国民の保養温泉として指定を受けている八幡平郷。絶え間なく湧き出でる八幡平の温泉は、古くから湯治場として病を癒し、体調を整え、人々に活力を与えてきました。そんな八幡平の秘湯を満喫できるスポットをご紹介いたします。
焼山のふもとに湧き出す玉川温泉。なんとこの温泉の湧出量は毎分9000リットルと日本一。しかも湧出時のお湯の温度は98度とまさに熱湯!!さらには、PH1.2という酸性度も日本一(酸性度はPH7あたりで中性、数値が低いほど強い酸性ということになります)。主成分である塩酸とたっぷりのラジウム効果をもつお湯の威力は、包丁をその湯につけておくと一晩で刃が溶けるほど!豊かな効能は、強力な殺菌作用やラジウムによる低濃度の放射線は放射線ホルミシスの効果があるとも言われています。
そんな玉川温泉の宿は、療養や静養を目的とした湯治宿。先に紹介したような特質な性質の湯にもかかわらず、50%に希釈された温泉から100%源泉かけ流しというディープな温泉までバリエーション豊富な湯に浸かれると人気の宿です。客室は純和室のほか、足腰への負担が少ないベッドタイプなどがあり、マイペースな湯治ライフが可能です。
また、自炊のできる自炊部があったり、サービスの簡素化を行うなど、リーズナブルに長期滞在ができる心遣いも嬉しいところ。
湯質もさることながら、周囲の空気の酸性濃度も結構高め。そのために、腕時計や携帯電話などの貴金属類が腐食しやすく注意する必要が。同じ理由から、マイカーでのアクセスにも気を付ける必要がありそうです。でも、それだけ効能も濃いと言えるので、一度は訪れる価値ありです。
標高約1000メートルの国立公園内に位置するこちらの宿は、新館、本館、湯治村の3タイプがあり、特に湯治村は5棟からなる保養施設で、湯治に最適な環境が整えられています。湯治村は、地熱を利用したオンドル宿舎もあり、湯に入らずとも湯治の効果が得られるそう。
客室は、オーソドックスな客室のほか、湯治村ではオンドル個室、オンドル大部屋など、お好みのスタイルが選べます。自炊も可能で、長期滞在にはとっても便利。
温泉は、露天風呂、泥風呂、火山風呂(気泡浴)、打たせ湯などがあり。湯質は茶色がかった乳白色で中でもイチオシは、頭部を残して箱にすっぽりと収まりながら蒸気を浴びる「箱蒸し風呂」と、大地のミネラル分を豊富に含んだ「泥風呂」。女性の入浴客にも大人気です。
日帰り入浴も可能なので、気軽に湯治が体験できますね。
そんなふけの湯ですが、独特のロケーションの中にある温泉としても有名で、周囲の土地の至るところは大地がむき出しとなり、ところどころにはクレーターのような凹凸とともに湧き上がる湯気やぼこぼこと沸き立つ泥炭には荒涼とした雰囲気さえ感じます。
石で組まれた基礎の上に建てられた木造の建物は、湯治宿の面影を残す味わい深い印象。質素な中にも温かみのある館内は清潔に保たれ、純和室や和洋室など宿泊客のニーズに合わせて選べるようになっています。
温泉は内湯と全5個所の露天風呂、地熱浴のオンドルと3種類。本館に備えられた内湯はシャワー設備はないものの、贅沢にも大木をくりぬいて作られた湯桶に注がれる源泉を桶でくみ上げて使うことができます。それぞれに露天風呂が併設されています。
また、本館から少し離れたところに混浴露天風呂もあり。遮るもののないオープンな露天風呂は解放感たっぷりで、温泉愛好家にも人気のスポットとなっています。
いずれも総ヒバ造りの浴槽で、湯船の底には湯の花が積もり、ディープな温泉浴が楽しめそう。
何とも素朴な山小屋風の宿は、携帯電話もつながらなければテレビも衛星放送の視聴のみ可能という、温泉そのものを楽しむという目的に特化した秘湯と呼ぶにピッタリの宿。客室や館内施設も決して新しかったり、設備が充実しているとは言えないけれども、どこかほっと和ませてくれる懐かしさであふれています。共同のキッチンも併設されており、湯治など長期滞在も可能。
