たまには銀座でランチでも…、そんなときできればランチ激戦区の銀座で費用対効果高く頂きたいもの。
銀座=高級、ランチ=5000円も出せない、となると、銀座で食べるべきコスパのいいお店は案外見つけにくい。ということで、東京カレンダー編集部員が1週間かけて20軒を取材した店をご紹介!
絶対損しない銀座のコスパ丼、どどーんと厳選した7選をどうぞ。
鱧野菜天丼(野菜サラダ、温泉卵、香の物、赤だし)¥1,200
こだわりの鱧やふぐ、天然鮎を使った料理が自慢の『銀座 福和』。なかでも鱧は、1寸で24切れの包丁を入れないと美味しく味わえないことから、熟練の技を必要とする食材。
それを惜しげもなく、たっぷりといただけるのが鱧野菜天丼。鱧がランチで食べられるだけでもうれしいのに、以前より300円値下げして提供しているのは、回転数を上げて、より新鮮なものを味わってもらいたいとの店主の心意気。
野菜も近江人参など色と食感のよいものを使用。ランチの天丼は、鱧の時期が終わるとフグ野菜天丼に変わる。
平日11:30〜13:30/¥1,200(平日13:30〜15:00、土・祝/¥1,600)
厳選素材を使った料理と世界中から集めたお酒とのマリアージュで人気の煙事。
ランチは仙台牛のハンバーグやステーキ丼ですでに行列ができているが、新たに人気に火がつきそうなのが、チャーシュー丼。三年待ちといわれるほど入手困難な「奇跡の豚肉」を交渉の末、『煙事』ブランドの豚にした。
今までディナーのみでしか味わうことができなかった数量限定の豚肉の肉の味の濃さと脂の旨みに驚くはず。ひととおり味わったら、煙事オリジナルの燻製調味料をかけるとまた違う香りや味でいただける。待つこと必至だが、食べておきたい美味しさだ。
江戸時代から続く米屋が「本当に美味しい米を食べてほしい」と料亭を開店。京都祇園の本店は2時間半の行列ができるほど。
できのよい田んぼの米だけを選りすぐった最高級米を10釜体制で炊き、どの時間帯に来ても炊き立て10分以内に食べられる。あんかけ親子丼は、ごはんと丼の具を別々に提供。
初めて食べるときは、ツヤと白さが際立った見た目と粒の立った美味しさに驚く。具をかけても、あんがごはんをうまく包みこみ、それぞれが絶妙に融合。ごはんはお替り自由で、2 膳目はおこげもいただける。
18歳から料亭や寿司屋で修業し、和食一筋を貫く主人・熊澤さんが2010年に開店。毎朝、築地に出向き、魚を見きわめるのは、「いいネタを使わないと日本料理はダメになる」との信念から。
ランチといっても手は抜かず、夜に出すのと同じ魚を使い、主人自ら包丁を握る。「お客様の顔を見て仕事をすれば、下手なことはできません」と昼も夜もカウンターの前で見事な包丁さばきを見せる。
ばくだん丼は、オリジナルの醤油で漬けにした白身やいか、たこ、ホタテ、いくらに、納豆やたまご焼きものる豪快さを味わいたい。
銀座の『奈可田』出身の戸川さんが平成元年に開店した高級寿司店。「銀座江戸前鮨研究会」を主宰するなど江戸前回帰の第一人者でもある。
江戸前の高級寿司と聞けば、値段が気になるところだが、ランチは1,000円からという粋さ。店名がついた「からく丼」は、新鮮なうちに仕込んだまぐろや中落ち、穴子、鯛がのっている。
それぞれ時間をおいた旨みが出ており、漬けは奥深いしょうゆの風味が生きた味。中落ちは、口の中でみずみずしくとろける美味しさで、江戸前の手仕事が十分にいただける。
「医食同源」で知られる広東料理を日本中の上質な食材を使って、限りなく本場の味を追求した名店。
名物は、大きな香港製の焼き窯(明爐)で焼く焼き物と宮城県南三陸町産のフカヒレ。ランチの「広東式焼き物のせご飯」なら、広東式ダックの窯焼き、豚バラ肉のクリスピー焼き、釜焼きチャーシューなど4 種が食べられる。
一度に味くらべできるのはなんとも贅沢。それぞれ飴色に輝く焼き色が食欲をそそり、噛むとぷりぷり食感に五香粉などのスパイスが香る。6種類から選べるデザートもうれしい。
東銀座から徒歩8 分、伝統ある料亭が立ち並ぶ街並に、静かで堂々とした佇まいの『銀座あさみ』はある。
いただくべきはずばり、鯛茶漬け。ごまだれ、くるみ、カシューナッツをベースにした香ばしいタレにお好みでわさびを溶して丼にかけ、さらにその上から煎茶を注げば準備完了。ゴマの風味が、卸したての真鯛の旨みを引き立てる。
さらに、わさび、しそのアクセントも噛むごとに効いてくる。計算された味のバランスは圧巻だ。お浸し、小鉢、香の物、季節の甘味がついて料亭の味が1,600円というのは、やはりオトクすぎる。
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銀座=高級、ランチ=5000円も出せない、となると、銀座で食べるべきコスパのいいお店は案外見つけにくい。ということで、東京カレンダー編集部員が1週間かけて20軒を取材した店をご紹介!
