川上村は、西に大峰山系、東に台高山脈、北に吉野山と山に囲まれ、四季の移ろいを感じ、鳥のさえずりや美しい草花に出会うことができます。また歴史を感じさせる史跡も数多く、初心者からベテランまでバラエティに富んだコースが楽しめます。奈良・川上村のおすすめハイキングコースをご紹介します。

[ルート] 武木~(車で40分)~足ノ郷越(駐車場なし)~(60分)~白屋岳

白倉山々頂から青根ヶ峰方面への縦走コースもあります。登山口近くの芸術施設「匠の聚」では、陶芸教室などに参加できます。匠の聚へとつづく道路脇から白倉山(しらくらやま)へ往復約4.4m、約3時間のコースです。尾根沿いに開ける景色を楽しみながら頂上へ導かれます。
[ルート] 木工の里バス停~(25分)~白倉山登山口~(60分)~白倉山

入之波温泉をさらに奥へ、二の股出合を越え有料駐車場より出発すると、ここから続く深く見事な渓谷美を見ることができます。高さ約10mの屏風滝や対岸にある江戸時代の湯治場跡である五色湯跡があります。
[ルート] 筏場~(35分)~五色湯跡~(30分)~釜の公吊り橋
明神滝(みょうじんだき)は、滝口から滝壷まで、さえぎるものがない落差約50メートルの直瀑です。岸壁より勢いよく流れ落ちる水が放つ飛沫で気分爽快です。後南朝哀史の舞台であるカクシ平へのハイキングコースの途中にあり、カクシ平へはこれより1時間10分です。
明神滝を経て、深い緑につつまれた行宮跡(後南朝最後の天皇後亀山天皇の孫にあたる尊義王が室町幕府の目を逃れ隠れ住んだと伝えられる場所)へと足をのばせば、遥か往時の南朝哀史が偲ばれます。
[ルート] 明神出合登山口~(40分)~ 明神滝~(1時間10分)~行宮跡(カクシ平)
ここから山頂までは稜線づたいの一本道ながら、アップダウンが激しいですが、途中には少し広い台地上の小白髭岳(標高1,282m)を越え頂上へと進みます。 南側・西側に展望が開け、大峰の大普賢岳から伯母峰峠にかけて望む山並の景色は絶景です。
[ルート] 東谷出合~(1時間30分)~神之谷分岐~(30分)~小白髭~(1時間)~白髭岳
つづら折れで急坂が続き、前かがみになってしまう“じい坂ばあ坂”を越え、吉野山最高峰青根ヶ峰を越えて、奥千本や金峯神社、さらに上千本、中千本、下千本へと歩く道は歴史を感じるコースです。
[ルート]西河バス停~(20分)~ 蜻蛉の滝~(1時間10分)~トビロ谷~(15分)~音無川の清流~(1時間20分)~青根ケ峰~(10分)~女人結界跡~(10分)~金峯神社~(1時間20分)~近鉄吉野駅
このコースの醍醐味は、ブナ林や奇岩壁・シャクナゲの群生・道中に点在するスポット・歴史ある奥駆道など、バラエティーに富んだ登山道にあります。今も変わることなく、人々を魅了する山々です。ただし、このコースは完全な登山道で、特に小普賢~大普賢岳では滑落事故も多く報告され、注意が必要です。
[ルート] 和佐又ヒュッテ~(30分)~分岐~(1時間)~筏の窟~(1時間)~大普賢岳~(1時間20分)~ 阿弥陀ヶ森分岐~(20分)~伯母谷覗~(1時間50分)~上谷分岐~(1時間10分)~柏木
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1.白屋岳(しらやだけ)

http://uchizumi.sakura.ne.jp/20130112.html
奈良百遊山のひとつ白屋岳(しらやだけ)は標高1,177m、川上村と東吉野村との境に聳える山です。山頂から大峯山脈や金剛・葛城山の山並みを望むことができ、また5月初旬にはシャクナゲが見頃となります。[ルート] 武木~(車で40分)~足ノ郷越(駐車場なし)~(60分)~白屋岳
■ 基本情報
- ・名称:白屋岳
- ・所要時間:片道約1.5km、約2時間(休憩時間含む)
- ・オススメの時期:春~夏
2.白倉山(しらくらやま)

http://yucca1000rr.blog68.fc2.com/blog-entry-168.html
白倉山は、吉野山の最高峰である青根ヶ峰東尾根の支峰で、頂上のすぐ南にある展望台は絶壁の上にあります。遠方に大峰山脈や、ピラミッドのようなシルエットの高見山、そして足元には国道169号線と道路沿いの集落を、箱庭のように見渡すことができます。白倉山々頂から青根ヶ峰方面への縦走コースもあります。登山口近くの芸術施設「匠の聚」では、陶芸教室などに参加できます。匠の聚へとつづく道路脇から白倉山(しらくらやま)へ往復約4.4m、約3時間のコースです。尾根沿いに開ける景色を楽しみながら頂上へ導かれます。
[ルート] 木工の里バス停~(25分)~白倉山登山口~(60分)~白倉山
■ 基本情報
- ・名称:白倉山
- ・所要時間:往復約4.4m、約3時間
- ・オススメの時期:春~秋
3.筏場(いかだば)~五色湯跡