宿周辺にはいくつもの露天風呂が点在し(これらは混浴となっていますが)、オープンエアーの中温泉浴が楽しめます。内湯から直接遊歩道のような通路を歩いて屋外にある好みの露天風呂にアクセスできるという、おおらかなシステムもリピーターに愛される所以。
露天風呂は、直接地面を掘りこんで周囲の枠と床の一部を囲った造りになっており、床板のない部分からはぼこぼこと湧き上がる気泡による天然ジャグジーを満喫できます。湯の底にたまった成分たっぷりの泥炭で泥パックもできちゃいます。
もちろん、男性女性それぞれに専用の内湯や露天風呂もあるのでご安心を。
男女別露天風呂は、それぞれから岩手山一帯の雄大な大自然を臨むことができます。
せっかくなので、こちらへはぜひ宿泊されることをオススメします。ちょっと早起きして露天風呂につかりながら御来光と雲海を拝むことができるのは、24時間入浴が可能な宿泊客の特権!忘れられない一日のスタートとなること間違いなし!
玉川温泉
そんな玉川温泉の宿は、療養や静養を目的とした湯治宿。先に紹介したような特質な性質の湯にもかかわらず、50%に希釈された温泉から100%源泉かけ流しというディープな温泉までバリエーション豊富な湯に浸かれると人気の宿です。客室は純和室のほか、足腰への負担が少ないベッドタイプなどがあり、マイペースな湯治ライフが可能です。
また、自炊のできる自炊部があったり、サービスの簡素化を行うなど、リーズナブルに長期滞在ができる心遣いも嬉しいところ。
湯質もさることながら、周囲の空気の酸性濃度も結構高め。そのために、腕時計や携帯電話などの貴金属類が腐食しやすく注意する必要が。同じ理由から、マイカーでのアクセスにも気を付ける必要がありそうです。でも、それだけ効能も濃いと言えるので、一度は訪れる価値ありです。
■ 基本情報
- ・名称: 玉川温泉
- ・住所: 秋田県仙北市田沢湖玉川
- ・アクセス: 夏期(4月下旬〜11月下旬)
- 冬期(11月下旬〜4月下旬)R341の田沢湖側二神館⇔鹿角側澄川間が冬期通
- 行止めのため、バスなどの公共交通機関を利用
- ・電話番号: 0187-58-3100
- ・料金: 7884円~
- ・公式サイトURL: http://www.tamagawa-onsen.jp/
後生掛温泉
後生掛温泉の源泉は約83度の酸性の硫黄泉。昔から「馬で来て下駄で帰る後生掛」と謳われたほど効能も高く、湯治場としても有名です。標高約1000メートルの国立公園内に位置するこちらの宿は、新館、本館、湯治村の3タイプがあり、特に湯治村は5棟からなる保養施設で、湯治に最適な環境が整えられています。湯治村は、地熱を利用したオンドル宿舎もあり、湯に入らずとも湯治の効果が得られるそう。
客室は、オーソドックスな客室のほか、湯治村ではオンドル個室、オンドル大部屋など、お好みのスタイルが選べます。自炊も可能で、長期滞在にはとっても便利。
温泉は、露天風呂、泥風呂、火山風呂(気泡浴)、打たせ湯などがあり。湯質は茶色がかった乳白色で中でもイチオシは、頭部を残して箱にすっぽりと収まりながら蒸気を浴びる「箱蒸し風呂」と、大地のミネラル分を豊富に含んだ「泥風呂」。女性の入浴客にも大人気です。
日帰り入浴も可能なので、気軽に湯治が体験できますね。
■ 基本情報
- ・名称: 後生掛温泉
- ・住所: 秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林内
- ・アクセス:JR花輪線で八幡平駅下車。そこから八幡平頂上行きバス50分
- ・日帰り入浴: 8:00〜17:00 入浴料金500円(税込)
- ・電話番号: 0186-31-2221
