岡山　人気歴史スポット5選

岡山には、魅力的な史跡がたくさん残されています。そんな中でもおすすめのスポットを5つご紹介しますね！

1　烏城公園

岡山城は岡山市北区にあるお城です。その真っ黒な外観から「烏城」という別称で呼ばれることもある、他のお城とは一味違った様子のお城になっています。
岡山城は現在は烏城公園として整備され、観光客だけでなく地元の人の憩いの場所にもなっています。歴代の城主には、宇喜多氏や小早川氏などがあり、江戸時代には池田氏が入封し周辺地域を治めていたそうです。
2006年には日本100名城にも選ばれ、多くの観光客が足を運ぶスポットにもなっています。近くを訪れた時は、ぜひ足を伸ばして訪れてみてくださいね。

2　後楽園

日本三名園の一つにも数えられる後楽園。岡山藩主の池田氏によって造園された美しい庭園です。岡山城のすぐ傍にあり、後楽園から美しい岡山城の姿を楽しむこともできます。
14年の歳月をかけて作られた後楽園は、総面積133,000平方メートル。東京ドームの約3倍の敷地面積を持っています。広い庭園内には、大きな池や四季折々の美しい花や緑が植えられています。
江戸幕府が倒れると、岡山城で暮らしていた池田氏は後楽園に移り住みます。ですが、生活が苦しかった池田氏が後楽園を岡山県に有償で譲渡されてからは岡山市が管轄する公園になりました。一般に開放されるようになった後楽園は、観光地として多くの人が訪れるようになりました。

3　倉敷美観地区

倉敷美観地区は、岡山県倉敷市にあります。白壁の町並みやお堀の水路・趣深い建物が多く残されており、周辺の建築物もその空気を壊さないように意識した造りになっています。
この地区は、江戸時代初期に江戸幕府の天領として定められていたスポットです。様々な物資が集まる地として発展した歴史を持っています。今見られる町並みは、そんな天領時代の町並みに近いと言われており、どこかノスタルジックな空気を持っています。

1969年に倉敷市の条例に基づき美観地区に定められ、1979年に県内2件目の重要伝統的建造物群保存地区として選定された倉敷美観地区。電柱はすべて地面に埋められ、徹底した景観保護の姿勢を貫いており多くの映画やテレビドラマのロケ地としても活躍しました。

4　倉敷アイビースクエア

倉敷アイビースクエアは、倉敷紡績が創業した工場をリノベーションしたホテル兼複合商業施設です。倉敷美観地区の中にあり、倉敷観光をするにはぴったりのスポットになっています。
蔦に覆われた倉敷アイビースクエアは、ホテルだけでなく博物館としても開かれており、宿泊をしない観光客も多く訪れます。もとは倉庫であったスペースを改装し、二階建てのホテルにしてありますがその趣深い光景には、カメラを向けて撮影する人の姿も多く見られます。

レンガ造りの建築様式は美しく、朝の連続テレビ小説「マッサン」のロケ地としても活躍しました。美観地区にふさわしい建物の一つとして有名ですね。

5　備中松山城

備中松山城は、岡山県高梁市にあった山城の一つです。標高が430メートルの臥牛山山頂にあり、天守閣が現存する山城の中では、日本で一番標高が高い位置にあるお城としても知られています。
近年天空の城として注目された竹田城に勝るとも劣らない備中松山城。気候などの条件が重なれば、竹田城のように雲海に浮かぶ姿を見ることもできます。
鎌倉時代からこの地には要塞が築かれており、備中松山城の前身となったと言われています。江戸時代になってからも、城主を変えながら長くこの地に天守閣を築いて守られてきましたが、明治時代の廃城令によって、一度取り壊されました。

その後、平成6年に復元整備が行われ、現在の形になり多くの観光客が訪れるようになりました。日本100名城にも選ばれており、当時の姿を偲ぶことができます。
素材提供　トリップアドバイザー