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丼物のなかでも、天丼って豪華さがただよいます。ごはんの上に山盛りの天ぷらがのっていると、それだけで幸せな気分。お値段がお値段なので、あまり頻繁に食べられないのがくやしい…しかし、日本橋には1000円以下でイケイケの豪華天丼が食べられる名店「金子半之助」があるじゃないですか!これぞ江戸前!山盛り天丼が絶品なのに超安い!
お値段なんと…950円!
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「金子半之助」 の天丼は、丼からはみ出すほどの天ぷらがこれでもか!と乗せられています。丼を見るだけでワクワクしますね。メニューはこの江戸前天丼しかなく、大盛りにするか・お味噌汁をつけるかのチョイスしかありません。自信をもって江戸前天丼を出す。自信があるから天丼しか出さない。さすがです!あっ、生ビールもオーダーできるんです。これも江戸前だから…?
さすがの名店!江戸っ子だって唸らせる
江戸前ってどういうこと?
東京で最も人気のある天丼屋金子半之助に行ってきた。夕方なのに30分も待った。でもさすが、みんな絶賛するだけあってうまい! 巨大な穴子や小柱や半熟卵の天ぷらとか具のセンスも光る pic.twitter.com/rQaavKT8B0
— しーもあ (@seymour_01) 2014年12月2日
「江戸前天丼」という言葉に込められているのは、粋で豪快な天丼ということ。店主さんの祖父・金子半之助さんのモットーだそうです。天ぷらにかける気合は、揚げ場を見ればよくわかる。毎朝築地で仕入れる新鮮な食材が、手際よくあげられていきます。
お値打ちなところも、金子半之助さんの思いから。江戸っ子は宵越しの金を持たないんで、コスパがよくなくちゃ通えませんもんね。
築地で仕入れる新鮮な魚介に半熟玉子まで♡
天ぷらにするのは、丼の直径よりも大きそうなアナゴにエビ2本、ししとうなど。アナゴのサイズは感動もので、ほかの天ぷらも大きいので丼が到着してもごはんが見えないほど。これであのお値段!?本気でありがたいです…。
名物の卵は黄身が半熟。箸で割ると、とろりと流れ出します。ごはんに絡めてもよし、ほかの天ぷらですくってもよし。個人的には、パリパリのノリ天ぷらですくってごはんと食べるのをおすすめします。
東京の天丼といえばその濃厚なタレ…
こちらのタレは、甘さ控えめで後味がさっぱりしているのが特徴です。タレは金子半之助のレシピ帖にのっていたというエピソードがあり、ネタはあくまでもタレにあわせてチョイスしたものらしいです。まずタレありき、というのはおいしい丼ものの鉄則。天ぷら・米・タレのバランスがいいんです。
衣はサクっと!最後までおいしいが止まらない
天ぷらは高温でさっくり揚げるので、衣はカリカリです。エビ天のうえに柚子皮が乗り、これもいい口直しになります。あれだけの量の天ぷらをたべても、最後まできっちりおいしいとはすばらしい。ただ、外の行列中から濃厚なごま油のにおいがただよって、空腹な身につらいんです。
口直しは「ガリごぼう」と「黒豆茶」
http://blog.livedoor.jp/aqua_ruby/archives/8548915.html
天丼が来るのを待っているあいだや、天丼の口直しにはテーブルに置いてある「ガリごぼう」というお漬物をいただきます。甘酸っぱいガリとシャキシャキのゴボウの相性が良くて、しょうがの風味がいいんです。「黒豆茶」は香ばしい香りのお茶。天丼を食べながら飲むと、口の中がさっぱりします。江戸の粋がここにあり!
■ 基本情報
- ・名称: 金子半之助 日本橋本店
- ・住所: 東京都中央区日本橋室町1-11-15
- ・アクセス: 三越前駅よりA1出口より 徒歩1分
- ・営業時間: 11:00~22:00 【土日祝】10:00~21:00
- ・定休日: 年末年始、不定休
- ・電話番号: 03-3243-0707
- ・公式サイトURL: http://kaneko-hannosuke.com/
相変わらず、ものすごい行列をクリアしなければ江戸前天丼にありつけませんが、あの量・コスパ・うまさを考えれば仕方がないですね。平日の夕方がねらいめですから、タイミングを見はからって行きましょう。粋でいなせなカッコいい天丼、ぜひ味わってください。
素材提供:トリップアドバイザー