np&djjewell
皇族の八条宮別邸として江戸時代に創設された桂離宮は明治以前は桂別業と呼ばれていたそうではす。日本庭園の中でも傑作と言われている桂離宮は、完璧な迄の美しさ。世界的にも、この完璧な美を越える庭は無いとまで言われているのです。1、桂離宮とは?
2、桂離宮の魅力
桂離宮の創始者は八条宮智仁親王で、豊臣秀吉の側室淀君に鶴松が生まれるまでは猶子として豊臣家の跡継ぎとして期待されていました。鶴松誕生後に八条宮家を創設して式部卿となります。非常に学才に優れて居たために、文化人として宮廷造営に着手し桂離宮が生まれたのです。3、桂離宮の見どころ・お勧めスポット
1、松琴亭
格式の高い茅茸入母屋作りの茶室で、南に築山、東西南北を池に面している為に夏も強い日差しを避けられるようになっています。室内には石炉があり冬は暖かな日溜まりを感じなから、静かに茶を楽しめるようになっています。遠州好みの八窓囲いで水屋からの眺めは素晴らしく松琴亭外山の卍亭は茶会の待ち合いに使われていたそうです。市松模様の青白の襖も落ち着きのある空間を作り出します。2、賞花亭
3、園林堂
後水尾上皇の宸筆扁額が正面に掛かります。創建当時に、園林堂に祀られた智仁親王の尊像や細川幽斉の画は別棟に移され、現在は代々の宮家の位牌が祀られています。堂前から手水鉢を繋ぐ飛石は、複雑に45度に回転して並んでいるのも珍しいですね。4、月波楼
古書院並びにあり観月の為の茶亭です。「歌月」の額は霊元上皇の宸筆 だそうです。東にある池には月影が美しく、松琴亭を見ることも出来ます。小高い盛土に立っているので、池に映る月影を楽しむ為に作られたともいえます。北側の窓からは紅葉を楽しむことが出来る事や、葉が落ちた後は蘇鉄が見えるなど「秋から冬への景色」を楽しむことが出来るのも四季を楽しむ為の完璧な庭作りと言えるでしょう。5、キリシタン灯籠
八条宮智仁親王の妃である常照院は、キリシタン大名宮津藩主京極高知であった為に、この桂離宮にもキリシタン灯籠(織部灯籠)が7つあります。このキリシタン灯籠にはマリア像のモチーフがあるのが特徴ですが、桂離宮のキリシタン灯籠の全てがそうであるかはハッキリとはしないようです。この灯籠がキリシタン灯籠なのか観察するのも楽しいですよ。4、桂離宮を訪れた人の声
桂離宮。
計算し尽くされた意匠でした。 pic.twitter.com/RwyLW8ocO7
— みやじ (@miyaji384) 2015, 3月 12
この間の水戸でのトークに出てきた桂離宮の話の意味がわかるようになるかな。
仏像は別として、どちらかというと現代アートから日本美術を観るようになったので、よりどころが見つかると嬉しい。
— maaji (@tmaaji) 2015, 3月 26
5、桂離宮の詳細
基本情報
- ・名称:桂離宮
- ・住所:京都市西京区桂御園
- ・アクセス:阪急京都線 桂駅→徒歩20分/市バス 桂離宮前→徒歩8分
- ・参観時間:午前9時・午前10時・午前11時
- 午後1時30分・午後2時30分・午後3時30分
- ・休観日:土日休祝日
- ・電話番号:075-211-1215
- ・料金:無料
- ※往復はがき、窓口、インターネット(いずれかの方法で事前申し込みが必要)
- ・所要時間:1時間程度
- ・公式サイトURL:http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html