眼下一面にまるで海のように雲が広がる気象現象「雲海」。気温・天候・標高すべての条件を満たした時にのみ現れる一期一会の大パノラマはまさに絶景!標高の高い山が多い信州は雲海の宝庫で、近年ツアーも充実してきています。早起きして、とっておきの絶景を楽しみましょう!
“雲海を見る”ための、3つのポイント
1.雲海発生の条件は?
雲海は、湿度が高く気温が低い日に発生しやすいです。標高の高い地点では霧が出ていて、標高の高い地点はカラっと晴れると美しい雲海を望める可能性が高くなります。
2.雲海を見るベストシーズンは?
標高2,000m以上の美ヶ原高原で雲海を見るなら9月上旬~11月上旬がベスト!夏休みで混み合うことが予想される8月は、地上の気温が高いので雲海が発生する可能性は秋と比べて低めです。
秋のベストシーズンであれば3~4日に1日は雲海が発生するといわれていますが、台風などの要因で、1週間以上発生しないこともあります。その分、見られたときの感動もひとしおですね!
3.どこでどうやって見る?
早朝に発生しやすい現象なので、宿から雲海を楽しめるところに宿泊するか、自治体などが主催するツアーに参加するのがおすすめです。
美ヶ原高原は地上と比べると約10度気温が低いので、コートや薄手のガウンが必要です。車でホテルに向かう際も雨や霧に備えて雨具の用意も忘れずに。
“雲海に出会える”、3つのおすすめスポット
1.41の名山を見渡せる天空のホテル「王ヶ頭ホテル」
富士山や浅間山、北アルプスなど、標高2,034mの地点から360度山脈を見下ろすことができる眺望自慢のホテル。全45室あり、客室の窓から雲海を見られる可能性の高い南館の22室が人気!展望テラスも利用可能です。
24時間利用できる露天風呂も人気の展望スポットです!
■ 基本情報
- ・名称:王ヶ頭ホテル
- ・住所:長野県松本市入山辺8964
- ・アクセス:JR松本駅から無料送迎バスで1時間30分
- ・定休日:無休(冬~春期休館日あり)
- ・公式サイトURL:http://www.ougatou.jp/
2.標高1,925mの山頂へ「車山高原リフト」
標高1,925mの車山山頂まで行ける、GWとお盆限定の早朝リフト。穏やかな雲海を朝日が少しずつ染め上げる光景は幻想的!
■ 基本情報
- ・名称:車山高原リフト
- ・住所:長野県茅野市車山高原
- ・アクセス:JR茅野駅からアルピコバス車山高原方面行きで1時間、車山高原下車から徒歩1分
- ・営業時間:早朝運転は期間限定なので公式サイトで要確認
- ・公式サイトURL:http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/lift
3.世界最大級のゴンドラ、竜王ロープウェイ「ベセル」
世界最大級のゴンドラで標高1,770mの山頂エリアへ。雲の上のテラス「SORA terrace」から望む雲海は感動的!
■ 基本情報
- ・名称:竜王ロープウェイ「ベセル」
- ・住所:長野県下高井郡山ノ内町竜王高原
- ・アクセス:長野電鉄湯田中駅駅から車で25分
- ・電話番号:0269-33-7131(竜王スキーパーク)
早起きして、朝のドラマチックな”雲海”を!
条件がそろってはじめて見られる「雲海」。なかなか見られないだけに、見られたときに大きな感動が味わえます。歩けちゃいそうな雲の海を堪能しに、信州を訪れてみては!