keyaki
千葉県都の千葉駅から外房線の2駅目が蘇我駅で、京葉線の終点、内房線の起点となっている駅です。千葉駅にも勝とも劣らない交通の結節点、4方向に列車が向かい、ビジネスにレジャーにとっても便利な駅の情報をご紹介します。
1.蘇我駅とは?
蘇我駅は、明治29年1月20日に開業した、千葉県の千葉市にある、JR東日本の千葉支社所属の駅です。
プロサッカーJリーグ所属クラブであるジェフユナイテッド市原の千葉市ホームスタジアムの最寄駅であり、蘇我駅はその雰囲気作りの為、構内をジェフカラーで統一しています。
また、発車メロディにもサポーターソングを採用しています。
2.乗り入れる路線
蘇我駅に乗り入れている路線は、蘇我駅から房総半島の西岸を経由して千葉県鴨川市の安房鴨川駅へと繋がっている内房線、東京駅から東京湾湾岸沿い経由で蘇我駅に乗り入れている京葉線、そして千葉駅から房総半島の東岸を経由して、千葉県の鴨川市にある安房鴨川駅にまで続く外房線があります。
3.時刻表
内房線の木更津・館山方面、下りが時間平均4本、ピーク時に5本程あります。
京葉線の海浜幕張・舞浜方面、上りが、時間平均4本、ピーク時14、15本程となっています。
外房線の大網・勝浦方面、下りが、時間平均5本、ピーク時8本ぐらいです。
内房線・外房線の千葉・東京方面、上りが、時間平均7本、ピーク時14本程です。
蘇我駅時刻表
4.1日の駅利用者数
蘇我駅の2013年度時点の1日平均乗車人員は31,931人となっています。
乗り換え利用客も多い事から、その数を入れると、もっと多くなるでしょう。
また、千葉駅の以南、以東の駅の内では、最も利用者が多い駅と言われています。
5.改札口・出入口
蘇我駅の駅舎は橋上駅舎で、五井・大網寄りのホームの南端にあり、改札口も1ヵ所となっています。ホームから改札口にはホーム端に階段が、階段よりやや千葉寄りにエレベーターとエスカレーターがあります。
駅の出入口は、東口と西口の2ヵ所となっていて、それぞれ階段を下りるとロータリーとバスターミナルがあります。西口から歩いて8分のところに、ジェフユナイテッド市原・千葉のホームスタジアムとなっているフクダ電子アリーナがあります。
6.乗り場
蘇我駅のホームは3つあり、乗り場は西側から1~6番線の順になっています。3つのホームの中央付近には、各線の乗り換えが便利なように階段で利用する跨線橋が設けられています。1番線は、内房線からの千葉・東京方面行きの上り列車が発着しています。2番線は、主に外房線からの千葉・東京方面行きの上り列車が発着しており、内房線・外房線からの東京行の上り京葉線直通列車も2番線で発着します。
3・4番線は、京葉線の始終着列車が発着するホームとなっています。5番線は、内房線の木更津・立山方面行きの下り列車が主に発着し、京葉線からの下り内房線・外房線直通列車も発着しています。6番線は、外房線の大網・上総一ノ宮方面の下り列車が発着しています。
7.どこへ行ける♪
現在でも内房線と外房線の線内列車は、2駅東京寄りの千葉駅が始終着となっているように、その昔の蘇我駅は、内房線と外房線が分岐するだけの優等列車の停まらない小駅でした。平成3年(1991)に京葉線が東京駅まで全通し、列車体系が激変することで千葉駅と並ぶ鉄道の結節点となりました。今では全ての優等列車が停車し、京葉線の線内列車の始終着駅となっていて、房総半島方面はもちろん、東京方面にも向かうにも便利な駅となっています。
館山で海中散歩を楽しむ
冬でも暖かい南房総の玄関口となっている館山駅は、ところどころで東京湾の風景を眺めながら、蘇我駅から特急列車で1時間15分ほどで行くことが出来ます。館山駅の近くには館山湾に浮かぶ陸続きの無人島で、夏には海水浴が楽しめ、北限域のサンゴや縄文海中遺跡がある沖の島があります。館山夕日桟橋からは、半潜水式の海中観光船のたてやま号が出港していて、館山湾の水深3~4mの海中散歩を楽しむことが出来ます。
安房鴨川で海と親しむ
鴨川と言えば鴨川シーワールド、シャチやいるか、ベルーガなどのパフォーマンスが楽しみです。夏になれば『日本の渚百選』に選ばれた前原海水浴場を初めとして、数多くの海水浴場が開かれます。日蓮聖人との縁が深い地でもあり、生誕地にある誕生寺や、生誕にちなむ伝説のある鯛の浦があります。
養老渓谷で森林浴を楽しむ