http://ttr250raid.blogspot.jp/2010/10/blog-post_05.html
写真は、「五色湯跡」です。筏場(いかだば)より大台ケ原へと入山する登山道があります。筏場道と呼ばれる古道の一つで、深い渓谷、苔むした道、巨木の谷など今もなお古道の風雅と醍醐味にあふれたハイキングコースとなっています。入之波温泉をさらに奥へ、二の股出合を越え有料駐車場より出発すると、ここから続く深く見事な渓谷美を見ることができます。高さ約10mの屏風滝や対岸にある江戸時代の湯治場跡である五色湯跡があります。
[ルート] 筏場~(35分)~五色湯跡~(30分)~釜の公吊り橋
■ 基本情報
- ・名称:筏場(いかだば)~五色湯跡
- ・所要時間:片道約2.3km、約2時間
4.三之公(さんのこう)・明神滝・カクシ平
春の新緑、秋の紅葉の時季には、三之公(さんのこう)の明神出合(道路終点)から明神滝・カクシ平(行宮跡)へのコースがあります。明神滝(みょうじんだき)は、滝口から滝壷まで、さえぎるものがない落差約50メートルの直瀑です。岸壁より勢いよく流れ落ちる水が放つ飛沫で気分爽快です。後南朝哀史の舞台であるカクシ平へのハイキングコースの途中にあり、カクシ平へはこれより1時間10分です。
明神滝を経て、深い緑につつまれた行宮跡(後南朝最後の天皇後亀山天皇の孫にあたる尊義王が室町幕府の目を逃れ隠れ住んだと伝えられる場所)へと足をのばせば、遥か往時の南朝哀史が偲ばれます。
[ルート] 明神出合登山口~(40分)~ 明神滝~(1時間10分)~行宮跡(カクシ平)
■ 基本情報
- ・名称:三之公(さんのこう)・明神滝・カクシ平
- ・所要時間:往復約6km、約4.5時間
- ・オススメの時期:春~秋
5.白髭岳(中級者向け)
村内最高峰の白髭岳(しらひげだけ・標高1,378m)へは、東谷出合(林道東谷線・神之谷線分岐)より東谷に沿って幅約2mの道路を進むと林道終点となり、谷沿いを進みます。正面 に大岩の壁から幾筋にも流れ落ちる岩清水を越えると、九折れの急坂をひたすら登り神之谷分岐の尾根へと出ます。ここから山頂までは稜線づたいの一本道ながら、アップダウンが激しいですが、途中には少し広い台地上の小白髭岳(標高1,282m)を越え頂上へと進みます。 南側・西側に展望が開け、大峰の大普賢岳から伯母峰峠にかけて望む山並の景色は絶景です。
[ルート] 東谷出合~(1時間30分)~神之谷分岐~(30分)~小白髭~(1時間)~白髭岳
■ 基本情報
- ・名称:白髭岳(しらひげだけ)
- ・所要時間:往復約10.6km、約6.5時間
6.蜻蛉の滝~吉野山(中級者向け)
美しい自然を堪能できるハイキングには絶好のコースです。芭蕉も歩いたとされる蜻蛉(せいれい)の滝から、桜の名所吉野山下千本へと続くコースは、春・秋の行楽シーズン、新緑とお勧めの人気コースです。つづら折れで急坂が続き、前かがみになってしまう“じい坂ばあ坂”を越え、吉野山最高峰青根ヶ峰を越えて、奥千本や金峯神社、さらに上千本、中千本、下千本へと歩く道は歴史を感じるコースです。
[ルート]西河バス停~(20分)~ 蜻蛉の滝~(1時間10分)~トビロ谷~(15分)~音無川の清流~(1時間20分)~青根ケ峰~(10分)~女人結界跡~(10分)~金峯神社~(1時間20分)~近鉄吉野駅
基本情報
- ・名称:蜻蛉の滝~吉野山
- ・所要時間:片道約13km、約6時間
- ・オススメの時期:春~秋
7.大普賢岳・伯母谷覗(上級者向け)
世界遺産に登録された修験道「大峯奥駆道」と、大岸壁からのすばらしい展望に魅了される大普賢岳(だいふげんだけ)・伯母谷覗(おばだにのぞき)のコースは、片道約11kmの健脚者向け上級コースです。このコースの醍醐味は、ブナ林や奇岩壁・シャクナゲの群生・道中に点在するスポット・歴史ある奥駆道など、バラエティーに富んだ登山道にあります。今も変わることなく、人々を魅了する山々です。ただし、このコースは完全な登山道で、特に小普賢~大普賢岳では滑落事故も多く報告され、注意が必要です。
[ルート] 和佐又ヒュッテ~(30分)~分岐~(1時間)~筏の窟~(1時間)~大普賢岳~(1時間20分)~ 阿弥陀ヶ森分岐~(20分)~伯母谷覗~(1時間50分)~上谷分岐~(1時間10分)~柏木
基本情報
- ・名称:大普賢岳・伯母谷覗
- ・所要時間:片道約11km、約8時間