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長い歴史と鎌倉時代の名園が残る！京都にある「南禅寺」に行こう♪

kanegen
歴史ある寺社が数多く残る京都。この南禅寺も、長い歴史と貴重な文化財が残されている寺院の1つです。今回はそんな南禅寺の歴史や見どころなどをご紹介します。ぜひ、次の休日や旅行のご参考にされてください♪

南禅寺とは？

京都市左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の寺院で、正応4 年(1291年)に像兼された、日本最初の勅願禅寺です。勅願寺とは時の天皇・上皇の発願によって、国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された祈願寺のことです。京都府内では他に仁和寺や醍醐寺、また奈良県の東大寺や薬師寺などもこれに当たります。

そして、特筆すべきはこの南禅寺、京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつ寺院なんです。これだけでも、南禅寺がすごいお寺なんだということがお分かりいただけるかと思います。

南禅寺の魅力

南禅寺の境内は広く、その中には10を超える別院・塔頭（たちゅう=大寺・名刹に寄り添って建てた塔や庵など、寺院のなかにある個別の小院）があります。そして長い歴史を超えて今に受け継がれている国宝、重要文化財があり、境内は史跡に、境内にある庭園は名勝に指定されています。このように多くの見どころがある点が、南禅寺の魅力の1つなのではないでしょうか。

見どころ

境内にある南禅院

境内には国宝の「方丈」をはじめとした貴重な建築物が多くあります。中でもオススメは「南禅院」です。ここは亀山天皇の離宮の遺跡であり、南禅寺発祥の地と言われています。南禅院の庭園は鎌倉時代末の代表的な池泉回遊式で、周囲は深い樹林で包まれ、幽玄閑寂の雰囲気に包まれています。作庭は亀山法皇ともいわれており、早くから京都の三名勝史跡庭園の一つに指定されています。また、狩野養朴とその子如川隋川の筆による水墨画の襖絵も必見です。

重要文化財の襖絵は必見

南禅寺が有する文化財はほとんどが非公開となっていますが、襖絵は見学することができます。それが「大方丈障壁画」です。大方丈は花鳥の間（西の間）、御昼の間、麝香の間、鶴の間、仏間（内陣）、鳴滝の間の六間取りから成り、仏間を除く各室に桃山時代、狩野派の障壁画があります。計124面が重要文化財に指定されており、圧巻です。

桜・紅葉の時期の美しさも体験して

南禅寺は春には桜が楽しめる場所、秋には紅葉の名所としても名高い人気があります。三門(重文)、方丈（国宝）を背景に約200本の桜が咲き誇り、どこで写真を撮っても絵になるような美しい景色が楽しめますよ。また、南禅寺周辺の名所の1つである赤レンガの水路閣（市指定史跡）と金色の紅葉の景色も、この辺りを代表する印象的な風景です。

訪れた人の声・写真




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