蘇我駅から房総半島のど真ん中、美しい自然に囲まれている養老渓谷には、3駅先の五井駅まで内房線に乗り、五井駅からは小湊鐵道に乗り換えて養老渓谷駅下車となります。蘇我駅から五井駅までは約10分、五井駅から養老渓谷駅までは約1時間となっています。養老渓谷では、養老川の川遊びやハイキング、森林浴などを楽しむことが出来ます。養老渓谷を楽しんだあとは、小湊鐵道で上総中野駅に向かい、上総中野駅からいすみ鉄道、大原駅から外房線に乗って蘇我駅に戻る、のどかで懐かしい風景を満喫することが出来る房総半島半周の小旅行が楽しめます。
九十九里浜で雄大な太平洋を眺める
房総半島の東岸に続く長い海岸線の九十九里浜には、蘇我駅からは外房線から東金線へ直通する列車を利用するか、大網駅で外房線から東金線に乗り換えて東金駅に向かいます。東金駅からは本須賀行き・片貝駅行きバスを利用します。九十九里浜には数多くの海水浴場があり、様々なマリンスポーツを楽しむことが出来ます。海岸近くにある温泉に泊まって、温泉を楽しみ海の幸を味わった翌朝は、早起きして太平洋から昇る朝日を眺めるのも素晴らしいでしょう。
8.周辺観光スポット
フクダ電子アリーナ
サッカー、フットサル、テニスなどの球技専門のスタジアムで、ジェフユナイテッド千葉のホームとなっています。サッカー観戦に適したスタジアムとして高い評価を受けています。
正式名称は千葉市蘇我スポーツ公園となっているようです。
元々は川崎製鉄工場の跡地でしたが、千葉市が広域避難地としてこの球場を造ったとの事です。
■ 基本情報
- ・名称: フクダ電子アリーナ
- ・住所: 千葉市中央区川崎町4-8
- ・アクセス: 蘇我駅から徒歩8分
- ・営業時間: 9時から17時
- ・定休日: 12月29日から1月3日
- ・電話番号: 043-208-5580
- ・料金: 全面1時間、アマチュア一般1800円、高校生900円、小中学生600円他
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL: http://www.sogasportspark.com/
市原ぞうの国
国内最多の飼育象10頭のふれあい動物園です。キリン、ラクダ、カバなど100種類の動物達もいて、草食獣には餌をあげたり触れ合いが出来ます。
映画になった「星になった少年」の原作者の経営する動物園で、モデルになったアジアゾウのランディもここにいます。
■ 基本情報
- ・名称: 市原ぞうの国
- ・住所: 〒290-0521 千葉県市原市山小川937
- ・アクセス: 蘇我駅から内房線で五井駅で乗り換えて小湊鉄道で高滝駅へ、駅から予約制の無料送迎バスが出ています
- ・営業時間: 9時から17時(入園受け付け、3月から10月16時半まで、11月から2月が16時まで)
- ・定休日: 木曜日(祝日、春夏冬休みは開園)
- ・電話番号: 0436-88-3001
- ・料金: 大人1800円、小学生900円、幼児(3歳以上)500円、2歳以下無料、
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL: http://www.zounokuni.com/
千葉ポートタワー
千葉ポートタワーは恋人同士のデートスポットとして有名です。最上階のビュープロムナードからは東京湾が一望出来る絶景が望めます。
2階の愛のプロムナードには天空縁結びスポットや、愛の南京錠、恋人の聖地認定モニュメントなど、カップルの為の空間が広がっています。
ポートショップやカフェレストランなどもあり、ショッピングやお茶を楽しむ事も出来ます。
■ 基本情報
- ・名称: 千葉ポートタワー
- ・住所: 〒260-0024 千葉市中央区中央港1丁目千葉ポートパーク内
- ・アクセス:蘇我駅から車で15分程
- ・営業時間:6月から9月の夏季は9時から21時(最終入館時間20時半)、10月から5月の冬季は、9時から19時(最終入館時間18時半)
- ・定休日: 12月28日から1月4日
- ・電話番号: 043-241-0125
- ・料金: 2階以上、大人420円、小中学生200円、小学生未満無料
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL: http://www.chiba-porttower.com/
9.普段はどんな列車がどんなふうに走ってる?
