京都屈指の紅葉の名所・東福寺。その塔頭のひとつ天得院は、桔梗の寺として知られる花のお寺です。美しい緑一色にの杉苔の中で咲く桔梗を楽しむ春と、艶やかなツワブキと燃えるような暖色が華やかな紅葉が見応えある秋の年二回に、特別拝観を行っています。
mrhayata
天得院とは?
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東福寺塔頭天得院は、京都の中でも桔梗で有名な東福寺境内に佇む静かな寺院。桔梗の他にも四季折々の自然に囲まれた”花の寺”として観光客にも人気が高いです。 たくさんのスギゴケが覆う枯れ山水庭園は、桃山時代に造られたとされており、秋の紅葉との風景も大変綺麗だと評判。本堂内の「華頭窓」ついう個性的な形をした窓を通して見る秋の風景には、言葉を失うほど。
天得院の歴史
http://yasu733.exblog.jp/18610166/
天得院は万松山と号し、南北朝時代の正平年間(1346~1370年)に、東福寺第三十世住持 無夢一清(むむいっせい)禅師が開創した東福寺五塔頭のひとつです。 豊臣秀吉などの「五山の学僧」として丁寧な扱いを受けることができていたのですが、国家安康君臣豊楽の銘文によって壊されたあとに、再建となりました。現在は桔梗の寺として親しまれています。
天得院の魅力
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びっしりと杉苔に覆われた枯山水の庭に、凜と咲く桔梗の青や白の花が美しく、京都有数の桔梗の名所として知られています。杉苔に覆われた枯山水庭園に咲く桔梗の花を、縁側に座ってゆっくりと楽しめます。 また、精進料理や抹茶を味わいながら鑑賞することもでき、日没後は優しい灯りが包み込むライトアップが行われ、昼間とは違った幻想的な雰囲気になります。通常は非公開で、桔梗が咲く初夏と紅葉の秋のみ特別公開されています。
天得院の見どころ
年二回の特別拝観
http://konokisetunoichimai.blog.fc2.com/blog-entry-328.html
杉苔に覆われた枯山水の庭に、春は黄緑色の桜・御衣黄桜、霧島つつじ、さつき。夏は萩、あじさい、桔梗。秋は二度咲きの萩、白彼岸花、紅葉、つわぶき、藤袴。冬は山茶花、椿と、季節ごとの花が咲きます。 通常は非公開のお庭ですが、6〜7月の桔梗と、11月の紅葉のシーズンの二回のみ特別公開をしています。
華頭窓を通した眺め
http://blog.goo.ne.jp/saiba-jijii/e/73065376bb8fc32d07281683610f3129
天得院の本堂には華頭窓と呼ばれる独特な形をした窓があり、華頭窓を通して眺める紅葉の風情は素晴らしいです。桃山時代から続く美しい枯山水水庭園は、今でもその魅力は色褪せずに「四季折々の花の寺」として観光客が絶えません。 秋の特別拝観は11月13日〜11月30日
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2015年、秋の特別拝観は11月13日(金)〜11月30日(月)にて行われます。秋は拝観のみは行われておらず、「紅葉を愛でる特別拝観とお食事プラン」のみの実施。紅葉と苔のお庭を愛でながら、ゆっくりとお食事を楽しめます。プランは下記の通り。 ①昼食:11/13(金)〜11/30(月)
午前11時30分〜午後2時・4,000円(1名・税込)
②茶席:11/13(金)〜11/30(月)
午後2時〜午後5時・1,300円(1席・税込)
③夕食:11/15(日)〜11/30(月)
午後5時〜午後7時・4,000円(1名・税込)※夕食は完全予約制
天得院を訪れた方の声
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東福寺 天得院 桔梗(キキョウ) 京都 2013年7月11日 http://t.co/DDWaInu0wq pic.twitter.com/M4OlfxHc0z
— 京都もよう (@kyotomoyou) 2015, 7月 19
東福寺塔頭のの天得院が、ちょうど「桔梗を愛でる特別公開」をしていることがわかって、急遽訪れることにしました。桃山時代作庭と言われる枯山水庭園の、いちめんの緑の杉苔の此処彼処に、白と紫の桔梗が咲き乱れていました。 pic.twitter.com/8bm73Z2Cuh
— 紫野京子 (@mcshinok) 2015, 7月 10
いま行ってきた 東福寺塔頭・天得院「桔梗を愛でる特別拝観」 梅雨空を縫って陽光を受ける桔梗の咲く庭園は実に和やかでした http://t.co/AEUNlqtbeo pic.twitter.com/nkpD6YBeGJ
— 、ζ,ぁレヽ (@faigalaid) 2015, 7月 9
基本情報
■ 基本情報
- ・名称:天得院
- ・住所:京都市東山区本町15-802
- ・アクセス:JR奈良線、または京阪本線「東福寺」駅下車、徒歩約7分
- ・電話番号:075-561-5239
- ・拝観料:大人500円/小人300円(中・高生)/小学生以下無料
- ・公式サイトURL:http://www.tentokuin.jp/tera/
天得院の華頭窓からの眺め。朝一番に行って額縁にして撮るのも一瞬のチャンスなので、ここは早起きして行かなければ!