迎賓館赤坂離宮が2016年4月19日から一般公開されましたが、その日本離れした佇まいに、訪れた方の誰もが絶賛しています。今までは抽選でしか入場できなかった迎賓館赤坂離宮ですが、今回の一般公開で入場しやすくなっています。東京なのにヨーロッパのような素敵な場所へ行ってみましょう!
気分はヨーロッパ!「迎賓館赤坂離宮」
迎賓館赤坂離宮は、1909年(明治42年)に東宮御所として建設された日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築です。明治以降の建造物として初めて国宝に指定されたのもでもあり、入場する前から、ここは日本ではなくヨーロッパに来ているような感覚になります。
迎賓館って何をするところ?
「迎賓館」は開館以来、世界各国の国王、大統領、首相との会談やレセプション、天皇皇后両陛下によるご訪問や晩さん会、国際会議などの重要な外交活動の場として使用されています。もちろん、世界各国の国王、大統領、首相などが宿泊することもあります。
予約をすれば見学できる!
前庭は事前申し込み不要で入場自由ですが、本館及び主庭、和風別館は予約をすれば見学ができます。予約・入場の手順はそれぞれ違うので、参考にしてください。ただし、国外からのお客様をお迎えする場合には公開はしないので HP等で確認してください。迎賓館赤坂離宮 前庭見学
■ 基本情報
- ・名称:迎賓館赤坂離宮 前庭見学
- ・公開時間:10:00~17:00(入場受付は16:30まで)
- ・入場門:迎賓館赤坂離宮
- ・入場方法:入場自由、事前申し込み不要
- ・参観料:無料 ※建物内の見学はできません
迎賓館赤坂離宮 本館及び主庭
■ 基本情報
- ・名称: 迎賓館赤坂離宮 本館及び主庭
- ・公開時間:10:00~17:00(入館受付16:00終了)
- ・入館条件: 事前の申し込みを行い、参観証を受領された方/当日正門前にて配布する入場整理券を持っている方
- ・入館受付定員:1日あたり3000名(事前申込1000名/団体1000名/当日申込1000名)
- ・参観料金: 大人1000円、中高生500円
迎賓館赤坂離宮 和風別館の公開
■ 基本情報
- ・名称: 迎賓館赤坂離宮 和風別館
- ・公開形式:1日6回のガイドツアー形式(所要40分程度)
- ・定員:各時間帯20名
- ・申込方法:インターネット応募による事前の申し込み制
- ・参観料金:大人1500円、中高生700円※中学生以上のみ入館可能
正門から、もうヨーロッパ!
「迎賓館赤坂離宮」の白く高い冊の間に設けられた「正門」からしてもはやヨーロッパ。正門を入るとい直線に長く続く通路、その先に見えるのが赤坂離宮本館です。迎賓館の建物は、ヴェルサイユ宮殿やバッキンガム宮殿と同じネオバロック様式の西洋風宮殿建築で、日本における唯一のものなんです。
圧巻!ゴージャスな館内
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/akasaka/photo.html
本館に入ると彩鷺の間、花鳥の間、朝日の間、羽衣の間と続きます。一歩入れば日常とは全く違った世界が広がります。館内は残念ながら全て撮影禁止です。「彩鸞の間」は、天井と壁、柱に石膏金箔張りレリーフがあり、10枚の巨大な鏡が部屋を奥深く、広く見せています。 条約調印や諸会議、記者会見のほか、来客の控えの間など多目的に使用されています。
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-11.html
「花鳥の間」は、壁面に飾られた30枚の七宝に花や鳥が描かれ、窓掛けの刺繍のビロード地、欅の柱に木曽の塩地材の壁板の作りは、他の部屋と比べて重厚な感じのする部屋となっています。ここでは、晩さん会のほか、音楽会、諸会議、記者会見などに利用されます。 http://www8.cao.go.jp/geihinkan/akasaka/photo.html
もっとも格式の高いのが表敬訪問や首脳会談などが行われる「朝日の間」で、壁には西陣織、16本の大理石の柱があります。肘掛椅子や長椅子は明治の創建時の家具が大切に受け継がれたものなんです。 http://www8.cao.go.jp/geihinkan/img/akasaka/big/bgei09-15.html
「羽衣の間」の部屋の広さは約330㎡で迎賓館の中では「花鳥の間」とともに最大の広さです。3基ある豪華なシャンデリアはバカラ製で、重さ800kg、高さ3mもあるんです。ここでは、首脳会議の全体会合、レセプション、晩さん会の際の食前・食後酒の場などに使用されます。 迎賓館の豪華絢爛さを絶賛するコメント多数
昨日歩き疲れて寝てたー
— mince. (@nasimasa) 2016年5月5日
昨日は赤坂迎賓館に行ってきた
中は絢爛豪華で、中に飾られていた七宝焼きの絵がすごく繊細で美しかった
特に屋根飾りは、西洋風なのに鎧武者の格好で洋と和の融合、という感じだった pic.twitter.com/3cwQfTdM2v
赤坂迎賓館見学☀本館内部は国賓をお迎えして晩餐会や首脳会談など公式行事が行われるとあって油絵、大理石の柱、大きなシャンデリアや鏡など絢爛豪華。七宝焼き、西陣織の壁、天井に施された鎧や刀の意匠も日本らしくてCOOLでした! pic.twitter.com/7jNy0bqsGO
— エリザベート見に行ける❤ (@yukidarumamusic) 2016年5月5日
今日は赤坂迎賓館へ。にっぽんのベルサイユ宮殿は金やらシャンゼリアやらで目がクラクラ~すごかった。
— U_Spica (@ura_spica) 2016年4月25日
当日整理券は10時以降なら何時に入ってもよくなってた! pic.twitter.com/377i7y3Dxa
迎賓館への口コミは、そのほとんどが敷地内の豪華絢爛さに驚く声ばかりです。実際に足を運ぶことによって、西洋と和が融合した日常生活の中では体験できない独特の雰囲気に包まれてください。
迎賓館でヨーロッパ気分を味わおう
■ 基本情報
- ・名称: 迎賓館赤坂離宮
- ・住所:東京都港区元赤坂2-1-1
- ・アクセス:各線「四ッ谷」駅から徒歩約7分
- ・電話番号:03-5728-7788
- ・参考サイトURL: http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html
これからはいつでも訪れることができます。日本の顔として世界各国の国王、大統領、首相などの国賓をおもてなしする場所を、この目でたしかめに行きましょう。