外房線、内房線、京葉線という3路線の列車が発着している蘇我駅では、どんな列車がどんなふうに走っているのでしょうか?基本となる平日・日中の列車種別と列車体系を解説します!外房線下り
外房線は千葉駅が起点、安房鴨川駅が終点となっており、列車は線内各駅停車と東金線直通列車、総武線から直通する快速、京葉線から直通する快速と特急があります。外房線線内各駅停車と東金線直通列車は千葉始発で、総武線からの快速は、久里浜・逗子などが始発駅となっています。京葉線からの直通列車は、いずれも東京始発となっています。
外房線内各駅停車の行き先は、基本は1時間1本の安房鴨川行きで、時間によっては茂原行きが1時間に1本走ります。東金線への直通列車は1時間に1本走っています。
総武線からの快速は、1時間1本の上総一ノ宮行きで、上総一ノ宮まで途中駅通過の快速運転となっています。京葉線からの快速は1時間1本の上総一ノ宮行きですが、蘇我駅からは各駅停車となります。京葉線からの特急は、安房鴨川行きもしくは勝浦行きが1~2時間に1本走っています。
内房線下り
内房線は蘇我駅が起点、安房鴨川駅が終点となっており、列車は線内各駅停車と総武線から直通する快速があります。土曜・休日には、午前の時間帯に新宿発の館山行きの特急が走ります。内房線線内各駅停車は、全列車千葉発となっていて、館山行きが1時間に1本、木更津行きが1時間に2本となっています。総武線からの快速は、久里浜・逗子などが始発となり、1時間に1本の君津行きとなっていて、君津までの巌根駅を除く各駅に停車します。
外房線・内房線上り
外房線と内房線の上り列車には蘇我駅終着は無く、線内各駅停車と東金線からの直通列車は、すべて千葉行きとなっています。千葉以遠に向かう列車は東京・逗子・久里浜行きなどで、千葉からは総武線快速となります。蘇我駅からの上り千葉方面の列車は、千葉行きが1時間に2~4本、総武線快速となる列車が1時間に2本走ります。土曜・休日には、午後の時間帯に館山発の新宿行きの特急が走ります。
京葉線・上り
京葉線の蘇我駅からの上り列車は全てが東京行で、1時間1本の上総一ノ宮発の列車と、特急列車以外は、全列車が蘇我始発となっています。京葉線の列車は、海浜幕張まで各駅に停車し、海浜幕張から快速運転となる快速、東京駅まで各駅に停車する各駅停車と、蘇我駅から東京駅まで無停車もしくは、途中海浜幕張に停車する特急があります。特急列車は1~2時間に1本、快速と各駅停車の列車とを合わせて1時間に4~6本となります。
10.口コミ
負けた試合は蘇我駅だけが俺の癒し。 #jefunited pic.twitter.com/EsR1WKx4SA
— INUUNITED (@inuunited) 2015, 5月 24
正に「ホーム」ならではの熱さ! 房総半島の入口とも言える蘇我駅からは、外房・内房いずれのエリアに向かうにも、京葉線や総武線への快速を利用すれば東京へも乗換無しで出かけられます。千葉県有数の鉄道の要衝となっている駅を知って、房総半島や京葉エリアへの小旅行を楽しんでみませんか♫