ポーランド最古の都市の一つ、クラクフ。17世紀にワルシャワに遷都されるまでは首都だったというこの町は、どこか日本の京都に印象が似ています。第二次世界大戦の最中、あまり空襲を受けることがなかったので、歴史的な建物が数多く残っています。
1.「クラクフ歴史地区」とは?
「クラクフ歴史地区」には、前述の通り様々な歴史的遺産が残されているのですが、その中にはスティーブン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』の題材となった人物、オスカー・シンドラーが経営していた工場もあります。そして今では博物館として内部を見学できるようになっています。
2.「クラクフ歴史地区」の観光ポイント!!
1.ヴァヴェル城
旧市街の南、ヴィスワ川に沿って建っている城です。「ヴァヴェル城」と言っても、一つの建築物ではなく複数の建築物から成り立っており、「王宮」と「大聖堂」が主な観光スポットになっています。城そのものの美しさもさることながら、展示している絵画でも有名です。レオナルド・ダ・ヴィンチ『白貂を抱く貴婦人』です。クラクフのチャルトリスキ美術館の目玉の一つです。城でいつでも見られるというわけではのないので調べてから行くと、確実に見られそうです。
「白テンを抱く貴婦人」、2015年8月9日現在、こちらで見ることができます。 10ズロチ。多くの施設が16:00ぐらいで入館締切となるので、早目に行きましょう! ちなみに、チケットは、窓口で、各施設分ごとに購入するので複雑です。 事前にどことどこを見たいかきちんと決めて行かないと購入できません。私は、何も決めずに行き、締切時間まであと30分しかなかったため… 続きを読む
■ 基本情報
- ・名称: ヴァヴェル城
- ・住所:Wawel 5, 31-001 Krakow
- ・アクセス: 中央市場広場から徒歩 15分。
- ・営業時間: 9時~16時45分(4/1~10/30)、9時15分~14時45分(11/1~3/31)
チケットオフィスの時間。土・日・休日9時30分~、5~8月~17時45分。施設によります。 - ・定休日: 施設によります。チケットオフィスは11~3月の月曜。
- ・電話番号: (012)4225155
- ・料金: 観光する施設によって変わってきます。
- ・公式サイトURL: http://www.wawel.krakow.pl/pl/
2.ヴァヴェル大聖堂
16世紀に造られたジグムント塔には、ポーランド最大の鐘が吊されています。また塔に階段で上ることもでき、頂上からはクラクフの町を一望できます。
ヴァベェル城内を見学するつもりで、16時過ぎに行き総合チケット売場に行ったところ、閉館時間がすぐとのことで内部見学をあきらめ、建物に囲まれた内庭を見学。大聖堂のみは入場できるとのことで、タワー入場込のチケットを買い、見学しました。聖堂内部には、各司祭のそれぞれの部屋もあり、立派なお墓がならんでいました。折角なのでタワーにも登りましたが、狭い螺旋状の階段をクル… 続きを読む
■ 基本情報
- ・名称: ヴァヴェル大聖堂
- ・住所: Wawel 3, 31-001 Kraków, ポーランド
- ・アクセス: ヴァヴェル城の敷地内にあり
- ・定休日: 国事利用の際と国民の祝日には入ることができません
- ・電話番号: +48 12 429 95 16
- ・料金: 無料。 博物館、鐘、王墓の見学には、少額の入場料がかかります。
- ・公式サイトURL: http://www.katedra-wawelska.pl/
3.聖フロリアン門
外観は童話に出てくるお城のように可愛らしい門ですが、13世半ばにタタール人から攻撃を受けた後、クラクフの町を守るため14世紀に建てられた門です。現在は旧市街地への主な玄関となっています。クラクフでもっとも人気のある観光地の一つです。
門の名前はポーランドの守護聖人である聖フロリアンにちなんで名づけられました。塔の中央に聖フロリアンのレリーフがあります。
この城門は、旧市街を囲む城壁の北端に聳える頑強な砦に取付けられています。建造されたのは14世紀なので、何度も繰り返された戦闘を見守ってきたことでしょう。 この付近には観光客がひしめいていましたので、きっと歴史遺産に関心を寄せる人々は多いのでしょう。また、集まる観光客を目当に、門の下には楽器を演奏している芸人が立っていました。 尚、面白いことに、城門の隣の…
■ 基本情報
- ・名称: 聖フロリアン門
- ・住所: Ul. Pijarska, Krakow
