岩沼市へ観光に行こう！その前に調べておきたい宮城県「岩沼市」の基礎観光情報

宮城の中でも、海岸線から内陸に細長く入り込んでいる岩沼市。市の大きさは小さいのですが、空港があったり、鉄道・高速道路が乗り入れていたりと交通アクセスは抜群です。市内には、パワースポットとして知る人ぞ知る神社もあるんです！

１．「岩沼市」とは？

岩沼市は阿武隈川の河口にあり、もともとの呼び名は「武隈（たけくま）」だったといわれています。この地にあった岩沼城の前には広い沼がありました。そこから岩沼という呼び名が一般的になったとされています。名前の由来となった沼は現存しませんが、もしかしたら、干潟のような場所だったのかもしれませんね。

２. どんな魅力が？

岩沼市の「市の木」はクロマツ。クロマツは日本の海岸線によく植えられている樹で、汚染や塩害に強いうえに岩礁でも育っていきます。海に面したエリアが広い岩沼市では、海寄りの街路樹としても使えるクロマツがとても役に立つようです。

クロマツは神社などによくあり、巨木がご神体になっていることも多くあります。市内にある竹駒神社にも境内にたくさんの松が植えられており、落ち着いた雰囲気を醸し出していますよ。

３．見どころ・お勧めポイント

日本三大稲荷のひとつ「竹駒神社」

竹駒神社は地元に愛されているお稲荷さんです。京都府の伏見稲荷神社、茨城県の笠間稲荷神社と並んで、日本三稲荷のひとつにあげられています。三大稲荷神社は他にも説がありますが、どれを信じるかはあなた次第ですよ。

衣・食・住の神様としてあがめられているうえに1000年以上の歴史があると聞いたら、さぞかしご利益があると思いませんか？

金運の『超』パワースポット「金蛇水神社」

この神社は、「超」がつくほどのパワースポット。お財布にヘビの抜け殻を入れておくといいとか、ヘビ皮のお財布がいいとか、蛇はもともと財運の化身として知られていますよね。その蛇に、金運の金、銭洗弁天などに代表される水、と来れば、それはそれは強力な力があってしかるべき！

ご神体は金・蛇・水それぞれ１柱ずつ３柱あるので、全部拝観したら金運アップまちがいなしでしょう！

松尾芭蕉が訪れて句を読んだ場所「武隈の松（二木の松）」

俳人松尾芭蕉が句を詠んだとして知られている武隅の松。江戸から３か月もかけてこの松を見に来た、感動した、という内容の句で、当時の姿のまま現存しています。松の周辺は史跡公園として整備されていますよ。２本の松が根元で１つになっていることから「二木の松」とも呼ばれるようです。

平成２５年１１月に国から名勝指定を受けて、現在は市の文化財から名勝へと変更されています。

４．岩沼市へのアクセス

2011年の東北大震災では街が壊滅状態に近かった岩沼市ですが、徐々に復旧しつつあります。史跡などが再整備され、塩害を免れて残っているのを見ると、自然の強さを感じるとともにパワーをもらえる感じがしますね。