宮城県亘理町のおすすめ観光スポット５選。行ってみたくなる名所が丸わかり

宮城県のなかでも仙台の南に位置する亘理町。海に面した街なので海産物が美味しいのですが、そのほかにも農産物や体験施設などの観光資源があるんです。見て、触れて、楽しむことができる魅力の一部をご紹介します！

１．実は生産量東北一！いちご

県南の沿岸地域はいちごの産地なんですが、なかでも亘理町のいちごは山本町と並んで有名なんです。そして東北では一番の生産量を誇るいちごを摘み取れる観光いちご園があるので、園ごとに異なった品種のいちごを食べられるんですよ。

観光いちご園は２か所あるんですが、近いところにあるので、２か所をはしごする、というツワモノもいるのだとか。期間は春先３月～梅雨時の６月くらいまでなので、これから来春に向けて予定を立ててみてはいかがでしょう？

２. 歴代伊達家の霊廟！伊達成実公霊屋

伊達家の霊廟は曹洞宗の大雄寺の中にあります。亘理伊達家１３代までの当主と奥方が眠っている霊屋は非公開なのですが、年に２日だけ、伊達成実霊屋を一般公開しています。この日には伊達成実木像も公開されるんですよ。

公開日は1月16日と8月16日。歴史ファンは逃さず見てほしいですね。当時の霊廟建築を知る資料として歴史的価値もあるので、県の文化財に指定されているんです。ちなみに、１４代目当主は北海道に移住してしまったのだそうです。

３．海が近いから海鮮はぜひ食べてほしい！見晴

以前は海のすぐそばの荒浜地区にあった民宿だったのですが、2011年の震災後移転し、現在は亘理駅の近くで営業しています。ここのオススメは鳥の海ラーメン。限定５食なのでなかなかお目にかかれませんが、ぜひ味わってほしい一品です。

亘理ははらこめしが有名な土地。もちろん見晴にもはらこめしはあるのですが、オススメははらこめしではなくラーメン。荒浜地区にあったころは、すぐそばに『鳥の海』という温泉や潟湖を利用したマリン施設があったので、メニューはその名前を引き継いでいるんです。

４．海が間近！温泉も楽しめる鳥の海

前述で紹介した鳥の海も紹介しますね。温泉に市場に自然散策や釣りなどが楽しめる複合マリン施設の鳥の海は、地元の人はもちろん、鮮魚を買い求める観光客にも人気の場所。魚はその日あがったものが並びます。温泉は日帰り入浴可能。宿泊は震災以降休止となっています。

より多くの魚を購入したい人は、午前中の早めの時間に訪問することをお勧めします。近くには国内最大規模の鳴き砂が広がるわたり吉田浜海岸もあります。わたり吉田浜海岸はサーフィンのメッカでもあるのでサーファーも多く訪れ、マリンスポーツも盛んなんです。

５．小高い丘にあるお寺！称名寺

市街地を一望できる小高い丘の上に立つ称名寺は、いかにもお寺！という佇まいで静かに観光客を迎え入れてくれます。県の指定文化財になっている阿弥陀如来様をご本尊としているんです。

境内には樹齢700年を超えるシイノキの巨木や丁寧に手入れされている桜や紅葉の木があり、春は枝垂桜、夏は大賀ハス、秋は紅葉と季節ごとにさまざまな表情をみせてくれるんです。シイノキの樹高は約14ｍ、幹周りは7.5ｍ～11ｍもあり、まさに「神様のいらっしゃる木」という風格です。石造の五重塔などもあり、撮影場所によっては京都のような風情の写真が撮れるんですよ。

亘理町ではこのほかにも海の恵みを感じられる場所がたくさんあります。泳ぐ、釣る、遊ぶなどのレジャーから市場、産直などの商品購入、自然景観や歴史探訪などいろいろできるのでぜひ足を運んでみてください！