- ・参考サイトURL: http://ameblo.jp/kawai-n1/entry-11926538684.html
クラクフの町の中心には、「リネク・グウヴヌィ」という広場があります。この広場の中や周囲にある観光スポットを紹介します。
4.織物会館
お土産を買うのに絶好に場所です。中央広場ぼ中にあるマーケットです。名前こそ「織物会館」ですが、それ以外のものもたくさんあります。1階には木製のかわいい玩具、琥珀、切り絵などのクラフト雑貨などのお店がずらりと並んでいます。2階は博物館になっています。織物会館の周辺にはお洒落なカフェやレストランもあるので、休憩にもぴったりです。
旧市街の中央広場の真ん中にあります。1Fにはお土産屋さんがあり観光客でにぎわっていました。また建物の外はレストラン・カフェがあり中央広場をのんびり眺めることができます。地下には博物館もあったり、いろいろ楽しめます。
■ 基本情報
- ・名称: 織物会館
- ・住所: Rynek Główny 1-3, Kraków, ポーランド
- ・アクセス:中央広場内
- ・電話番号: +48 12 433 54 00
- ・公式サイトURL: http://mnk.pl/branch/gallery-of-the-19th-century-polish-art-the-sukiennice-the-c…
5.聖マリア教会
ポーランド南部の都市クラクフの旧市街にある教会で、中央市場広場に面しています。13世紀初めに建造されたゴシック様式の建物で彫刻家ファイト=シュトゥースが手がけた高さ13メートルというヨーロッパ最大級の祭壇画があることで知られています。この教会はラッパが吹き流され、そして演奏の途中で不意に中段するという奇妙な慣習があります。これは中世、モンゴル軍の襲撃に逢った際、ラッパ吹きが危険を周知させるためラッパを吹いている最中に矢で射殺されたという言い伝えから来ています。
プラハのヴィート教会も素晴らしかっですが、聖マリア教会のステンドグラスも素晴らしいものでした。毎正時のラッパも物悲しくて素敵でした。
■ 基本情報
- ・名称: 聖マリア教会
- ・住所: Rynek Glowny 5, Krakow, Poland
- ・アクセス: 礼拝者用の入り口は西側、観光客用の入り口は南側。
- ・営業時間: 11:30-18:00 (月~土)、14:00-18:00 (日)
- ・定休日: 無休
- ・料金:大人 10zl、子供・学生 5zl カメラ・ビデオ撮影 5zl
- ・公式サイトURL: http://www.mariacki.com/index.php/pl/
3.実際に訪れた人の声
街全体が世界遺産。さすがに少し歩くだけでも歴史的建造物に出会えます。季節的にヨーロッパのあちこちからの観光客が多かった。様々なツアーがありましたがセグウェイツアーは初めて見ました。教会のコンサート、大道芸人さん、観光馬車、、、観光地として楽しめる工夫がちりばめられています。
プラハのヴィート教会も素晴らしかっですが、聖マリア教会のステンドグラスも素晴らしいものでした。毎正時のラッパも物悲しくて素敵でした。
4.休憩スポット
Bianca
聖マリア教会のすぐ近くにある、イタリアンレストランです。パスタとワイン、どちらも美味しいです。値段も手ごろで、観光地で食べられるイタリアンとしてはかなり上質のものです。■ 基本情報
- ・名称: Bianca
- ・住所: Plac Mariacki 2, Krakow 31-042, Poland
- ・アクセス: 聖マリア教会のすぐ近く
- ・営業時間: 午前 11:00 – 午後 11:00
- ・定休日: 午前 11:00 – 午後 11:00
- ・電話番号:782-297-715
- ・参考サイトURL: http://ameblo.jp/plodsatomi/entry-12036206467.html
5.合わせて読みたい参考ページ
- ポーランド政府観光局公式サイト
- クラクフを食べ歩く
- Kab-road 車いす海外旅行
6.地図と基本情報
■ 基本情報
- ・名称:クラクフ
- ・アクセス:ワルシャワからIC(特急列車)利用で片道約3時間
- 市内交通: 旧市街の移動は徒歩で十分。トラム・バス利用の際は1回2.5złのチケットが必要。
- ・公式サイトURL:http://krakow.pl/
以上、ポーランドの古都クラクフの紹介でした。序文にも書いた通り、どこか日本の京都を思わせる都市です。壮麗な聖堂あり、有名な絵画があり、そして苦難の歴史を示す博物館あり。クラクフは多彩な顔を持つ、美しい古都です。
素材提供:トリップアドバイザー