁当忘れても傘忘れるな」といわれる土地柄です。
７月～８月頃は「風鈴船」、冬は「こたつ船」と四季折々の楽しみ方があるらしい遊覧船、今度訪れたときは是非のってみたいものです。

小泉八雲ゆかりのスポット②　小泉八雲記念館

松江城から徒歩約10分程度で小泉八雲記念館です。レイクラインバスでも行けます。館内は残念ながら撮影禁止。小泉八雲の自筆原稿や、生活用品など約1000点の収蔵品があります。
全部見られるわけではなく、その時々のテーマに沿って一部展示しているもよう。何度行っても新しい発見がありそうですね。今回印象に残ったのは、ぼろぼろの旅行鞄でした。


記念館のあたりは「塩見縄手」といい、松江の城下町らしい雰囲気が残る通りです。歩くだけでもちょっと楽しい☆


近くには松江の老舗和菓子屋さん、風流堂（公式サイトへ）塩見縄手店が。松江は茶処なので、和菓子もおいしいのです☆


日本三大銘菓の一つ、風流堂の山川。紅白の落雁です。かむとしっとり、それでいてふんわり。独特の食感が楽しめます。お抹茶と一緒にいただきたいお菓子です。

小泉八雲ゆかりのスポット③　小泉八雲旧居

小泉八雲ゆかりのスポット巡りには外せない！八雲が明治24年6月～11月までの約５ヵ月間、新婚生活を過ごした家です。小泉八雲記念館の隣にあります。

「狭いですよ～…まぁ、興味のある方にはいいかも」と共通チケット売り場のスタッフさん。確かに狭っ(笑)。けど、やっぱり、本人が生活していた空間というのは特別です。個人的には記念館よりも良かったと思います。


八雲お気に入りのお庭。小さいながらも、四季折々の風情豊かな日本庭園です。畳に座ってじっと眺めていたくなる…。我が家の２歳児も「いいけしきだね☆」とご満悦でした。


居間。もとは江戸時代の武家屋敷だそうで、落ち着く、和の空間です。この家で、八雲がくつろいでいたことがある…と思うとなんだか不思議。


もう一方の庭。寂しくも美しい世界が広がります。

小泉八雲ゆかりのスポット④　大亀の伝説が残る月照寺

松江藩主の菩提寺だという、由緒あるお寺。大名茶人として有名な第七代藩主・不昧公や初代藩主・直政公の廟所など、見どころの多いお寺です。


必見！夜な夜な松江の町を徘徊していたという伝説の残る大亀。この伝説は小泉八雲の随筆に書き残されています。大人の背の高さほどもある大きな像です。ほかに人魂の目撃談もあるそうで…（怖）


また、山陰のアジサイ寺としても知られ、６月中旬～７月上旬にかけて、境内を約３万本の紫陽花が彩ります。しっとりとした風情に包まれた境内もまた、見てみたいものです。

宍道湖の夕日を見よう！行ってみたい夕日鑑賞スポット

松江に行ったらぜひ見たいのが、宍道湖の夕日。日本の夕日百選にも数えられる絶景です。
今回の旅行では残念ながら、雨で夕日は観ることができませんでした。雨の多い地方なので、お天気は要チェック！ですよ。そんなこんなで、次回は是非行きたい夕日鑑賞スポットをご紹介します。

島根県立美術館

宍道湖の夕日鑑賞に恰好のスポット。湖畔に立つ島根県立美術館からは、夕暮れ時、刻々と表情を変える宍道湖を一望できます。２階の展望テラス、１階のロビーなどから美しい夕日をのんびりと鑑賞できます。しかも、ロビーは無料開放！　こんないい景色をタダで観られるなんて嬉しい限りです♪

宍道湖観光遊覧船（白鳥号）

宍道湖ならではの美しい景色を眺めつつ、約１時間の船旅を楽しめる観光遊覧船「はくちょう号」。せっかくの宍道湖の夕日、船の上から眺めてみたい！という方は是非、最終運航のサンセットクルージングを予約してくださいね♪

ちなみに今回の旅行では、こちらも堀川遊覧船と同じく、荒天のため運休でした（TT)。次に行くときには絶対乗りたい！



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素材提供：「観光列車から！日々利用の乗り物まで」ブログ
素材提供：はっぴーママさん