- ・公式サイトURL: http://www.goshougake.com/
源泉・秘湯の宿 ふけの湯
八幡平で最古の温泉とも言われるのがこちらのふけの湯。かつては湯治場として13棟もの規模を誇っていましたが、現在は旅館としての営業を残すのみ。そんなふけの湯ですが、独特のロケーションの中にある温泉としても有名で、周囲の土地の至るところは大地がむき出しとなり、ところどころにはクレーターのような凹凸とともに湧き上がる湯気やぼこぼこと沸き立つ泥炭には荒涼とした雰囲気さえ感じます。
石で組まれた基礎の上に建てられた木造の建物は、湯治宿の面影を残す味わい深い印象。質素な中にも温かみのある館内は清潔に保たれ、純和室や和洋室など宿泊客のニーズに合わせて選べるようになっています。
温泉は内湯と全5個所の露天風呂、地熱浴のオンドルと3種類。本館に備えられた内湯はシャワー設備はないものの、贅沢にも大木をくりぬいて作られた湯桶に注がれる源泉を桶でくみ上げて使うことができます。それぞれに露天風呂が併設されています。
また、本館から少し離れたところに混浴露天風呂もあり。遮るもののないオープンな露天風呂は解放感たっぷりで、温泉愛好家にも人気のスポットとなっています。
いずれも総ヒバ造りの浴槽で、湯船の底には湯の花が積もり、ディープな温泉浴が楽しめそう。
■ 基本情報
- ・名称: 蒸の湯温泉 ふけの湯
- ・住所: 秋田県鹿角市八幡平熊沢ふけのゆ温泉
- ・アクセス: 秋田新幹線田沢湖駅下車、八幡平頂上行きバス約2時間。
- ・日帰り入浴: 8:00 ~ 17:00 大人料金(税込)600円 子供料金(税込)300円
- ・電話番号: 0186-31-2131
- ・公式サイトURL: http://www.ink.or.jp/~fukenoyu/index.html
藤七温泉 彩雲荘
こちらは海抜1400メートルの高地に位置し、東北一の標高を誇る秘湯です。何とも素朴な山小屋風の宿は、携帯電話もつながらなければテレビも衛星放送の視聴のみ可能という、温泉そのものを楽しむという目的に特化した秘湯と呼ぶにピッタリの宿。客室や館内施設も決して新しかったり、設備が充実しているとは言えないけれども、どこかほっと和ませてくれる懐かしさであふれています。共同のキッチンも併設されており、湯治など長期滞在も可能。
宿周辺にはいくつもの露天風呂が点在し(これらは混浴となっていますが)、オープンエアーの中温泉浴が楽しめます。内湯から直接遊歩道のような通路を歩いて屋外にある好みの露天風呂にアクセスできるという、おおらかなシステムもリピーターに愛される所以。
露天風呂は、直接地面を掘りこんで周囲の枠と床の一部を囲った造りになっており、床板のない部分からはぼこぼこと湧き上がる気泡による天然ジャグジーを満喫できます。湯の底にたまった成分たっぷりの泥炭で泥パックもできちゃいます。
もちろん、男性女性それぞれに専用の内湯や露天風呂もあるのでご安心を。
男女別露天風呂は、それぞれから岩手山一帯の雄大な大自然を臨むことができます。
せっかくなので、こちらへはぜひ宿泊されることをオススメします。ちょっと早起きして露天風呂につかりながら御来光と雲海を拝むことができるのは、24時間入浴が可能な宿泊客の特権!忘れられない一日のスタートとなること間違いなし!
■ 基本情報
- ・名称: 藤七温泉 彩雲荘
- ・住所: 岩手県八幡平市松尾寄木北の又 藤七温泉 彩雲荘
- ・アクセス: 盛岡駅より蓬莱境行きのバスに乗り約2時間
- ・日帰り入浴: 8:00~18:00 大人600円 小学生以下300円 広間利用での日帰り入浴1140円
- ・電話番号: 090-1495-0950(衛星電話)
- ・公式サイトURL: http://www.toshichi.com/index.html