絶対損しない銀座のコスパ丼、どどーんと厳選した7選をどうぞ。
高品質で新鮮な鱧をたっぷりと天丼で『銀座 福和』
こだわりの鱧やふぐ、天然鮎を使った料理が自慢の『銀座 福和』。なかでも鱧は、1寸で24切れの包丁を入れないと美味しく味わえないことから、熟練の技を必要とする食材。
それを惜しげもなく、たっぷりといただけるのが鱧野菜天丼。鱧がランチで食べられるだけでもうれしいのに、以前より300円値下げして提供しているのは、回転数を上げて、より新鮮なものを味わってもらいたいとの店主の心意気。
野菜も近江人参など色と食感のよいものを使用。ランチの天丼は、鱧の時期が終わるとフグ野菜天丼に変わる。
三年待ちの奇跡の豚がもつ驚くべき旨み『煙事 銀座』
幻のくまぶたチャーシュー丼平日11:30〜13:30/¥1,200(平日13:30〜15:00、土・祝/¥1,600)
厳選素材を使った料理と世界中から集めたお酒とのマリアージュで人気の煙事。
ランチは仙台牛のハンバーグやステーキ丼ですでに行列ができているが、新たに人気に火がつきそうなのが、チャーシュー丼。三年待ちといわれるほど入手困難な「奇跡の豚肉」を交渉の末、『煙事』ブランドの豚にした。
今までディナーのみでしか味わうことができなかった数量限定の豚肉の肉の味の濃さと脂の旨みに驚くはず。ひととおり味わったら、煙事オリジナルの燻製調味料をかけるとまた違う香りや味でいただける。待つこと必至だが、食べておきたい美味しさだ。
最高級のお米を最大限に美味しく提供『銀座米料亭 八代目儀兵衛』
京のあんかけ親子丼(味噌汁、おぼろ豆腐、海苔、香の物)¥1,410江戸時代から続く米屋が「本当に美味しい米を食べてほしい」と料亭を開店。京都祇園の本店は2時間半の行列ができるほど。
できのよい田んぼの米だけを選りすぐった最高級米を10釜体制で炊き、どの時間帯に来ても炊き立て10分以内に食べられる。あんかけ親子丼は、ごはんと丼の具を別々に提供。
初めて食べるときは、ツヤと白さが際立った見た目と粒の立った美味しさに驚く。具をかけても、あんがごはんをうまく包みこみ、それぞれが絶妙に融合。ごはんはお替り自由で、2 膳目はおこげもいただける。
見極められた海の幸を豪快にいただく『熊さわ』
ばくだん丼(味噌汁、小鉢2皿、香の物、デザート)¥1,80018歳から料亭や寿司屋で修業し、和食一筋を貫く主人・熊澤さんが2010年に開店。毎朝、築地に出向き、魚を見きわめるのは、「いいネタを使わないと日本料理はダメになる」との信念から。
ランチといっても手は抜かず、夜に出すのと同じ魚を使い、主人自ら包丁を握る。「お客様の顔を見て仕事をすれば、下手なことはできません」と昼も夜もカウンターの前で見事な包丁さばきを見せる。
ばくだん丼は、オリジナルの醤油で漬けにした白身やいか、たこ、ホタテ、いくらに、納豆やたまご焼きものる豪快さを味わいたい。
江戸前寿司の職人技を堪能『鮨からく』
からく丼(お椀)¥2,000銀座の『奈可田』出身の戸川さんが平成元年に開店した高級寿司店。「銀座江戸前鮨研究会」を主宰するなど江戸前回帰の第一人者でもある。
江戸前の高級寿司と聞けば、値段が気になるところだが、ランチは1,000円からという粋さ。店名がついた「からく丼」は、新鮮なうちに仕込んだまぐろや中落ち、穴子、鯛がのっている。
それぞれ時間をおいた旨みが出ており、漬けは奥深いしょうゆの風味が生きた味。中落ちは、口の中でみずみずしくとろける美味しさで、江戸前の手仕事が十分にいただける。
本格的な焼き物四種を一度に食せる『赤坂璃宮 銀座店』
広東式焼き物のせご飯(スープまたは点心、デザート)¥2,520「医食同源」で知られる広東料理を日本中の上質な食材を使って、限りなく本場の味を追求した名店。
名物は、大きな香港製の焼き窯(明爐)で焼く焼き物と宮城県南三陸町産のフカヒレ。ランチの「広東式焼き物のせご飯」なら、広東式ダックの窯焼き、豚バラ肉のクリスピー焼き、釜焼きチャーシューなど4 種が食べられる。
一度に味くらべできるのはなんとも贅沢。それぞれ飴色に輝く焼き色が食欲をそそり、噛むとぷりぷり食感に五香粉などのスパイスが香る。6種類から選べるデザートもうれしい。
落ち着いた店内で名物の鯛茶漬けを『銀座あさみ』
鯛茶漬け(お浸し、小鉢、香の物、甘味)¥1,600東銀座から徒歩8 分、伝統ある料亭が立ち並ぶ街並に、静かで堂々とした佇まいの『銀座あさみ』はある。
いただくべきはずばり、鯛茶漬け。ごまだれ、くるみ、カシューナッツをベースにした香ばしいタレにお好みでわさびを溶して丼にかけ、さらにその上から煎茶を注げば準備完了。ゴマの風味が、卸したての真鯛の旨みを引き立てる。
さらに、わさび、しそのアクセントも噛むごとに効いてくる。計算された味のバランスは圧巻だ。お浸し、小鉢、香の物、季節の甘味がついて料亭の味が1,600円というのは、やはりオトクすぎる。
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